第5章 二コースの研究領域と近年研究
大阪大学 大学院 工学研究科 物理学系専攻の院試対策講座から、精密工学の荻博次教授、応用物理学の藤田克昌教授を研究例として扱います。
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- 院試クラウド編集部
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- 2027年度
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第5章 二コースの研究領域と近年研究
二人の教員を順位付けせず、研究対象・方法・近年論文をコース別に読みます。
精密工学と応用物理学は異なる研究群を持つ
工学研究科の専攻・講座別研究室総覧に掲載された構成と研究分野です。
工学研究科の研究室総覧は、物理学系専攻の下に精密工学講座と応用物理学講座を分けて掲載しています。精密工学では計測、加工、材料、ナノ・マイクロ等、応用物理学では光、物性、生体・分子計測等に関係する研究室が紹介されています。
精密工学の教員例:荻博次教授
研究者総覧、2026年度教育課程表、精密工学研究室総覧に基づく現職・専門・担当科目の例です。受入れ可否は示しません。
大阪大学研究者総覧では、荻博次氏は工学研究科物理学系専攻の教授です。研究キーワードには圧電材料、弾性定数、超音波、バイオセンサ、ナノメカニクスが挙げられています。2026年度教育課程表には「超音波工学」の担当として氏名が掲載されています。
本書による説明:質量負荷で伝搬経路を切り替える研究
一次論文の内容を本書が要約し、入試との境界を示しました。
荻博次教授が共著者となった2026年のJapanese Journal of Applied Physics論文を本書で要約します。研究では、音や弾性波の進み方を周期構造で制御する「フォノニック結晶」を使います。異なる構造の境界に生じる波(界面モード)に物質が付着すると、周波数と波数の関係(分散関係)が変わります。その変化を利用し、一定の周波数で波の進む経路を切り替えて、付着した物質を検出する仕組みを提案しました。書誌は65巻3号03SP30、DOIは10.35848/1347-4065/ae3772です。入試問題や配属テーマを予告する論文ではありません。
応用物理学の教員例:藤田克昌教授
研究者総覧、公式研究室ページ、2026年度教育課程表に基づく現職・専門・担当科目の例です。受入れ可否は示しません。
大阪大学研究者総覧では、藤田克昌氏は工学研究科物理学系専攻の教授です。公式研究室ページは、応用物理学コースにおける顕微計測と、光の散乱から分子情報を調べるラマン計測の研究を紹介しています。2026年度教育課程表には「光量子工学」の担当として藤田克昌教授の氏名が掲載されています。
本書による説明:水由来背景を抑えたラマン像
一次論文の内容を本書が要約し、入試との境界を示しました。
藤田克昌教授が共著者となったBiomedical Optics Express論文を本書で要約します。ラマン顕微鏡は、分子に光を当てたときに生じるわずかな波長変化を使い、試料内の物質分布を画像化する装置です。この研究では、複数の線状照明を使って水由来の背景信号を抑え、生きた細胞を短時間に多数撮影できることを示しました。書誌は2026年17巻1号160~171ページ、DOIは10.1364/BOE.578769です。応用物理学における光計測の一例であり、論述問題の題材や入学後の担当テーマを示しません。
本書による説明:研究は対象・原理・観測量で比較する
二つの公式研究例を比較する観点へ整理しました。
フォノニックセンサとラマン顕微鏡は題材が違いますが、どちらも、対象の変化を物理現象へ結び付け、観測可能な量へ変換します。研究紹介を読むときは、対象、支配する物理、入力、観測量、比較対象、限界を六列に分けます。そうすると、研究室名の印象ではなく、自分が学びたい理論・実験・解析との接点を話せます。この比較は本書の説明で、二研究室の優劣や配属可能性を示しません。
本書による説明:設備利用条件の確認範囲
確認範囲を限定し、設備利用条件を推定しない境界を示しました。
本書が確認した大阪大学公式の物理学系研究室総覧、荻博次教授の研究者総覧、藤田克昌研究室ページでは、志願者個人が特定の超音波計測装置、微細加工設備、レーザー、ラマン顕微鏡を利用できる条件を確認できませんでした。これは確認した公式ページの範囲での結果であり、研究室内の別資料や入学後の指導条件にも情報が存在しないという意味ではありません。設備名から自由利用や受入れを推定しません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 2026年度 工学研究科博士前期課程教育課程表
大阪大学大学院工学研究科|資料:2026年度版|確認:2026-09-04|参照箇所:PDF14~17頁。精密工学・応用物理学の科目、履修方法、研究指導。
- 物理学系専攻 研究室総覧
大阪大学大学院工学研究科|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:精密工学講座と応用物理学講座への公式導線。同ページでは、志願者個人の設備利用条件を今回確認できなかった。
- 精密工学講座 研究室総覧
大阪大学大学院工学研究科|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:精密工学コースの研究領域、教員、研究内容。同ページでは、志願者個人の設備利用条件を今回確認できなかった。
- 応用物理学講座 研究室総覧
大阪大学大学院工学研究科|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:応用物理学コースの研究領域、教員、研究内容。同ページでは、志願者個人の設備利用条件を今回確認できなかった。
- 研究者総覧 荻博次
大阪大学|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:物理学系専攻教授。圧電材料、弾性定数、超音波、バイオセンサ、ナノメカニクス。同ページでは、志願者個人の設備利用条件を今回確認できなかった。
- A mass-loaded topological switching mechanism for phononic biosensors
Japanese Journal of Applied Physics|資料:2026年2月16日|確認:2026-09-04|参照箇所:65巻3号03SP30。表面質量負荷による界面モードの変化を伝搬経路の切替へ結び付ける機構。
- 藤田克昌研究室
大阪大学大学院工学研究科応用物理学コース|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:藤田克昌教授の所属と、光散乱から分子情報を調べるラマン計測などの研究。同ページでは、志願者個人の設備利用条件を今回確認できなかった。
- High-throughput spontaneous Raman imaging of biological specimens with water background reduction
Biomedical Optics Express|資料:2025年12月8日オンライン公開・2026年1月号|確認:2026-09-04|参照箇所:17巻1号160~171頁。水由来背景を低減し、細胞の高スループットラマン像を実証。
- 研究者総覧 藤田克昌
大阪大学|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:工学研究科物理学系専攻教授。研究キーワードは非線形光学、光学顕微鏡、応用光学。