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第5章 入学後の教育と現在の研究を具体的に知る

東京大学 大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻の院試対策講座から、修了要件、2026年度シラバス、2027年度予定、原著論文の結果と限界を分けます。

01

修士(農学)までの学修構造

講義、特別実験、演習、研究指導、論文、最終試験をつなげます。

大学公式の事実

大学公式の事実:講義10、特別実験16、演習4単位

2026年度便覧PDF物理pp.1-3,7-8の規則と授業科目表です。

2026年度規則と授業科目表では、応用生命化学専攻の修士課程は講義10単位以上、応用生命化学特別実験I・IIを各8単位の計16単位、演習4単位を履修します。指導教員の研究指導を受け、学位論文と最終試験を経て、要件を満たすと修士(農学)が授与されます。

大学公式の事実

大学公式の事実:算入できる講義と合計4単位の上限

2026年度便覧PDF物理pp.7-8の応用生命化学専攻授業科目表にある算入条件です。講義科目の算入であり、演習・実験・実習は対象外です。

講義10単位には、応用生命工学専攻で履修した講義科目を含めることができます。他専攻、研究科共通科目、大学院共通授業科目、他研究科等の講義は、指導教員の許可を得て4単位まで修了単位へ算入できます。外国の大学・大学院で取得した単位は、教育会議の議を経て4単位まで算入できますが、前述の講義との合計も4単位を超えられません。学部とグローバル教育センターの授業科目は修了単位へ算入できません。講義は原則として隔年開講です。

大学公式の事実

大学公式の事実:2027年度講義は予定として掲載

専攻公式カリキュラムの2027年度開講の講義(予定)欄からの要約です。

専攻公式カリキュラムは、2027年度についてPlant Nutrition and Physiology、生物機能開発化学、天然物生理化学、生物無機化学、食品物理化学、ゲノムと生体情報の科学などを「予定」として掲載しています。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:2027年度の確定時間割と評価法

2027年度を予定とする専攻ページと、2026年度の授業カタログを年度別に分けた境界です。

2027年度一覧は予定であり、調査時点では曜日、時限、担当、授業言語、授業計画、評価法を確定できません。2026年度シラバスの内容を、そのまま2027年度の確定授業として扱うことはできません。

02

2026年度シラバスの具体例

植物、土壌、動物、生理、特別実験の学び方を科目情報から読みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:Plant Nutrition and Physiology

2026年度授業カタログの科目コード3902121、授業計画、評価法に基づきます。

2026年度の科目3902121はS1金曜5限、英語、1単位です。植物栄養の基礎、分子生物学的方法、ホウ素輸送、窒素とリンの相互作用、硫黄栄養、長距離の栄養応答を扱い、出席と短いレポートで評価します。

大学公式の事実

大学公式の事実:環境土壌資源論

2026年度授業カタログの科目コード3902109、授業目標、計画、評価法に基づきます。

2026年度の科目3902109はS1金曜3限、日本語・英語、1単位です。地球システム、地球限界、土壌の反応場、炭素・窒素・リン循環、持続的農業を扱い、一次論文を用いるグループ発表があります。

大学公式の事実

大学公式の事実:Animal Biological Chemistry and Physiology

2026年度授業カタログの科目コード3902124、授業目標、授業計画に基づきます。

2026年度の科目3902124はS2火曜3限、英語、1単位です。環境や食物摂取に対する生体反応を、学習・記憶、食欲、体内時計、情動、味覚、嗅覚、痛み、フェロモン等から学びます。

大学公式の事実

大学公式の事実:応用生命化学特別実験I

2026年度授業カタログの科目基本表と、詳細計画が掲載されていない表示に基づきます。

2026年度の科目3902116はS1・S2・A1・A2の集中科目、日本語、8単位で、他学部履修不可です。公開カタログには研究室ごとの詳細な実験計画は掲載されていないため、8単位という事実から個別の実験内容までは補えません。

03

原著論文で研究の方法と限界を読む

植物ホルモン、土壌有機物、柑橘成分の三例を、分かったことと未確認事項に分けます。

大学公式の事実

大学公式の事実:根のAHK3と葉の成長

東京大学の研究発表と原著論文のAbstract、Results、Discussionを照合した研究結果です。

神谷岳洋准教授を含む研究は、シロイヌナズナの接ぎ木系で、根に発現するサイトカイニン受容体AHK3と分解酵素CKX4が、硝酸条件に応じて根から地上部へ運ばれるtrans-zeatin型サイトカイニンと葉面積を調節する仕組みを示しました。根の栄養情報がホルモン量を介して葉へ伝わる例です。

大学公式の事実

大学公式の事実:岩石風化と土壌有機物の集合体

東京大学の研究発表、原著HTML、出版社PDFのMethodsとConclusionsを照合しています。

和穎朗太教授らは、砕いた玄武岩・花崗岩・砂、葉堆肥、微生物を用いた人工土壌を55日間、8回の乾湿サイクルで調べました。風化で供給された鉄・アルミニウムと微生物が変換した有機物が結びつき、鉱物結合型有機物の集合体形成に関わる結果を示しました。

大学公式の事実

大学公式の事実:柑橘果皮成分とSIRT1酵素反応

東京大学の研究発表と出版社のTitle、Highlights、Abstractの範囲で記述し、未取得の原著本文を補っていません。

研究グループは、28種の柑橘果皮抽出物を蛍光標識に頼らない質量分析法で調べ、5種のpolymethoxyflavonoidをSIRT1活性化成分として同定しました。これは主に試験管内の酵素反応で、東京大学の発表は、食べれば老化や病気を予防できると示した研究ではないと明記しています。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:農地・作物・人体への直ちの効果

各研究発表と原著が示す実験条件・限界を越えないための境界です。

これら三研究だけから、作物収量が必ず増える、肥料を必ず減らせる、全ての農地で炭素が長期間固定される、柑橘成分を食べれば人体で老化予防になる、とは言えません。実験材料、期間、試験管内か生物個体かを越えた効果は未確認です。

本書の提案

本書の提案:対象・方法・結果・限界の四行で読む

三つの研究例を過大評価せず説明するための本書の読解手順です。

論文を読んだら、対象にした生物や材料、使った測定・操作、得られた結果、まだ言えない範囲を一行ずつ書きます。研究室への関心を説明するときも、大学の広報の将来展望と、原著で実証した結果を分けます。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。