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第4章 教員と研究室を一次資料で読む

九州大学 大学院工学府 化学工学専攻の院試対策講座から、細胞、電池、高分子を対象・操作・測定・解析で比較します。

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第4章 教員と研究室を一次資料で読む

現行教員一覧と査読論文を使い、受入れ保証とは切り離して研究を具体化します。

大学公式の事実

大学公式の事実:上平正道教授は生物化学工学を研究する

専攻公式の現行研究室・教員一覧を使用しました。

上平正道教授は化学工学専攻の生物化学工学研究室に掲載されています。研究内容は、バイオ医薬品を生産する細胞、トランスジェニック鳥類、遺伝子導入、再生医療・人工臓器、環境に応答する遺伝子発現などです。掲載は現行研究活動の確認で、2027年度の受入れ保証ではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実:井上元教授は電池とプロセスシステムを研究する

専攻公式研究室一覧と2026年度個別シラバスを照合しました。

井上元教授はプロセスシステム工学研究室に掲載されています。研究内容は、次世代電池の計算・計測・データ連携、劣化予測、電解電極、プロセスインフォマティクス、多孔体設計です。2026年度シラバスではプロセスシステム工学特論の担当も確認できます。

大学公式の事実

大学公式の事実:三浦佳子教授は生物機能材料工学を研究する

専攻公式の現行研究室・教員一覧を使用しました。

三浦佳子教授は生物機能材料工学研究室に掲載されています。研究内容は、糖鎖高分子による病原体除去、固定化触媒と反応器、光触媒を使う高分子反応、プラスチック抗体などです。研究室掲載は研究分野の確認で、学生ごとのテーマや受入人数を示しません。

本書による説明

本書による説明:細胞選抜研究は一個の細胞を捕まえ、測り、回収する

査読論文の方法と目的を、対象・操作・測定へ分解しました。

上平教授らを含む2024年論文は、抗体を多く分泌するCHO細胞を一個ずつハイドロゲルビーズへ閉じ込め、捕捉し、選別後に回収できる方法を報告しています。ビーズは還元条件へ応答して壊せるため、選んだ細胞を次の培養へ戻せます。研究の対象は細胞、操作は封入と還元、測定は抗体生産量、設計上の問いは高生産細胞を損なわず回収できるかです。

本書による説明

本書による説明:電池研究は多孔質構造を計算と実験で設計する

査読論文の設計変数、方法、評価指標を整理しました。

井上教授らの2022年論文は、水素の気泡を鋳型にした電析で多孔質金属集電体を作り、数値モデルと実験を組み合わせて傾斜構造を設計しています。論文は最適構造が比較対象より30%高い導電性を示したと報告します。研究の対象は孔を持つ金属、操作は電析条件、測定は構造と導電性、解析は電気と物質の流れです。結果は研究例であり、受験者が同じテーマを担当する保証ではありません。

本書による説明

本書による説明:固定化光触媒は連続反応と分離を同時に考える

一つの査読論文を、反応器内の流れ・反応・分離という軸で整理しました。

三浦教授らを含む2024年論文は、ポルフィリン光触媒をシリカ粒子へ固定し、粒子を詰めた流通反応器で可視光PET-RAFT重合を連続実施しています。触媒を固定することで製品への漏出を抑える設計です。この研究は、反応を進める触媒、液体を流す反応器、生成物から触媒を分ける操作を一つの装置設計として扱う化学工学の例です。論文が報告する研究例であり、受験者の配属テーマを示すものではありません。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:2027年度の受入れ、設備利用、教員別授業は保証されない

現行掲載、年度別授業、学生受入れ・設備を別の情報として扱っています。

公式研究室一覧から現職教員と研究内容は確認できますが、2027年度に上平・井上・三浦各教授が何人の修士学生を受け入れるか、志願者が論文にある装置を使えるか、どの研究テーマを担当するかは公表されていません。井上教授の2026年度担当授業は個別シラバスで確認できますが、上平・三浦各教授を含む2027年度の最終担当科目は未公表です。

本書の提案

本書の提案:研究室を対象・操作・測定・解析の四列で比べる

一次論文と研究室情報を志望理由へつなげる比較方法です。

候補研究室ごとに、①何を対象にするか、②どの条件を操作するか、③何を測るか、④どの式・計算・統計で解析するかを一枚にします。細胞なら培養と分子生物学、電池なら電気化学と多孔体輸送、高分子反応なら触媒と流通反応器が必要です。そのうえで、学部で経験した方法、修士で新たに学びたい方法、出願前相談で確認する受入れとテーマの決め方を分けて質問します。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。