第4章 指導教員候補―氏名・授業・研究・指導課程
東京大学 大学院教育学研究科 総合教育科学専攻 教育社会科学専修 比較教育社会学コースの院試対策講座から、教員の専門と研究計画を照合します。研究の近さと受入れ可否は分けて扱います。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月26日
- 公開本文
- 2,555字
- 参照資料
- 9件
公開資料で論文指導を確認できる教員候補を比較する
役職、専門、2026年度授業、現在の研究、修士・博士の論文指導を一人ずつ確認します。
本書による説明|本田由紀―専門・授業・現在の研究
本書による説明です。複数の一次資料を受験生向けに読みほどいています。
本田由紀教授の専門は教育社会学です。公式プロフィールは、家族と教育、教育と仕事、仕事と家族の関係を主な研究対象とし、家庭教育への圧力と格差、学校から職業への移行、仕事の不安定化と家族形成などを扱うと説明しています。2026年度は「現代日本社会における教育・仕事・家族」を担当し、文献・統計・事例を読みながら、教育拡大、ジェンダー、地域移動、労働市場、移民などを検討します。研究計画が若者の移行、教育と雇用、家族背景、職業教育、社会政策に関わる場合の指導候補です。公開資料で確認できる共通の研究環境は図書室と授業・論文指導であり、個別の未公開データの利用は保証されていません。2026年度便覧では、本田教授が修士課程用と博士後期課程用の教育社会学論文指導を担当しています。両課程の指導候補として確認できますが、2027年度の個別受入人数は公表されていません。
本書による説明|中村高康―専門・授業・現在の研究
本書による説明です。複数の一次資料を受験生向けに読みほどいています。
中村高康教授の専門は比較教育システム論と教育社会学です。大学入試、高校生の進路選択、社会階層と教育制度、地域差、メリトクラシー、専門学校・短期大学を含む短期高等教育を研究し、量的研究に加えて質的研究を組み合わせる方法も重視しています。2026年度便覧には「教育社会学の古典を読む」などが掲載されています。中村教授、多喜准教授らの2023年論文は、感染症流行期の教育調査を事例に、研究成果を政策へ用いる際の研究者の役割、効果の違い、探索的な証拠収集を論じました。入試、進路、教育制度、階層、政策と研究の関係を扱う計画に適合しやすい候補です。2026年度便覧では、修士課程用と博士後期課程用の比較教育システム論論文指導を担当しています。両課程の指導候補ですが、個別データと2027年度の受入可否は未公表です。
本書による説明|仁平典宏―専門・授業・現在の研究
本書による説明です。複数の一次資料を受験生向けに読みほどいています。
仁平典宏教授の専門は教育社会学です。公式プロフィールは、公共サービスの民営化の中でNPOや市民活動が担う役割と危険、社会保障を人的資本投資として組み替える動き、それらが包摂と排除に与える影響を研究対象として示しています。2026年度の「市民社会・国家・教育」は、国家、市民社会、教育、福祉を理論と具体例から考える授業です。子どもの貧困、学習支援、若者支援、NPO、ボランティア、社会保障、ケアを扱う研究では、活動を善意として称賛するだけでなく、制度が誰へ責任を負わせ、誰を対象外にするかまで問う必要があります。2026年度便覧では、修士課程用と博士後期課程用の教育社会学論文指導を担当しています。両課程の指導候補です。共通施設は利用できますが、特定のNPOや調査先を紹介してもらえるとは公表されていません。
本書による説明|額賀美紗子―専門・授業・現在の研究
本書による説明です。複数の一次資料を受験生向けに読みほどいています。
額賀美紗子教授の専門は比較教育学です。国際移動する子どもと家族を中心に、学校生活、家族の教育戦略、アイデンティティ、ジェンダー、エスニシティ、階層、学力が交わる過程を日米の調査などから研究しています。2026年度便覧には「質的方法論研究」「グローバリゼーションと教育」などが掲載されています。移民・外国人児童生徒、多文化教育、市民性教育、家族戦略、国際移動を扱い、聞き取りや観察を用いる計画の候補です。国や文化を固定的な性質として比較せず、制度、家庭、学校で何が起きるかを資料から説明する視点が必要です。2026年度便覧では、修士課程用と博士後期課程用の比較教育学論文指導を担当しています。両課程の指導候補ですが、調査地域や参加者への紹介、2027年度の受入人数は公開されていません。
本書による説明|多喜弘文―専門・授業・現在の研究
本書による説明です。複数の一次資料を受験生向けに読みほどいています。
多喜弘文准教授の専門は高等教育論です。教育機会の不平等が生じる仕組みを、日本、ドイツ、アメリカ、東アジアの制度差から検討し、近年は専門学校や短期大学の社会的位置と変化にも注目しています。2026年度便覧には「教育と不平等の社会学Ⅰ」があります。中村教授らとの2023年論文では、教育調査を政策形成へ生かす過程を検討しました。高等教育への進学、学校種別、教育機会、短期高等教育、国際比較、量的データを扱う計画の指導候補です。比較の単位と変数の意味をそろえ、制度差が結果へ作用する経路を示す必要があります。2026年度便覧では、修士課程用と博士後期課程用の高等教育論論文指導を担当しています。両課程の指導候補ですが、個人別の利用可能データと受入人数は未公表です。
本書による説明|荻巣崇世―専門・授業・現在の研究
本書による説明です。複数の一次資料を受験生向けに読みほどいています。
荻巣崇世准教授の専門は比較教育学です。カンボジアを主な研究の場とし、国際的に似た制度や政策が広がる一方で、教室で教えること・学ぶことの意味がどのように変化するか、教師を目指す若者の教師像が改革の中でどう変わるかを研究しています。2026年度便覧には「比較教育学の理論と方法」があります。2025年の共著論文は、JICAのカンボジア教師教育協力を対象に、研究と実務が異なる目標と時間の中で動くこと、両者の対話が必要であることを論じます。教師教育、国際教育協力、政策移転、カンボジア、授業実践の文化的意味を扱う計画の候補です。2026年度便覧では、修士課程用と博士後期課程用の比較教育学論文指導を担当しています。両課程の指導候補ですが、海外調査先の提供は保証されず、言語、倫理、費用、現地協力を含む実施可能性が必要です。
大学が公表していない情報|個人別の設備利用と2027年度受入れ
大学が公表していない情報です。閲覧した一次資料からは確定できません。
2027年度募集要項、2026年度便覧、コースの教員紹介、関連施設ページには、教員別に使える実験室・機器・未公開データ・学外調査先を保証する一覧がありません。また、2027年度に各教員が修士学生を何人受け入れるかも個人別には公表されていません。共通施設の存在から、特定教員の指導を選べば特定設備やデータを必ず使えると推測することはできません。
本書による説明|研究計画との照合方法
本書による説明です。複数の一次資料を受験生向けに読みほどいています。
教員名を先に選ぶのではなく、研究計画を「現象」「分析単位」「理論」「資料」「方法」の五点に分けます。例えば不登校を扱う場合、本田教授なら家族・学校・仕事への移行、仁平教授なら福祉と教育支援、多喜准教授なら進学機会の不平等、額賀教授なら移民家庭と学校文化という別の問いになります。同じ語を使っても研究の中心は違います。公式プロフィールと直近の授業・論文を読み、自分の計画と一致する点を二つ、異なる点を一つ書きます。研究対象が近いだけで受入れが決まるわけではないため、出願前面談では、予定資料と方法がコースの指導環境で実行可能かを具体的に尋ねます。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 2026年度 東京大学大学院教育学研究科便覧
東京大学大学院教育学研究科|資料:2026年4月(2026年4月~2027年3月の授業科目表)|確認:2026-08-26|参照箇所:教育-10~11頁の2026年4月1日以後入学者用修了要件表、教育-33~44頁の授業科目表、教育-45~46頁の教員氏名
- 関連施設
東京大学大学院教育学研究科・教育学部|資料:現行ページ(2026年8月26日閲覧)|確認:2026-08-26|参照箇所:教育学部図書室、学校教育高度化・効果検証センター等の施設紹介
- 東京大学大学院教育学研究科・教育学部図書室 利用案内
東京大学大学院教育学研究科・教育学部図書室|資料:現行ページ(2026年8月26日閲覧)|確認:2026-08-26|参照箇所:教育学研究科・教育学部所属者の利用区分、館内設備、学位論文利用
- 比較教育社会学コース
東京大学大学院教育学研究科・教育学部|資料:現行コース紹介(2026年8月26日閲覧)|確認:2026-08-26|参照箇所:コースの特色・内容、教育社会学・比較教育学・高等教育研究、教育研究の方法
- 比較教育社会学コース スタッフ紹介
東京大学大学院教育学研究科・教育学部|資料:現行スタッフ一覧(2026年8月26日閲覧)|確認:2026-08-26|参照箇所:本田由紀、中村高康、仁平典宏、額賀美紗子、多喜弘文、荻巣崇世の役職・専門・研究説明
- 2026年度 現代日本社会における教育・仕事・家族
東京大学授業カタログ|資料:2026年度版・2026年4月20日更新|確認:2026-08-26|参照箇所:科目番号23-212-02、担当教員、授業目標、授業計画、方法、評価
- 2026年度 市民社会・国家・教育
東京大学授業カタログ|資料:2026年度版(2026年8月26日閲覧)|確認:2026-08-26|参照箇所:科目番号23-212-01、担当教員、授業目標、授業計画
- 教師教育分野における研究と実務の関係―JICAによるカンボジアの教師教育協力を対象に―
J-STAGE/国際開発学会|資料:2025年、34巻1号、35~49頁|確認:2026-08-26|参照箇所:著者、所属、書誌情報、要旨、本文PDF
- コロナ禍の教育調査とEIPM―行政と研究者の相互学習によるエビデンス形成
J-STAGE/日本教育社会学会|資料:2023年、112巻、5~29頁|確認:2026-08-26|参照箇所:著者、所属、書誌情報、要旨、本文PDF