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第6章 公式過去問と独自演習を安全に使う

京都大学 大学院 工学研究科 材料工学専攻の院試対策講座から、掲載範囲、解答の有無、転載禁止、独自レバー則演習を分けます。

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第6章 公式過去問と独自演習を安全に使う

掲載範囲、解答の有無、転載禁止、独自レバー則演習を分けます。

大学公式の事実

大学公式の事実:一般選考の問題は22年度分が掲載されている

公式過去問一覧と2027年度問題PDFの掲載範囲によります。

専攻公式ページは2027~2020年度と平成31~18年度の一般選考問題を掲載しており、合計22年度分です。2027年度問題PDFは32ページです。

大学公式の事実

大学公式の事実:解答例の案内は平成31年度分まで

公式過去問一覧の解答例注記が明示する範囲に限定しました。

公式一覧は、解答例が雑誌『金属』2月号に平成31年度分まで掲載されたと案内しています。問題PDFが公開されていることと、各年度に京都大学公式の解答があることは同じではありません。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:2020年度以降の公式解答例

公式一覧で確認できる掲載範囲と、本書の調査で確認できなかった範囲を分離しました。

2020年度以降について、京都大学が公表した解答例は確認できません。問題PDFの公開と、同じ年度の公式解答例の公開を同じ意味にはできません。

大学公式の事実

大学公式の事実:公開PDFでも無断転載が禁止されている

材料工学専攻サイトポリシーの著作権条件によります。

専攻のサイトポリシーは、サイト上の文書や画像などのコンテンツの無断転載を禁止しています。

本書の提案

本書の提案:旧年度問題は範囲表と組み合わせる

公式過去問を再配布せず、科目ごとの公式条件を混同せずに学習へ使う本書独自の方法です。

年度ごとに問題を解いた後、材料基礎学の公式六領域と工業数学で公式に列挙された七項目のどこを使ったかを記録します。材料基礎学A・Bは六領域から全問解答を要するため、頻度が低い領域も捨てません。工業数学には同じ全問条件を広げず、七項目ごとに使用箇所と誤答原因を記録し、「等」に含まれ得る範囲も過去問で確かめます。正答数だけでなく、定義、式の選択、計算、単位、材料学的な解釈のどこで止まったかを残します。

本書の提案

本書の独自問題:二相領域のレバー則

公式範囲の相平衡を練習する独自問題で、過去問の言い換えではありません。

これは大学が公表した過去問ではなく、本書が独自に作成した練習問題です。全組成を0~100質量%Bで表す。温度Tで、組成40%Bの合金がα相20%Bとβ相70%Bの二相に分かれている。平衡時のα相とβ相の質量分率を求め、和が1になることを確かめよ。

本書の提案

本書の独自解答:距離の反対側を分子に置く

本書独自問題への独自解答です。大学公式解答ではありません。

全組成C0=40、α相組成Cα=20、β相組成Cβ=70とする。α相分率は(Cβ−C0)/(Cβ−Cα)=(70−40)/(70−20)=30/50=0.60、β相分率は(C0−Cα)/(Cβ−Cα)=20/50=0.40です。0.60+0.40=1で、平均組成も0.60×20+0.40×70=40となります。

本書の提案

本書の提案:レバー則の誤答を物質収支へ戻す

計算と物理的意味を結ぶ本書独自の復習法です。

よくある誤りは分子を同じ側の距離にする、百分率と小数を混ぜる、相分率の和を確かめないことです。式だけを覚えず、αとβの加重平均が全組成40%へ戻るかを検算します。組成を55%Bへ変え、どちらの相が増えるかも図なしで説明します。

本書による説明

本書による説明:レバー則は二相の物質収支である

公式出題範囲の相平衡・状態図を、本書が物質収支として説明したものです。

レバー則は、二つの相が共存する領域で、合金全体の組成をα相とβ相の組成の加重平均として保つ計算です。相分率は各相が全体に占める質量の割合を表します。本書独自問題では、全組成40%Bを20%Bのα相と70%Bのβ相で作るため、反対側の組成までの距離を使います。得た割合の和が1になることに加え、加重平均が40%Bへ戻ることまで確認すれば、式の向きを暗記だけで決めずに済みます。

本書の提案

本書の提案:全組成を変えて相分率の向きを確かめる

独自レバー則問題を条件変更して理解を確かめる本書独自の追加演習です。

独自問題の全組成を40%Bから55%Bへ変え、相端20%Bと70%Bは同じとします。α相分率は(70−55)/50=0.30、β相分率は(55−20)/50=0.70です。全組成がβ相側へ近づくほどβ相が増えるので、式の分子を反対側の距離にする理由を図なしでも説明できます。相端の外側へ全組成を置いた場合は同じ二相レバー則を機械的に使わず、相領域を先に判定します。

サイト運用上の事実

サイト運用上の事実:購入後の提供方法

院試クラウドの提供方法であり、京都大学の制度ではありません。

購入前に閲覧できるのは、この公開プレビューに表示された範囲です。購入後もサイト上の有料全文は開放しません。決済確認後、原則2日程度で、完成版PDFを購入時に指定したメールアドレスへ送付します。届かない場合は迷惑メールフォルダと受信拒否設定を確認し、受付番号・購入時のメールアドレス・対象講座名を添えて「運営・お問い合わせ」の窓口へ連絡してください。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 2027年度 材料工学専攻 入学試験詳細

    京都大学大学院工学研究科|資料:2027年度入学・2026年8月実施|確認:2026-09-02|参照箇所:PDF p.1–5。一般・特別選考、科目、配点、TOEIC、判定、志望区分、教員・研究内容。

  • 2026年度 工学研究科学修要覧

    京都大学大学院工学研究科|資料:2026年度|確認:2026-09-02|参照箇所:材料工学専攻の修士(工学)、30単位、Core・Major・ORT、研究論文。

  • 2026年度 大学院シラバス

    京都大学大学院工学研究科|資料:2026年度|確認:2026-09-02|参照箇所:材料科学の各科目の授業目的・内容。2027年度の保証資料ではない。

  • 材料工学専攻 公式過去問一覧

    京都大学大学院工学研究科 材料工学専攻|資料:2027~2020年度・平成31~18年度掲載|確認:2026-09-02|参照箇所:一般選考の問題PDF計22年度分と、解答例の掲載範囲。

  • 2027年度 材料工学専攻一般選考問題

    京都大学大学院工学研究科 材料工学専攻|資料:2026年8月実施|確認:2026-09-02|参照箇所:全32ページ。問題の存在と科目構成を確認し、本文・図表は転載しない。

  • 材料工学専攻 サイトポリシー

    京都大学大学院工学研究科 材料工学専攻|資料:現行ポリシー|確認:2026-09-02|参照箇所:サイト上の文書・画像等の著作権と無断転載禁止。