第3章 修了要件と教育課程を入試科目につなぐ
九州大学 大学院工学府 航空宇宙工学専攻の院試対策講座から、現行規則の30単位、科目区分、教育目標、時間割の年度を確認します。
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- 院試クラウド編集部
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- 2027年度
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第3章 修了要件と教育課程を入試科目につなぐ
入試四科目を、入学後の推進・流体・構造・制御・宇宙システムの学びへ接続します。
大学公式の事実:修士課程は原則2年以上、30単位以上、研究指導、論文審査、最終試験を要する
工学府規則の修了要件と学位規則の名称を照合しました。
現行の工学府規則では、修士課程の修了に、原則2年以上の在学、所定科目30単位以上、必要な研究指導、修士論文の審査、最終試験への合格が必要です。九州大学学位規則は、工学府の修士の学位名称を修士(工学)と定めています。優れた業績を上げ、総長が認める場合の在学期間特例はありますが、一般的な短期修了を保証する規定ではありません。
大学公式の事実:航空宇宙工学専攻には区分別の最低単位がある
現行規則の専攻別履修方法を示しました。
現行規則の別表第1は、30単位以上の内訳として、高等専門科目と先端科目から合計16単位以上、能力開発特別科目から7単位以上、「航空宇宙工学A・B」を除く異分野科目から4単位以上を求めています。大学院基幹教育科目と他学府科目は、上限4単位まで異分野科目に認定できる場合があります。
本書による説明:現行科目表は四つの学科試験分野より広い
現行科目表の正式名称を示したうえで、入試分野との関係を本書が説明しました。
工学府規則の科目表には、高等専門科目として推進工学特論I・II、気体力学特論、複合材料力学、誘導制御特論I・II、宇宙機動力学などがあります。先端科目には、反応性気体力学、応用流体力学、空力弾性学、宇宙ミッションの解析・設計、宇宙機計装工学、宇宙環境工学、航空宇宙機設計特論などが並びます。本書では、流体・熱・固体・力学及び制御を、これらの大学院科目へ進むための基礎として整理します。
本書による説明:能力開発特別科目には演習・実験・連携科目もある
公式科目名を基に、科目群の役割を本書が説明しました。
科目表は、分野別特別講義に加え、航空宇宙工学プロジェクト研究、インターンシップI・II、演習I・II、航空宇宙工学実験、宇宙航空研究開発特別講義(JAXA Collaboration Course)を能力開発特別科目として掲げています。本書では、この科目群を、講義で得た知識を研究計画、実験、発表、外部連携へ広げる学びとして捉えます。
大学公式の事実:一般公開の時間割で確認できるのは2025年度分である
公開時間割の年度と科目例を示しました。
専攻の時間割・シラバス入口では、R7、すなわち2025年度に実際に組まれた修士課程時間割を確認できます。前期には数値構造力学、誘導制御特論II、ミクロ流動物理学、空力弾性学、航空機空力性能特論、応用流体力学、熱物理学、後期には航空宇宙材料、高速空気力学、軌道摂動論、動的システム序論、応用飛行力学、誘導制御特論I、推進工学特論Iなどが掲載されています。
大学が公表していない情報:2027年度時間割と個々の担当・履修可能性は確認できない
現行科目表・過年度時間割と、未公表の将来時間割を分けました。
2026年9月4日に確認した一般公開入口では、2027年度の時間割、各科目の曜日・時限、担当教員、開講保証、履修制限を確認できません。2025年度の時間割や現行規則の科目表には、2027年度の同じ開講科目・担当者を保証する記載もありません。
本書による説明:教育の柱は応用力学と航空宇宙機開発のシステム工学である
専攻の教育目標を、本書が初学者向けに説明しました。
専攻は、力学を基礎とする工学理論の習熟と、航空宇宙機開発に固有のシステム工学の探究を通じ、総合性、高度な専門性、国際性を備えた研究者・技術者・教育者を育てる目標を掲げています。本書では、自然現象を数式で表す力と、複数の要素技術を一つの航空機・宇宙機としてまとめる力の両方を学ぶ目標だと説明します。
本書による説明:研究教育は四領域と八つの募集要項上の研究分野で捉えられる
二つの公式分類の関係を本書が説明しました。
部門は研究教育を大きく、熱・流体、構造、飛行力学・制御、宇宙システムの四領域で示しています。2027年度募集要項は、推進工学、流体力学、熱工学・応用物理学、軽構造システム工学、航空宇宙材料工学、誘導・制御工学、飛行力学、宇宙機ダイナミクスの八分野を掲げます。本書では、四領域を専攻全体の見取り図、八分野を志望先を調べる単位として併読します。
本書の提案:入試基礎、大学院科目、研究方法を一本の線にする
教育課程を志望理由と基礎学習へ変換する本書の提案です。
志望分野ごとに、入試で使う基礎式、入学後の関連科目、研究で使う観測・実験・数値計算・制御の方法を一行に並べます。たとえば軌道力学なら古典力学と制御、宇宙機動力学・軌道摂動論、軌道設計と数値積分というつながりです。流体なら保存則、応用流体力学、風洞・数値流体解析へ進みます。これは本書の整理法で、配属条件や科目の必修指定を追加するものではありません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 令和9(2027)年度 九州大学大学院工学府修士課程 学生募集要項
九州大学大学院工学府|資料:2026年5月掲載|確認:2026-09-04|参照箇所:表紙、3~12頁、17~18頁、27頁。日程、募集人員、出願書類、英語証明、試験会場、航空宇宙工学専攻の科目・英語評価・免除可能性・研究分野。
- 九州大学大学院工学府規則
九州大学|資料:最終改正2024年3月29日|確認:2026-09-04|参照箇所:第6条、第7条、第12条、別表第1。授業・研究指導、修士課程の修了要件、航空宇宙工学専攻の区分別単位要件と科目表。
- 工学府 航空宇宙工学専攻
九州大学工学部・大学院工学府|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:教育目標、アドミッション・カリキュラム・ディプロマ各ポリシー、研究室と教育・研究分野。
- 航空宇宙工学専攻(大学院教育)
九州大学大学院工学府航空宇宙工学専攻|資料:ページ更新日2021年3月31日|確認:2026-09-04|参照箇所:数学と力学の応用を重視する教育、熱・流体、構造、飛行力学・制御、宇宙システムの四領域と修士研究。
- 航空宇宙工学専攻 時間割・シラバス
九州大学大学院工学府航空宇宙工学専攻|資料:2025年度時間割を掲載|確認:2026-09-04|参照箇所:R7前期・後期修士課程時間割への導線。2025年度の開講実績であり、2027年度時間割ではない。
- 航空宇宙工学部門 組織・教員
九州大学大学院工学研究院航空宇宙工学部門|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:熱・流体、構造、飛行力学・制御、宇宙システムの分野別現職教員。坂東麻衣教授を掲載。
- 九州大学-宇宙航空研究開発機構(JAXA)の航空技術分野における連携
九州大学工学部・大学院工学府・大学院工学研究院|資料:2026年3月31日|確認:2026-09-04|参照箇所:飛行システム、風洞試験、複合材構造、将来航空推進の四テーマ、特別講義、JAXA設備を用いるインターンシップ、共同研究。
- 九州大学学位規則
九州大学|資料:最終改正2024年3月29日|確認:2026-09-04|参照箇所:学位の名称を定める別表第2。工学府の修士の学位名称は修士(工学)。