院院試クラウド
出典付き・公開プレビュー

第2章 9分野の専門試験と英語証明を誤読しない

東京理科大学 大学院 創域理工学研究科 建築学専攻の院試対策講座から、志望分野必須1科目と選択2科目、設計選択時の延長時間、電卓、TOEIC・TOEFL条件を固定します。

01

専門3答案・設計・英語の条件

問題の選び方と持込条件を先に確定し、学習計画を志望研究へ合わせます。

大学公式の事実

大学公式の事実:専門科目は建築学の9分野で構成される

募集要項PDF p.15の建築学専攻出題範囲に基づきます。

9分野は、建築計画学、建築設計学、建築史学、都市計画学、建築構造学、建築構造力学、建築材料学、建築防災安全工学、建築環境工学です。デザインだけでなく、人の行動、都市・歴史、地震・構造、材料、火災、熱・光まで含みます。出願時の研究分野と、試験当日に解く科目をこの正式名称で対応させます。

大学公式の事実

大学公式の事実:志望研究分野の1科目が必須で、さらに2科目を選択する

募集要項PDF p.15の建築学備考1・2を画像で照合しています。

受験者は、9科目のうち志望する研究分野の1科目を必須問題として解き、さらに9科目の中から2科目を選択問題として解きます。建築設計学以外は、必須で選んだ科目と選択科目の重複受験が認められます。全員が同じ三科目を受ける試験ではないため、研究室選びと答案三つの組合せを同時に決める必要があります。

大学公式の事実

大学公式の事実:建築設計を選ぶと全体は12時から17時50分になる

募集要項PDF p.10の時間表にある全体時間と設計部分の注記を区別しています。

通常の専門科目は12時から14時30分ですが、建築設計学を選ぶ人の全体時間は12時から17時50分です。このうち建築設計の試験部分は13時50分から17時50分までの4時間です。12時から直ちに4時間設計するという意味でも、14時30分で全て終わるという意味でもなく、前半と設計部分は別の時間区分です。

大学公式の事実

大学公式の事実:設計用具、作品2点、計算機能だけの電卓に条件がある

募集要項PDF p.15の建築学備考3・4と電卓注記に基づきます。

建築設計学の受験者は製図道具やプレゼンテーションに必要な道具を持ち込め、マーカー、色鉛筆、レトラテープなどは基本的に自由です。面接時には自分の作品2点を用意します。他分野を含む専門試験では計算専用電卓を持ち込めます。通信、プログラム、資料表示等を含む多機能機器を当然に使えるという規定ではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実:TOEIC公開テストとIPは使えるがIPオンラインは使えない

募集要項PDF p.15の建築学・英語スコア注記に基づきます。

英語は会場で共通問題を解くのではなく、TOEICまたはTOEFLのスコアで選考します。TOEIC Listening & Reading Testは公開テストまたはIPテストを利用できますが、TOEIC IPオンラインは不可です。公開テストではデジタル公式認定証を印刷したものが認められます。試験名にTOEICと付くだけで全方式が受理されるわけではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実:TOEFL iBTとITPは使えるがHome Editionは使えない

募集要項、更新履歴、8月3日TOEFL通知の対象範囲を照合した結果です。

TOEFLはiBTまたはITPを利用できますが、iBT Home Editionは不可です。8月3日の提出方法変更は国際火災科学専攻等と生命科学研究科生命科学専攻を対象とし、7月10日までに出願を終える建築学専攻の条件変更ではありません。建築学では8月3日版募集要項p.15の記載をそのまま基準にします。

大学公式の事実

大学公式の事実:英語スコアは締切前2年以内の1枚で差替えできない

募集要項PDF p.15の有効期間、枚数、返却、差替えの箇条書きに基づきます。

提出できるスコアは出願締切日の2年前以降に受験したものです。提出は1枚だけで、提出されたスコアは返却されず、一度提出したスコアの差替えも認められません。複数回受験した場合は、受験日と正式な発行形式を照合してから一枚を選びます。募集要項は建築学専攻の換算式や最低点を示していません。

本書による説明

本書による説明:必須科目は研究の入口、選択2科目は建築を見る隣の視点である

9分野と教育課程を受験者向けに整理した説明で、大学指定の組合せではありません。

たとえば木質構造の耐震研究を志望するなら、建築構造学を軸に、構造力学で地震応答を計算し、材料学で部材の性質と劣化を考えるという組合せが作れます。光環境なら、環境工学を軸に、計画学で人の行動、設計学で空間への実装を見ることができます。科目を点取りだけで選ばず、研究対象を三方向から説明できる形にします。

本書の提案

本書の提案:12週間を基礎、分野横断、150分演習、説明修正に分ける

本書の学習モデルで、大学が指定する準備期間や配点ではありません。

最初の4週間で必須分野の定義、図、式、代表現象を復習し、次の3週間で選択2科目との重なりを整理します。続く3週間は150分で三答案を選び、解答し、見直す練習を行います。最後の2週間は、誤答を知識不足、条件読み落とし、計算、図、説明、時間不足に分類し、研究志望を90秒で説明する練習と結び付けます。

本書による推定

本書による推定:基礎処理と現実課題の説明を往復する力が準備の軸になる

二年度の公表資料からの限定的な推定で、2027年度の出題予告ではありません。

2025・2026年度の出題意図には、用語、図面、構造計算、材料特性のような基礎と、低炭素、避難、地震被害、都市更新、光環境のような現実課題が並びます。二年度だけから2027年度のテーマは予告できませんが、基礎を現実の建物や都市へ移し、前提と限界を説明する練習は複数分野に共通すると推定できます。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:英語換算、専門科目別配点、面接時間

2027年度募集要項と2026年度選考方法で確認できなかった項目です。

確認した資料には、TOEICとTOEFLを何点に換算するか、必須問題と選択問題を同じ比率で採点するか、分野ごとの足切りがあるか、面接が一人何分で何問かという情報がありません。過年度選考方法は書類、面接、筆記を使うことまで示します。非公表の数値を、受験者の体験談や本書の都合で公式基準へ置き換えません。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。