第4章 四領域の教育課程と修士論文
大阪大学 大学院 基礎工学研究科 物質創成専攻の院試対策講座から、規程上の30単位と2026年度領域別科目を分け、2027年度へ無条件に流用しません。
- 執筆・編集
- 院試クラウド編集部
- 公開日
- 最終更新
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 公開本文
- 1,552字
- 参照資料
- 11件
修了要件を授業・研究指導・論文審査に分ける
授業、研究指導、修士論文を確認し、GPAとシラバスについて公式資料で分かる範囲を整理します。
専攻の下に領域、講座、研究グループがある
専攻公式ページ、研究室一覧、研究科規程を照合しました。
物質創成専攻の4領域には、電子相関物理、ナノ量子物理、合成化学、機能化学、反応化学工学、環境・エネルギーシステム、生物プロセス工学、新物質創製、微小物質ダイナミクスなどの講座・研究グループがあります。募集要項は志望領域、専攻・研究室一覧は研究グループ、学生便覧は履修科目をそれぞれ掲載しています。これらの公式資料には、研究グループと入試の8専門科目を1対1で対応させる表はありません。
博士前期課程は2年、学位は修士(工学)
研究科規程、履修案内、学位規程に基づきます。
研究科規程は博士課程を前期2年と後期3年に区分します。前期課程では授業科目と学位論文作成などの研究指導を受け、所属領域の所定必修を含む30単位以上を修得します。学位論文を提出し、審査と最終試験に合格する必要があります。大阪大学学位規程の表では、基礎工学研究科の修士に付記する専攻分野は工学です。この組み合わせの学位表記は「修士(工学)」です。
修了には単位・修士論文・最終試験が必要
研究科規程、履修方法、学位論文評価基準を組み合わせています。
学生には指導教員が定められ、その研究指導を受けます。修了には30単位以上に加え、修士論文の提出、論文審査、最終試験が必要です。最終試験は論文と関連科目を中心に筆記または口頭試問で行うと規程にあります。修士論文評価基準は、専攻分野の研究能力または高度専門職に必要な能力、分野への寄与、明確な記述、領域の発表会・審査会での発表と討論を求めます。
2026年度は四領域とも合計30単位以上
根拠:2026年度学生便覧PDFの119~130ページ(4領域の修了要件)
2026年度学生便覧の物性物理工学、機能物質化学、化学工学、未来物質の各表では、合計30単位以上、専門教育科目の基盤科目20単位以上、境界科目2単位以上、高度国際性涵養教育科目1単位以上、高度教養教育科目1単位以上という要件を確認できます。各領域の研究・ゼミナール等の必修登録も必要です。これは2026年度便覧の事実であり、2027年度の科目名、担当、開講期が同じだと保証する資料ではありません。
量子物性、合成、プロセス、分光へ広がる科目
2026年度学生便覧の科目表と専攻の研究内容を照合しました。
2026年度の例では、機能物質化学に機能物質表面化学、生体機能化学、有機合成化学、構造有機化学、超分子化学、リサーチプロポーザルがあります。化学工学には触媒設計論、物性・反応量子化学、材料プロセス工学、生物材料設計学、分子集合系化学があります。未来物質にはMolecular Nanotechnology、分子機能化学、ミクロ分子分光学、極限物質科学があります。履修は研究テーマと修了区分を指導教員と調整する仕組みです。
GPAは2026年度大学院入学者から導入
2026年度学生便覧PDFの108ページにあるGPA説明に基づきます。
2026年度学生便覧は、大学院のGPA制度を2026年度入学者から導入すると説明しています。評語A+からFまでにグレードポイントを割り当て、履修成果を数値化する制度です。学生便覧には、入試時の成績証明書をこのGPA式で換算することや、GPAを合否判定の配点へ直結させるという記載はありません。入学後の2027年度運用は、2026年度便覧では確定していません。
2027年度の個別授業はまだ確認できない
確認範囲:2026年9月5日時点の大学公式公開資料
2026年9月5日現在、大阪大学の公開シラバスを検索しましたが、物質創成専攻の2027年度個別授業について、概要、授業計画、評価方法、開講学期は確認できませんでした。これは、授業やシラバスが存在しない、非公開である、開講されないという意味ではありません。2026年度学生便覧の科目名は過年度例です。2027年度の授業内容、担当、開講学期の確定には、同年度の便覧、時間割、個別シラバスが必要です。
入試基礎を研究の工程へ結び付ける
公式の領域・科目を材料にした本書独自の学習提案です。
入試対策で学び直す基礎を、入学後の研究でどう使うかまで考えます。量子・統計なら、定義と導出を測定量や物性へ対応させます。有機・無機なら、構造、反応、分析、機能を同じ試料でつなぎます。化学工学なら、物質やエネルギーの出入り、熱や物質の移動、反応条件、装置を大型化するときの制約を整理します。分光なら、どれほど短い時間差を見分けられるか、信号の読み方、装置、解析法、誤差の原因を分けます。これは4領域の公式科目と研究内容から本書が作る学習地図で、大学の履修指定ではありません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 2027年度 博士前期課程学生募集要項 一般選抜
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年4月発行|確認:2026-09-05|参照箇所:全9ページ。PDFの2~9ページ。113人、領域、第2志望、英語証明、出願、専門I・II、面接、発表、費用、成績開示。
- 物質創成専攻
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:4領域、講座、研究グループ、掲載教員、領域主任を確認できる公式ページ。設備・試料の利用条件と、研究室別の2027年度指導・所属・受け入れ条件は確認できない。
- 大阪大学大学院基礎工学研究科規程
大阪大学|資料:2026年4月1日施行改正|確認:2026-09-05|参照箇所:第2~6条、第11条。前期2年、領域、研究指導、30単位、論文審査、最終試験。
- 2026年度 大学院学生便覧
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年度|確認:2026-09-05|参照箇所:PDFの29、33、106、108、119~130ページ。研究指導、GPA、各領域の科目・修了要件。
- 博士前期課程の履修方法
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:30単位以上、研究指導、修士論文提出、論文審査・最終試験。
- 基礎工学研究科における学位審査及び学位論文評価基準
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:PDFの1ページ。修士論文の研究能力、専門性、分野への寄与、記述、発表・討論。
- 大学院授業科目シラバス
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:大阪大学の公開シラバス検索システム「KOAN」への公式入口。同日に公開シラバスを検索したが、2027年度個別授業の詳細は確認できない。
- 各専攻・領域の研究内容 2026年7月現在
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年7月現在|確認:2026-09-05|参照箇所:PDF1ページ。物質創成専攻の研究内容、夛田教授の2028年3月退職予定、氏名未記載の新教授欄を掲載。研究室別の2027年度指導・所属・受け入れ条件は確認できない。
- 倉持光 研究者総覧
大阪大学|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:物質創成専攻未来物質領域教授、フェムト秒時間分解ラマン分光、2026年の論文情報を掲載。2027年度の担当授業・時間割、設備・データ利用条件、指導・所属・受け入れ条件は確認できない。
- 研究室一覧
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:専攻・領域別の研究室への公式導線。研究室ごとの設備・試料の利用条件と、2027年度の指導・所属・受け入れ条件は確認できない。
- 大阪大学学位規程
大阪大学|資料:2025年4月1日施行|確認:2026-09-05|参照箇所:修士の学位と基礎工学研究科で付記される専攻分野『工学』。