院院試クラウド
出典付き・公開プレビュー

第4章 教育課程と研究を読む

京都大学 大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻の院試対策講座から、2026年度の修了要件、科目、研究指導、教員・原著論文の読み方を整理します。

01

第4章 教育課程と研究を読む

入試後に何を学ぶかを、年度が違う資料であることを保ったまま具体化します。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士課程は30単位以上と論文審査を要する

研究科規程、教育方針、学修要覧を照合しました。

工学研究科の修士課程では、必要な授業科目を30単位以上修得し、研究指導を受け、修士論文の審査と試験に合格することが修了の骨格です。学位は修士(工学)です。航空宇宙工学専攻の2026年度表は、Core、Major、Minor、ORTという科目区分で要件を具体化しています。

大学公式の事実

大学公式の事実:2026年度はCore10、Major10、ORT8以上が基準である

2026年度の専攻別単位区分、正式科目名、必修を示しました。

2026年度学修要覧では、Core 10単位以上、Major 10単位以上、ORT 8単位以上、合計30単位以上です。Majorには航空宇宙発展科目を3科目6単位以上含めます。正式科目名『航空宇宙工学特別実験及び演習第一』『航空宇宙工学特別実験及び演習第二』は各4単位の必修で、研究論文(修士)自体には単位が付かない構成です。

大学公式の事実

大学公式の事実:2026年度科目表には基幹科目と航空宇宙発展科目がある

学修要覧の2026年度科目表から正式名称を確認しました。

2026年度のCoreの例は、応用数値計算法、固体力学特論、熱物理工学、基盤流体力学、動的システム制御論です。Majorの航空宇宙発展科目の例は、推進工学特論、気体力学特論、航空宇宙システム制御工学、航空宇宙流体力学、航空宇宙機力学特論、動的固体力学です。

本書による説明

本書による説明:科目名と志望分野を対応付けて読む

2026年度科目表と年度限界を、本書が履修検討の観点から整理しました。

履修検討では、科目名を並べるだけでなく、各科目の数理や実験方法が志望分野のどの研究項目に使われるかを確認します。ただし、これは本書の読み方です。科目表だけから個々の教員の担当回や、2027年度に同じ科目が開講されることまでは確定しません。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:2027年度の開講・担当はまだ確定できない

2026年度教育課程を2027年度の確定情報へ繰り越していません。

ここで挙げた科目は2026年度資料の例です。2027年度の時間割、開講可否、担当教員、評価方法を示す確定資料は今回確認できませんでした。専攻ページ自体も最新でない場合があると注意しています。入学後の履修登録では、その年度のKULASISと学修要覧を優先します。

大学公式の事実

大学公式の事実:藤本健治教授は制御と宇宙機を結ぶ研究を行う

年度別受入表、研究室一覧、制御工学分野、KDBで役職と専門を照合しました。

京都大学KDBは、藤本 健治教授の研究分野として非線形制御、確率システム、統計学習、宇宙機の軌道・姿勢、状態推定などを掲載しています。2027年度受入表でも分野25の担当です。専攻の制御工学分野ページは、航空機・宇宙機の制御、人工衛星、大規模システムの信頼性・安全性などを掲げています。

本書による説明

本書による説明:近年論文は時不変の不確かさを含む非線形系を扱う

原著論文の題名、書誌、要旨に基づき、本書が対象・方法・保証範囲を要約しました。

Yuji Ito・Kenji Fujimotoによる2026年のAutomatica論文は、力学的不確かさを表す時不変確率パラメータを含む非線形システムを対象にします。制御器とコスト関数を基底関数でパラメータ化し、勾配法とペナルティ関数を用いて、ロバスト安定性を保証する準最適フィードバック制御器を求める方法です。完全な最適性を保証するという意味ではありません。この論文は研究手法の例であり、入試出題や研究室への受入れを示す資料でもありません。

本書の提案

本書の提案:論文は問い・モデル・保証・限界の順で読む

原著論文と教員専門を背景に、本書が読解手順を提案しました。

この論文なら、まず制御対象と不確かさ、次に時不変確率パラメータの仮定、基底関数によるパラメータ化、勾配法とペナルティ関数、最後にロバスト安定性の保証と準最適である限界を読みます。数式を追う前に各点を短く言語化するのは、原著の結論を越えないための本書の読解提案です。

本書の提案

本書の提案:研究希望は対象・状態・入力・評価指標で書く

研究領域と入試の事前相談をつなぐ、本書独自の準備法です。

『宇宙機を研究したい』から一歩進め、対象となる機体や運動、推定したい状態、操作できる入力、良さを測る指標、制約を一枚に整理します。流体なら流れ場・境界条件・測定量、構造なら材料・荷重・損傷指標へ置き換えます。大学公式の評価項目ではなく、事前相談を具体化する本書の提案です。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 2027年度 機械工学群修士課程入学試験詳細

    京都大学大学院工学研究科|資料:2027年度入学向け・2026年8月実施|確認:2026-09-04|参照箇所:3専攻共同募集、一般・特別選考、教育プログラム別選抜、850点、TOEFL、研究分野22~26、教員・研究内容説明書。

  • 2026年度 京都大学大学院工学研究科 学修要覧

    京都大学大学院工学研究科|資料:2026年度版|確認:2026-09-04|参照箇所:航空宇宙工学専攻の単位区分、必修、科目表、修士論文。

  • 航空宇宙工学専攻 カリキュラム

    京都大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻|資料:公開日不明|確認:2026-09-04|参照箇所:標準修業年限、30単位、研究指導、修士論文。ページ上の更新注意を含む。

  • 航空宇宙工学専攻 カリキュラム図

    京都大学大学院工学研究科|資料:公開日不明|確認:2026-09-04|参照箇所:入学時に望まれる標準的な予備知識、専門科目と研究指導の接続。入試の数学出題範囲を示す資料ではない。

  • 航空宇宙工学専攻 研究室一覧

    京都大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻|資料:公開日不明|確認:2026-09-04|参照箇所:現行研究室・教員一覧。年度別受入対象は入試詳細を優先。

  • 教育研究活動データベース 藤本健治

    京都大学|資料:2026年9月2日更新|確認:2026-09-04|参照箇所:教授、非線形制御、確率系、統計学習、宇宙機軌道・姿勢、状態推定。

  • Stabilizing optimal control for nonlinear stochastic systems: A parametric gradient-based approach

    Automatica|資料:2026年6月|確認:2026-09-04|参照箇所:Yuji Ito・Kenji Fujimoto、Automatica 188、記事番号112966、DOI 10.1016/j.automatica.2026.112966。時不変確率パラメータを含む非線形系の安定化準最適制御。

  • 京都大学大学院工学研究科規程

    京都大学|資料:2026年4月1日現在|確認:2026-09-04|参照箇所:専攻、授業、研究指導、指導教員、論文審査。

  • 修士課程の教育方針

    京都大学大学院工学研究科|資料:公開日不明|確認:2026-09-04|参照箇所:30単位、修士論文審査・試験、修士(工学)。

  • 航空宇宙工学専攻 制御工学分野

    京都大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻|資料:公開日不明|確認:2026-09-04|参照箇所:藤本健治教授、制御理論、航空機・宇宙機、研究・担当科目。