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出典付き・公開プレビュー

第3章 陸域・海洋を地圏・大気・生態から理解する

東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 自然環境学専攻の院試対策講座から、専攻の二コースと2026年度シラバスを使い、自然現象を対象・尺度・方法で18歳にも分かる形へ分解します。

01

専攻の研究対象と二コース

自然と社会の相互作用を、分野名だけでなく研究の手順として読みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:陸域環境学と海洋環境学の二コースがある

UNENV-05の専攻目的・研究分野とUNENV-20の専攻説明に基づきます。

自然環境学専攻には陸域環境学コースと海洋環境学コースがあります。公式説明は、地圏、水圏、大気圏、生物圏、人間を対象に、全球規模から地域・場所の規模まで自然環境の構造、機能、変動、資源、人間活動との関係を研究するとします。二コースは別専攻ではなく、同じ自然環境学専攻の中で相互に結び付く教育・研究単位です。

大学公式の事実

大学公式の事実:地圏変動論は地球の履歴と災害を扱う

UNENV-09の2026年度到達目標・授業計画を平易に要約しました。

2026年度の地圏変動論は、地球の成り立ち、プレートテクトニクス、風化、地形、巨大地震、古環境などを扱います。地圏とは岩石や地形を含む地球の固体部分です。現在の地形だけを見るのではなく、何万年・何百万年という時間で変化を復元し、地震や火山などの現象が生じる仕組みを考える授業です。入試地学の完全な範囲表ではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実:大気海洋論は流れ・波・循環・気候を結ぶ

UNENV-11の2026年度到達目標・授業計画・履修上の注意に基づきます。

2026年度の大気海洋論は、密度の違いによる成層、地球の自転、波動、海洋循環、大気組成、エネルギー収支、気候変動、数値シミュレーションを扱います。水や空気を静止したものではなく、温度・塩分・圧力・風で動く流体として捉えます。履修案内は大学教養数学が望ましいとしつつ、考え方を追うなら高校数学でも理解可能と説明します。

大学公式の事実

大学公式の事実:陸域生態論は相互作用と撹乱後の回復を扱う

UNENV-10の2026年度授業計画に挙げられた概念を、意味を添えて要約しました。

2026年度の陸域生態論は、生物地理、進化、生物同士の相互作用、物質循環、植生遷移、気候変動、人間社会の影響、撹乱とレジリエンスなどを扱います。撹乱は火災・伐採・台風など生態系を大きく変える出来事、レジリエンスは変化を受けた系が機能や構造を保ち、または回復する性質です。単に生物名を覚える授業ではありません。

02

分野を横断する読み方

一つの現象を複数の層と方法で説明します。

本書による説明

本書による説明:森林変化は生物だけでなく土壌・気候・土地利用を含む

専攻説明と三つの2026年度シラバスを、本書が横断的に理解するために整理しました。

森林が減る理由を考えるとき、生物の個体数だけでは説明できません。土壌中の水分と養分、大気の温度と降水、地形、微生物との共生、伐採や住宅開発、保全制度が同時に関わります。同じように魚の回遊には、水温、海流、代謝、餌、漁業が関わります。本書は、UNENV-05・09〜11・20の分野を「対象」「時間と空間の尺度」「観測」「分析」「社会との接点」で結びます。

本書の提案

本書の提案:現象カードを原因・証拠・反証で作る

UNENV-09〜11の研究対象を、検証可能な学習単位へ変える本書の提案です。

本書は、一つの現象について、①何が起きたか、②考えられる原因、③原因を支持する観測や実験、④別の説明、⑤どんな結果なら仮説を修正するか、の五欄を作ることを提案します。例えば樹木減少なら衛星画像だけで結論を出さず、土地利用、画像分類の誤差、樹種・季節、現地調査との一致を確認します。説明を暗記するより、証拠で選ぶ練習になります。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:2027年度の授業時刻・担当・入試との対応

UNENV-07・09・10・11は2026年度資料で、2027年度確定時間割や入試出題対応を示していません。

2027年度の曜日、時限、担当教員、休講、開講言語の確定時間割は、確認した2026年度シラバスと便覧からは分かりません。地圏変動論、陸域生態論、大気海洋論の内容を2027年度に全く同じと断定できず、これらがそのまま入試7分野の問題になるとも言えません。年度と資料の役割を明記し、最新のUTAS・授業カタログで更新します。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 2027年度 環境学研究系 入試案内書

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:Web掲載2026-04-01|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.5-6の受験心得、p.9の専攻目的、pp.10-34の二コース・研究分野、pp.107-109のコア科目・ゼミ・実習・研究。

  • 令和8(2026)年度 東京大学大学院便覧(新領域創成科学研究科)

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:2026年度、研究科規則最終改正2026-04-01|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.1-2の教育課程・研究指導・論文・最終試験、p.15の自然環境学専攻科目、p.22の授与学位。

  • 地圏変動論 47151-01

    東京大学 授業カタログ|資料:2026年度、最終更新2026-04-20|確認:2026-08-31|参照箇所:到達目標、授業計画、授業方法、評価方法。地圏の成り立ち・変動・古環境・災害。

  • 陸域生態論 47151-04

    東京大学 授業カタログ|資料:2026年度、最終更新2026-04-20|確認:2026-08-31|参照箇所:到達目標、授業計画、評価。生態系、生物間相互作用、気候変動、撹乱とレジリエンス。

  • 大気海洋論 47151-03

    東京大学 授業カタログ|資料:2026年度、最終更新2026-04-20|確認:2026-08-31|参照箇所:到達目標、授業計画、履修上の注意。大気・海洋現象、数学的前提、数値シミュレーション。

  • 自然環境学専攻 専攻について

    東京大学大学院新領域創成科学研究科 自然環境学専攻|資料:確認日現在|確認:2026-08-31|参照箇所:陸域環境学・海洋環境学の二コースと、全球から局所まで自然と社会を研究する専攻説明。