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出典付き・公開プレビュー

第3章 大学公式の2026年度化学I・IIを答案訓練に使う

大阪大学 大学院 基礎工学研究科 物質創成専攻の院試対策講座から、2026年度問題の構成を確認し、2027年度問題や公式解答と取り違えずに演習へつなげます。

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公式問題から解答で求められる考え方や計算を抜き出す

問題本文を読み、入学年度と試験実施年の違い、公式解答と採点基準を確認できていないことを示します。

大学公式の事実

2026年9月5日に確認できた最新公開は2026年度入試

化学公式過去問ページと研究科入試ページを照合しました。

化学の公式ページは2026年度から2022年度までの化学I・IIを掲載し、2026年度入試を2025年8月実施と明記しています。2026年8月に実施された2027年度一般選抜の問題は、2026年9月5日時点の同ページに掲載されていません。「2026年度問題」は2026年度入学向け、「2026年に実施した2027年度問題」は2027年度入学向けで、入学年度と実施年が異なります。

大学公式の事実

化学Iは5問をすべて解答する全6ページ構成

全ページを確認した大学公式の2026年度化学I問題の構成です。

大学公式の2026年度化学Iは全6ページで、冊子は全問題に解答するよう指示しています。第1問は反応の速さを式で表す反応速度論、反応途中の物質の濃度がほぼ変わらない定常状態、温度による速さの変化を扱うArrhenius式です。第2問は沸点と、物質がどちらへ移動・反応しやすいかを考える尺度である化学ポテンシャル、沸点上昇を扱います。第3問は分子内の電子の分布を考える分子軌道、元素の酸化状態間の標準電位を並べるLatimer図式、電子を取り去るのに必要なイオン化エネルギーです。第4・第5問は芳香族反応、有機合成、原子核の信号から分子構造を読む核磁気共鳴法(NMR)、反応機構、環状電子系が不安定になる反芳香族性を扱います。

大学公式の事実

化学IIは電気化学から高分子まで5問必答

大学公式の化学II問題と募集要項の範囲を照合しました。

大学公式の2026年度化学IIは全7ページで、こちらも全問題に解答する形式です。第1問は水中の有機物量の目安となる化学的酸素要求量(COD)、酸化還元、電気化学、滴定を扱います。第2・第3問は、酸素分子と、中心金属に分子・イオンが結び付く遷移金属錯体、金属を二つの環状分子で挟むメタロセンの分子軌道が中心です。第4問はエリスロマイシン中間体の有機合成、第5問は対になっていない電子(不対電子)をもつ化学種であるラジカルによって水素をハロゲンへ置き換えるラジカルハロゲン化と、小分子をつないで高分子を作る重合です。募集要項で化学IIに高分子化学が加わることと、実際の問題構成を別資料から照合できます。

本書による説明

公式解答と詳しい採点基準は、確認した資料に未掲載

確認範囲:本書が2026年9月5日に確認した大学公式の過去問一覧と問題冊子(公式解答と詳しい採点基準は未確認)。

2026年9月5日時点で、専攻公式の過去問一覧と2026年度化学I・IIの問題冊子では、独立した公式解答と詳しい採点基準を確認できませんでした。これらの資料で確認できなかったからといって、ほかの資料にも公式解答や採点基準がないという意味ではありません。本書の解答例は大学公式の解答ではありません。問題冊子の指示と、本書が作る解法例を同じ「公式解答」として表示しません。

本書の提案

設問を知識・操作・検算へ分ける

大学公式の2026年度問題の分野を題材にした本書独自の整理法です。

化学Iの反応速度なら、知識は速度式と、反応途中の物質の濃度がほぼ変わらないとみなす定常状態近似です。操作は連立式を整理すること、検算は式の左右で単位が合うか(次元)と、値を極端に小さく・大きくしたときにも式が不自然にならないか(極限)の確認です。化学IIの滴定なら、知識は酸化数と、反応に必要な物質量の比である当量、操作は電子数・物質量の対応、検算は符号と有効数字です。有機合成なら反応名を列挙するだけでなく、結合の生成・切断、試薬の役割、反応が分子のどの位置で起こりやすいかを表す位置選択性を矢印で追います。この分類は本書の復習法であり、大学が公表した採点項目ではありません。

本書の提案

180分を再現して記録する

試験時間と公式問題を使う本書独自の訓練案です。

初回は資料を見ずに180分で解き、各問の開始・中断・終了時刻を書きます。終了後、未着手、方針のみ、計算途中、完答を区別し、教科書へ戻る箇所を一つに絞ります。二回目は一週間後に同じ問題を解き、解答時間と説明の欠落が減ったか比較します。過去問一回の得点から合否を予測せず、公式解答がない以上、式変形、単位、原理、反応機構を複数の標準資料で検算する運用です。

本書による説明

問題の要約と本書の解答は出所を分ける

著作物の転載を避け、公式問題と編集解説を区別する本書の説明です。

大学公式として示せるのは、問題冊子に書かれた設問、条件、選択指示、ページ数です。本書が示す数値、反応機構、答案順序、誤答例は、大学公式の解答・採点基準ではありません。公開プレビューでは設問本文を長く複製せず、何を読む問題かを要約します。完成版で解法を示す場合も「本書による解答例」と明記し、別の合理的解法があり得ること、採点者が同じ配点を与える保証がないことを添えます。

本書の提案

4行の誤答記録を残す

大学の模範解答や採点基準ではない、本書独自の復習様式です。

各誤答は、①見落とした条件、②使う原理、③正答に必要な最小限の計算、④次に同じ誤りを防ぐ確認手順、の4行で記録します。例えば温度単位を摂氏のまま代入したなら、「熱力学式へ入れる前にKへ変換」と書きます。NMRなら積分比、化学シフト、分裂を別欄にします。公式問題を使い、問題の読み取りから検算までを同じ手順でやり直せるようにします。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 大学院入試情報

    大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:2027年度一般選抜は募集終了、2028年度情報は2027年4月下旬頃掲載予定、紙の願書入手方法、8専門科目の過去問導線。

  • 2027年度 博士前期課程学生募集要項 一般選抜

    大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年4月発行|確認:2026-09-05|参照箇所:全9ページ。PDFの2~9ページ。113人、領域、第2志望、英語証明、出願、専門I・II、面接、発表、費用、成績開示。

  • 2026年度 大学院学生便覧

    大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年度|確認:2026-09-05|参照箇所:PDFの29、33、106、108、119~130ページ。研究指導、GPA、各領域の科目・修了要件。

  • 過去の大学院入試問題 化学

    大阪大学大学院基礎工学研究科 機能物質化学領域|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:2026~2022年度の化学I・IIへの公式導線。2026年度は2025年8月実施と明記され、独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。

  • 2026年度入試 化学I

    大阪大学大学院基礎工学研究科 機能物質化学領域|資料:2025年8月実施・2026年度入学|確認:2026-09-05|参照箇所:全6ページ、5問すべてに解答。反応速度、熱力学、無機・量子、有機反応・構造決定を扱い、独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。

  • 2026年度入試 化学II

    大阪大学大学院基礎工学研究科 機能物質化学領域|資料:2025年8月実施・2026年度入学|確認:2026-09-05|参照箇所:全7ページ、5問すべてに解答。電気化学、分子軌道、錯体、有機合成、高分子を扱い、独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。