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第1章 応用化学専攻の二年間と十四研究室を理解する

東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻 修士課程の院試対策講座から、学位、修了要件、研究指導、教育分野を確認し、入試の三分野選択へつなげます。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月26日
公開本文
1,101
参照資料
9
01

分子から材料・生命・エネルギーまでを化学で扱う

専攻の広さと、修士研究の深さを区別します。

大学公式の事実

大学公式の事実:課程・学位・修了要件

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

応用化学専攻は、東京大学大学院工学系研究科の修士課程に置かれています。東京大学大学院学則第2条第5項は標準修業年限を2年、第5条は30単位以上の修得、必要な研究指導、修士論文審査と最終試験への合格を修了要件としています。工学系研究科規則は、指導教員の指示による授業科目の履修と研究、修士論文、最終試験を定め、修了者へ修士(工学)を授与します。

2026年度の教育課程には、量子化学、触媒化学、電気化学デバイス、機能性無機材料、有機構造・反応・合成、単一分子生物物理、高分子化学、分子生物学などの講義と、応用化学特別実験・演習が置かれています。2027年度の開講科目表は2026年8月26日時点で未公表なので、この科目構成は前年の公式資料として示します。

大学公式の事実

大学公式の事実:十四研究室と三つの拠点

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

2027年度入試案内の志望研究室記入票には十四研究室があります。工学系研究科の野地、山口、柳田、西林、植村、金、藤田の7研究室、生産技術研究所の立間、石井、砂田、塚本の4研究室、新領域創成科学研究科を兼担する竹谷、内田、鈴木の3研究室です。研究室によって本郷地区、生産技術研究所がある駒場地区、柏地区など研究の主な場所が異なります。

志望研究室記入票では、同じ順位を複数箇所へ書くなどの誤記や、一部の研究室だけに順位を書くことにより、どの研究室にも配属できない場合は合格とならないことがあると明記されています。十四研究室を対象に、重複のない順位を記入し、控えを残します。

02

筆記の二分野選択を研究方向へつなげる

物理・無機・有機から二つを選ぶ意味を読みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:三分野から二分野を解く

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

化学の筆記は600点で、物理化学、無機化学、有機化学から各一問が出され、そのうち二問を選んで解答します。試験案内は、物理化学に量子化学と統計力学、無機化学に幅広い無機・分析的内容、有機化学に反応と構造を含むことを示し、生化学が関連して問われる場合もあります。試験時間は2026年9月1日9時から11時までの2時間です。

二問選択は、出願時に科目を固定する仕組みではありません。当日の問題を見て二問を選べます。しかし、120分で二問を完答するには、三分野を同じ浅さで学ぶより、主力二分野で式、反応機構、構造の根拠まで書ける準備が必要です。

本書による説明

本書による説明:研究室と試験分野の対応は一対一ではない

複数の一次資料を比べ、受験生が制度と研究内容を一緒に読める形へ本書が整理した説明です。

触媒研究なら無機化学だけ、生命分子なら物理化学だけ、と決めるのは早すぎます。金属錯体触媒は電子状態と反応速度を使い、高分子の細孔内合成は有機反応、相互作用、材料構造を使います。ATP合成酵素の回転は熱力学、速度論、生化学が重なります。

試験では基礎科目を分けて出しますが、研究は複数分野を統合します。主力二分野を選んだら、希望研究室の論文を一つ読み、論文中で不足する第三分野の概念を拾います。これにより、筆記対策と口述で話す研究関心が別々になりません。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。