第4章 カリキュラムと研究分野を方法まで読む
東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻の院試対策講座から、講義名の列挙で終わらず、数学・計測・設計・シミュレーションがどう接続する専攻かを読みます。
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- 院試クラウド編集部
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- 2027年度
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旗艦科目と学修の流れ
専攻の教育目的を、基礎、実装、PBLの順に読みます。
大学公式の事実:人と人工物を広く捉え、環境を俯瞰する
HEES-05の教育目的と、2025年版であることを限定したHEES-09の概観で照合しました。
専攻公式カリキュラムは、人間と人工物に対する幅広い知識を持ち、環境を俯瞰して社会課題へ対応できる人材の育成を掲げます。教育要素は、エネルギー工学、システム工学、スポーツ科学、メカトロニクス、センシング、情報科学、シミュレーションなどにまたがります。
大学公式の事実:人間環境学(基礎I)は数学・統計を扱う
HEES-05の特色ある講義の説明とHEES-09 PDF物理p.4の科目掲載に基づきます。
旗艦科目の人間環境学(基礎I)は、大学院研究に必要な基礎知識、とくに数学・統計学の習得に取り組み、学生が主体的に問題を解く形式です。入試数学と同じ問題を扱うという意味ではありませんが、数学を専攻横断の研究基盤として位置付けていることは読み取れます。
大学公式の事実:基礎IIA・IIBは計測・製図・データ・実装を扱う
HEES-05の基礎IIA・IIBの説明と現行講義一覧を要約しました。
人間環境学(基礎IIA・IIB)は、研究から生まれた技術を社会実装する基礎として、生体計測、機械製図、計測データ収集、オブジェクト指向などを扱い、学生が教材へ手を動かして学びます。理論だけでなく、測る、作る、記録する、実装する作業が教育に含まれます。
大学公式の事実:発展科目は実社会の問題を扱うPBL
HEES-05の人間環境学(発展)の説明にある目的と形式です。
人間環境学(発展)は、企業・団体等から募集した実社会の問題について、本質を見極め、基礎知識・技術で解決を試みるPBL形式です。PBLはProject Based Learningの略で、決められた一問の正解を覚えるのではなく、問題設定から検証までを一つの課題として進めます。
研究分野を対象・方法・評価で比べる
九分野・講座の幅を、研究作業へ分解します。
大学公式の事実:研究対象はロボット・生体・エネルギー・情報・計算へ広がる
HEES-06の現行一覧とHEES-03 PDF物理p.1の九区分を照合しました。
現行の研究分野一覧には、アンビエント・メカトロニクス、動力エネルギー、実環境ロボット、生体数理、知覚認知デザイン、知的システム、人間環境エネルギーデバイス、人間環境情報、複雑環境システムシミュレーション等があります。志望調査票は九つの研究分野・講座を順位付けします。
大学公式の事実:メカトロニクスは人を取り巻く支援環境を目指す
HEES-06の一覧とHEES-10の分野ページにある対象・目的・現行掲載教員です。
アンビエント・メカトロニクス分野は、環境調和性のあるアクチュエータとセンサ、人と外界の相互作用を扱い、人を自然に取り巻いて支援するメカトロニクス環境を目指します。専攻一覧は山本晃生教授と木村文信准教授を掲載しています。
大学公式の事実:複雑環境は計算科学とITでシミュレーションする
HEES-06の一覧とHEES-11の分野ページにある研究説明・現行掲載教員です。
複雑環境システムシミュレーション分野は、計算科学とIT技術を用い、人間と環境の複雑な問題へ先端シミュレーションで取り組みます。現行一覧は奥田洋司教授、陳昱教授、松永拓也准教授等を掲載しています。数値計算を、現象・モデル・計算条件・検証へ分けて読む分野です。
本書の提案:志望分野を対象・方法・評価指標の三列で比較する
HEES-05・06・10・11を志望準備へ使うための本書の比較法です。
本書は、各分野を①人・機械・流体・生体信号などの対象、②実験・センシング・数値計算・設計などの方法、③精度・安全性・効率・心理状態などの評価指標、の三列で比較することを提案します。分野名の単語が自分の興味と同じだけでなく、実際に何を測り、どう確かめるかまで書きます。
大学公式の事実:2026年度規則では標準2年・30単位以上・研究指導・論文審査・最終試験
HEES-12 PDF物理pp.18・22とHEES-13 PDF物理pp.27-28の2026年度規則を、通常ルートと例外を混ぜずに要約しました。
2026年度の東京大学大学院学則は、修士課程の標準修業年限を2年とし、原則30単位以上、必要な研究指導、修士論文の審査、最終試験を修了要件とします。新領域創成科学研究科の2026年度規則は、人間環境学専攻の修士課程を30単位以上とし、通常の授与学位を修士(環境学)とします。所定プログラム修了者の例外は別条件です。
大学が公表していない情報:2027年度の曜日・時限・担当の確定値
HEES-05・09・12はそれぞれ役割・年度が異なり、2027年度確定時間割を示していません。
現行カリキュラムページ、2025パンフレット、2026年度研究科規則からは、2027年度の曜日・時限・担当教員、休講、開講言語の確定時間割を確認できません。2026年度の科目表と修了要件は制度理解に使えますが、2027年度の授業配置へそのまま移しません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 2027 人間環境学専攻 志望調査票・修士課程チェックシート
東京大学大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻|資料:2027年度|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.1の九分野順位・特別口述・指導承諾、pp.2-4の締切と区分別提出書類。
- 人間環境学専攻のカリキュラム
東京大学大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻|資料:確認日現在|確認:2026-08-31|参照箇所:教育目的、特色のある講義、人間環境学(基礎I・IIA・IIB・発展)、講義一覧。
- 人間環境学専攻 研究分野・教員一覧
東京大学大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻|資料:確認日現在|確認:2026-08-31|参照箇所:各研究分野の説明と現行掲載教員。アンビエント・メカトロニクスから複雑環境システムシミュレーション等まで。
- 人間環境学専攻 2025パンフレット
東京大学大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻|資料:2025年版|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.4のカリキュラム概観・講義一覧。現行入試や2027年度時間割の根拠には用いない。
- アンビエント・メカトロニクス分野
東京大学大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻|資料:確認日現在|確認:2026-08-31|参照箇所:分野概要、山本晃生教授・木村文信准教授、アクチュエータ・センサ・触覚・熱とロボットの研究説明。
- 複雑環境システムシミュレーション分野
東京大学大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻|資料:確認日現在|確認:2026-08-31|参照箇所:分野概要、奥田洋司教授・陳昱教授・松永拓也准教授等、計算科学とITを用いる研究説明。
- 令和8(2026)年度 東京大学大学院便覧(新領域創成科学研究科)
東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:2026年度、研究科規則最終改正2026-04-01|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.1-2の教育課程・研究指導・論文・最終試験、p.18の人間環境学専攻科目と修士30単位以上、p.22の授与学位。
- 東京大学 大学院便覧 令和8年度―東京大学大学院学則
東京大学|資料:2026年度|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.27(紙面p.26)第2条第5項の修士標準修業年限2年、p.28(紙面p.27)第5条第1項の30単位以上・研究指導・修士論文審査・最終試験。