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出典付き・公開プレビュー

第6章 独自演習で研究計画と口述の説明力を鍛える

大阪大学 大学院 国際公共政策研究科 比較公共政策専攻の院試対策講座から、公式過去問ではない架空データを用い、政策効果の比較と限界を口頭で説明する練習をします。

01

差の差を計算し、因果と相関を分ける

計算だけで終わらず、反実仮想と仮定を説明する独自練習です。

本書による説明

2027年度選抜に大学独自の専門筆記はない

複数の公式資料を整理した本書による説明です。

2027年度募集要項が列挙する選抜要素は、書類審査、TOEFL・TOEIC・IELTSの外部英語試験結果、研究計画書を中心とするオンライン口述です。大学が問題用紙を作る経済学や統計学の筆記試験は、この選抜方法に含まれていません。したがって現行選抜について、一問別の筆記過去問を再現したり、公式配点を示したりする根拠はありません。これは過年度のあらゆる資料が存在しないという主張ではありません。

本書による説明

口述質問・配点内訳・英語基準は確認範囲を限定する

複数の公式資料を整理した本書による説明です。

本書は2026年9月5日、大阪大学が公開した2027年度募集要項と博士前期課程入試ページを確認しました。これらの資料では、個別の口述質問例、質問ごとの配点、一次審査の合格に必要な外部英語試験の具体的な基準点を確認できませんでした。確認範囲外の資料にも関連情報がないという意味ではありません。募集要項で確認できるのは、研究計画書を中心に研究計画を問うことです。また、個人成績開示では、英語の結果が合否のみ、書類審査と口述試験が最終得点で示されます。公開資料にない質問、配点、合格可能性は作りません。

本書の提案

独自問題:二自治体の架空データから政策効果を考える

大学の指定や評価基準ではない本書の提案です。

これは大阪大学が公表した過去問ではありません。大学の出題予想や模範質問でもない、本書の独自問題です。架空の自治体Aは行政サービスを導入し、利用者数が導入前40から導入後52へ増えました。未導入の自治体Bは同じ期間に42から45へ増えました。差の差を計算し、何を政策効果とみなしているか、因果効果と解釈するために必要な仮定、追加で欲しいデータを2分で説明してください。ここで使う数値は、すべて本書が作成した架空の値です。

本書の提案

回答の組み立て:群内変化、差の差、反実仮想、限界

大学の指定や評価基準ではない本書の提案です。

まず自治体Aの変化52-40と、自治体Bの変化45-42を別々に計算します。次に両者の変化の差を求めます。その値が、Bの変化を『Aが導入しなかった場合』の近似とした推定値だと説明します。最後に、政策前の傾向が平行だったか、同時期に別の制度変更がなかったか、自治体の人口構成が変わっていないかを挙げます。この順番は本書が作った回答の組み立てで、大学の採点順ではありません。

本書の提案

独立計算:差の差は9、ただし因果効果の確定値ではない

大学の指定や評価基準ではない本書の提案です。

自治体Aの増加は52-40=12、自治体Bの増加は45-42=3です。差の差は12-3=9です。本書の回答では、『共通の景気や人口変化が自治体Bの増加分3に表れ、自治体Aも政策がなければ同じ3だけ増えた』と仮定したとき、追加の9を政策効果の推定値と呼びます。一時点ずつの二自治体だけでは平行トレンドを検証できないため、複数の政策前期間、他自治体、人口当たりの値、同時期の施策が必要です。計算は本書が独立に検算しました。

本書による説明

用語:反実仮想、処置群、比較群、平行トレンド

複数の公式資料を整理した本書による説明です。

反実仮想は、実際には政策を導入した自治体について『導入しなかったならどうなったか』という直接観察できない結果です。処置群は政策を受けたA、比較群は受けなかったBです。平行トレンドは、政策がなければ両群が似た変化をしたという仮定です。差の差は、比較群の変化を反実仮想の近似に使います。公式の経済学分野と丸山教授の学校給食研究は、制度と健康結果をデータで考える背景を示しますが、この架空値の出所ではありません。

本書の提案

誤りを防ぐ:52-45だけを効果としない

大学の指定や評価基準ではない本書の提案です。

導入後のAとBの差52-45=7だけを政策効果とすると、導入前からAとBにあった差を無視します。Aの増加12をそのまま効果とすると、両自治体に共通する時間変化を無視します。差の差9を計算しても、平行トレンドを無条件に真とせず、単位、人口規模、政策の実施強度、他施策を確かめます。架空データを丸山教授の研究データとして引用しないことも必須です。これは本書独自問題の誤答防止で、公式採点基準ではありません。

本書の提案

冬期出願までを四段階で進める

大学の指定や評価基準ではない本書の提案です。

2026年9月5日時点から冬期出願を目指す例では、最初に第一希望教員の所属・指導可否と英語証明の有効期間を確認します。次に研究質問と結果変数を一文にし、理論と先行研究を読みます。その後、取得可能なデータで記述表を作り、比較方法と仮定を6ページへまとめます。提出前はForms、証明書、6セット、郵送条件を点検し、口述前は図表なしでも問い、方法、限界を説明します。これは合格を保証しない本書の作業順です。

本書の提案

提出前の最終確認は事実・説明・提案を分ける

大学の指定や評価基準ではない本書の提案です。

最終稿では、大学公式の事実として扱う日程、書類、第一希望教員の所属、指導可否を出典で再確認します。理論、実証、因果推論の役割を複数資料から整理した部分は本書による説明として読み直します。ページ配分、学習工程、架空データへの回答は本書の提案であり、大学の指定や出題予想ではないと明記します。口述質問、配点内訳、合格可能性は非公表情報から補いません。更新が出た場合は、2027年度入試ページの掲載内容を優先します。

サイト運用上の事実

購入後もサイト全文は開放せずPDFをメール送付

大学制度ではないサイト運用上の事実です。

購入前に閲覧できるのは、この公開プレビューに表示された範囲です。購入後もサイト上の有料全文は開放しません。決済確認後、原則2日程度で、完成版PDFを購入時に指定したメールアドレスへ送付します。届かない場合は迷惑メールフォルダと受信拒否設定を確認し、受付番号・購入時のメールアドレス・対象講座名を添えて「運営・お問い合わせ」の窓口へ連絡してください。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 前期(修士)課程入試情報

    大阪大学大学院国際公共政策研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:「博士前期課程」「2027年度入試(2027年4月入学)」。募集要項、教員研究分野表、夏期・冬期の日程、変更情報の掲載先を確認した。すべての志願者に、出願前の希望教員との事前相談・連絡・承諾を義務付ける記載と、受験者ごとの口述開始時刻・所要時間は確認できない。

  • 2027年度 博士前期課程 学生募集要項

    大阪大学大学院国際公共政策研究科|資料:2026年4月(入試ページでは2026年4月30日更新)|確認:2026-09-05|参照箇所:PDF全16ページ。p.1アドミッション・ポリシー、p.2募集人員・第一希望教員と専攻・日程、p.4~6英語・研究計画書・検定料、p.7~9選抜・オンライン口述・発表、p.11願書を確認した。出願前の教員連絡・承諾をすべての志願者に求める記載と、受験者ごとの口述開始時刻・所要時間は確認できない。

  • 教員スタッフ 研究分野(2026年9月3日現在)

    大阪大学大学院国際公共政策研究科|資料:2026年9月3日|確認:2026-09-05|参照箇所:PDF全3ページ。比較公共政策専攻の所属教員、専門分野、2027年度に指導教員となれない教員を示す*印を確認した。出願前の教員連絡、2027年度の担当授業・時間割、個別の指導・受入れ条件、設備・データ・フィールドの利用条件はこの表の確認対象ではない。

  • 入学案内・研究分野

    大阪大学大学院国際公共政策研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:「入試情報」「研究分野」「法学分野」「政治学・国際関係論」「経済学分野」「8つの特徴」。法・政治・経済の対象と方法、学際性、実践性を確認した。

  • 2026 Course Handbook

    大阪大学大学院国際公共政策研究科|資料:2026年4月|確認:2026-09-05|参照箇所:PDF p.5~8(冊子p.1~4)の2026年度博士前期課程授業科目、冊子p.43・46~50の履修方法、30単位の内訳、GPA、研究演習、指導教員を確認した。掲載は2026年度科目であり、2027年度の教員別担当授業・時間割ではない。

  • 丸山士行 教員紹介

    大阪大学大学院国際公共政策研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:教授。健康・公共・労働・人口・家族の経済学、応用ミクロ計量経済学、BMIの年齢・世代差を扱う実証研究を確認した。2027年度担当科目・時間割、データ・設備利用条件、個別の指導・受入れ条件は特定できない。

  • 2025年6月 教員研究成果(丸山士行教授)

    大阪大学大学院国際公共政策研究科|資料:2025年7月8日掲載|確認:2026-09-05|参照箇所:丸山士行教授らによる学校給食と体重の差の差分析、医薬品利用、子どもの数と高齢期認知の研究を確認した。使用データ・設備の利用条件、2027年度担当授業、個別の指導・受入れ条件は掲載対象ではない。

  • 2026年7月 教員研究成果(松島法明教授)

    大阪大学大学院国際公共政策研究科|資料:2026年7月|確認:2026-09-05|参照箇所:松島法明教授らによる地域間寡占競争と最低賃金規制の理論研究が受理されたことを確認した。データ・設備の利用条件、2027年度担当科目、個別の指導・受入れ条件は掲載対象ではない。