院試クラウド
出典付き・公開プレビュー

第2章 2027年度の出願・配点・日程を一列に置く

東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻 修士課程の院試対策講座から、共通募集要項と専攻案内を合わせ、締切、提出物、試験、研究室希望を具体化します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月26日
公開本文
2,361
参照資料
9
01

募集人数、出願期間、試験日、発表日

六月の出願から九月の合格発表までを確定します。

大学公式の事実

大学公式の事実:2027年度の日程と配点

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

募集人員は33名です。オンライン出願は2026年5月29日から6月4日15時まで、検定料は30,000円です。口述試験は8月31日9時以降、化学の筆記は9月1日9時から11時までです。合格者発表は9月10日16時ごろです。

配点は、TOEFL 200点、化学600点、口述100点で、合計900点です。口述では、志望動機、意思疎通の力、卒業論文またはこれに相当する研究の内容、化学全般の基礎などが見られます。筆記だけで合否を決める入試ではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実:TOEFLの条件

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

外国語はTOEFL iBTまたはHome EditionのTest Date Scoresを使い、MyBest Scoresは使いません。対象となる試験日は2024年9月以降です。ETSから大学へ送付する期限は2026年8月10日で、大学コードは8596、部局コードは99です。出願画面には受験予約番号と受験日を入力し、Test Taker Score Reportも提出します。

二百点という配点は、化学一問分より小さいものの、口述の二倍です。送付期限までにスコアが大学へ届く必要があるため、筆記勉強が進んでから初回受験を予約する日程では危険です。

02

提出物と研究室希望

証明書類、質問票、希望研究室票を別々に準備します。

大学公式の事実

大学公式の事実:共通書類と専攻追加書類

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

共通する中心書類は、オンライン入学願書、顔写真、検定料、卒業・卒業見込証明書、成績証明書、安全保障輸出管理に関する確認書です。応用化学専攻は追加で調査票と志望研究室記入票を指定します。該当する志願者には、資格審査、学位、在留資格等の書類が加わります。

調査票には、志望動機、専攻で学修・研究したい内容、将来展望・進路構想を詳しく記し、口述試験の参考資料として使われます。志望研究室記入票には、掲載された十四研究室の左側へ重複のない志望順位を書きます。一部の研究室だけに順位を書くと、配属できない場合に合格とならないことがあるため、全研究室を対象に順位を記入します。

大学公式の事実

大学公式の事実:研究室への事前連絡が期限を持つ場合

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

博士課程への進学を優先する配置制度を希望する場合は、第1希望の研究室を選び、2026年7月31日までに所定の申請・連絡を行う条件があります。また、外国人特別選考では、希望教員への連絡期限が2026年5月12日とされています。一般選抜の全員について同じ事前承諾期限が置かれているわけではありません。

自分が利用する選抜区分を混ぜず、一般選抜、外国人特別選考、博士課程進学を優先する制度のどれに該当するかを先に決めます。連絡が必要な制度では、研究題目だけでなく、学歴、卒業研究、希望する測定や合成、入学後の進路を短く伝えます。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:研究室別の倍率と配属得点

2026年8月26日時点で該当する公開一次資料に記載がないため、数値や条件を推測で補っていません。

各研究室の2027年度受入人数、希望順位ごとの配属人数、研究室別の倍率、配属に必要な得点は公表されていません。第1希望を書けば必ず配属されるという条件もありません。本書は、教員ごとの合格可能性や安全な希望順位を数値で作りません。

公開情報で比べられるのは、受入教員、研究主題、研究室所在地、試験配点、希望票の提出方法までです。複数研究室で共通する研究方法と、自分が譲れない研究対象を分けておくと、第二希望以降を単なる予備にせず説明できます。

03

前年実績、筆記二時間、口述を一つの準備表にする

数字を難易度の断定に使わず、900点のどこで何を示すか決めます。

大学公式の事実

大学公式の事実:2026年度は85名が志願し63名が合格

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

工学系研究科が公表した2026年度入学試験結果では、応用化学専攻修士課程の募集人員は33名、志願者は85名、合格者は63名でした。東京大学出身者は志願39名・合格38名、他大学出身者は志願46名・合格25名です。括弧内には外国人留学生が示され、結果には外国人留学生特別選考も含まれます。

募集人員33名より合格者63名が多いため、募集人員を合格者数の上限とは読めません。この公表表には、物理・無機・有機の選択組合せ、TOEFL得点帯、口述評価、研究室希望別の結果はありません。

本書による説明

本書による説明:63人という結果は研究室別の入りやすさを示さない

複数の一次資料を比べ、受験生が制度と研究内容を一緒に読める形へ本書が整理した説明です。

85名に対する63名という単純な割合は約74.1%です。ただし、東京大学出身者、他大学出身者、外国人留学生特別選考が合算され、同じ試験条件だけを比べた数字ではありません。受験したが全科目を完了しなかった人の数や、研究室配属後の辞退見込みも公表表からは分かりません。

したがって、この割合を根拠に化学の一分野を捨てたり、TOEFLを最低限でよいと判断したりしません。2027年度はTOEFL200点、化学600点、口述100点という配点が明示されています。公表された配点に合わせ、最も大きい化学を中心にしつつ、期限事故を防ぐ外国語と、研究適合を説明する口述を別々に準備します。

本書の提案

本書の提案:化学二時間の選択を最初の十分で終える

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書の提案です。

開始後の最初の10分で三問の全ページを見て、各小問を「すぐ解ける」「式や反応は分かる」「方針が立たない」の三段階に印を付けます。選ぶ二問を決めたら、一問目50分、二問目50分、残り10分を見直しにします。一問の中で難しい小問があっても、前半の定義、反応式、近似、単位を先に書き、白紙を減らします。

選択を途中で変えると、最初の問題に使った時間を失います。過去問演習では、三問を解き切る日だけでなく、10分で選択し二問だけを100分で仕上げる日を作ります。物理化学では前提式と単位、有機化学では電子の動きと立体、無機化学では電子配置、構造、反応条件を答案上に残します。

本書の提案

本書の提案:口述の九十秒説明を四部分で作る

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書の提案です。

卒業研究の説明は、①対象と未解決点、②自分が行った実験または計算、③得られた結果、④東京大学で次に調べたいこと、の四部分にします。例えば「触媒活性を上げたい」ではなく、使った触媒、反応条件、測定した生成物、今の結果が説明できない点まで言います。九十秒版の後に、装置、誤差、再現性、担当範囲を尋ねられる想定で補足を用意します。

志望動機では、教員の研究題目をそのまま繰り返さず、自分の疑問と研究室の方法を一つずつ対応させます。質問に答えられないときは、分からない事実を認めたうえで、どの測定または理論で確かめるかを述べます。化学全般の基礎を問われた場合も、用語だけで終えず、式、構造、具体的な反応例のどれかを添えます。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。