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出典付き・公開プレビュー

第6章 旧過去問を現行形式へ変換して使う

東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻の院試対策講座から、2026年度公式過去問と2027年度の形式変更を分け、再現可能な演習手順と非公表の限界を示します。

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過去問は題材を学び、形式は現行案内で決める

旧10問・180分を、現行9問・135分の保証に使わず練習素材へ変えます。

大学公式の事実

大学公式の事実:最新公開過去問は旧10問・180分で、2027年度は9問・135分

旧過去問UFM-20と2027確定案内UFM-03の形式を明確に分けています。

物質系公式ページで最新公開とされるのは、令和8(2026)年度入試、2025年8月19日実施の専門科目問題です。その冊子は180分で、第1問から第10問までの10問から3問を選びます。一方、2027年度の確定入試案内は、物理学・化学・材料学から各3題、合計9題を出し、そのうち3題を選ぶと定め、試験時間は8月18日13時40分から15時55分の135分です。したがって、最新公開過去問でも、問題数と試験時間は現行条件ではありません。題材・要求される説明や計算の深さを知る資料として使い、2027本番の冊子構成は専攻案内を正本にします。

大学公式の事実

大学公式の事実:旧問題は式の導出と現象の説明を同時に求める

題材はUFM-20の実際の公式問題から確認し、年度を限定しています。

2026年度公式問題の題材には、質点を付けた棒の剛体運動・床との衝突、電磁誘導とRC回路、二準位量子系の固有状態と時間発展、n型半導体のドナー準位と統計力学があります。ほかに、実在気体と熱力学、有機反応と高分子、遷移金属錯体、ミセル・脂質二重層、電界効果トランジスタ、反応平衡・反応速度、せん断変形、高温クリープなどが出ています。選択式の知識確認だけではなく、運動方程式や分布、回路方程式を導き、構造・機構・極限での振る舞いを文章や図で説明する小問が続きます。これは旧年度の題材であり、2027年度に同じ問題が出るという意味ではありません。

本書による説明

本書による説明:過去問は四つの能力へ分解できる

公式問題の小問構造を本書が学習能力の観点で整理した説明です。

旧問を読むと、少なくとも四つの能力が繰り返し現れます。第一は、慣性モーメント、磁束、自由エネルギー、状態密度などを定義から書く力。第二は、図と文章の条件を座標、境界条件、保存則へ移す力。第三は、近似の条件を守って式を変形し、単位や極限を確かめる力。第四は、得た式が示す現象を日本語または英語で説明する力です。2027案内の出題分野は広いので、用語集を増やすだけでは3題を安定して完答できません。「何を求めるか」「どの法則を使うか」「なぜその近似か」「結果は何を意味するか」を一続きにすることが、旧問から読み取れる実践的な準備です。

本書の提案

本書の提案:旧問を135分用の選択練習へ組み替える

仮想9題セット、45分、自己採点項目は本書の練習方法で、大学指定ではありません。

最初は分野別に一問ずつ、時間を測らず完全解答を作ります。次に、同じ問題を45分で解き、未完部分を「知識不足」「方針決定」「計算」「説明」に分類します。最後に、旧冊子から物理・化学・材料の問題を混ぜて9題の仮想セットを作り、135分で3題を選ぶ練習をします。旧冊子の本来の180分をそのまま使わないのが要点です。採点は、答えの一致だけでなく、定義、主要式、導出、単位、極限、説明が残っているかを確認します。これは公式採点法ではなく、形式変更後にも旧問の価値を保つための本書の提案です。題材ごとの弱点は第4章の学部基礎・大学院科目対応表へ戻します。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:公式解答・採点基準・合格最低点は確認できない

非公表であることをUFM-05/UFM-20から確認し、合格可能性の推定はしていません。

物質系公式ページでは過去の専門科目問題を公開していますが、公開資料から公式解答、各小問の配点、部分点基準、年度別合格最低点は確認できません。FAQは正答率の目安と選考方法の詳細も非公表としています。そのため、本書の解答例を大学公式解答と呼ぶこと、自己採点の点数から合否を断定すること、旧年度の問題難度から2027年度の最低点を推定することはできません。自作解答は、教科書の定義・導出と照合し、必要なら指導教員や学部の教員に論理の欠落を確認してもらうための学習物として扱います。公式が後日解答等を公開した場合だけ、公式資料として置き換えます。

本書の提案

本書の提案:直前確認は三つの公式入口に限定する

公式入口を使った直前確認と学習優先順位は本書の提案です。

出願前は研究科入試ページで募集要項と更新、物質系入試ページで専攻案内・追加提出物・FAQ、出願後は登録メールと公式ページで個別連絡を確認してください。学習計画は、①英語の有効スコアと送付完了、②三分野の基礎棚卸し、③得意3題の選択練習、④口述で研究関心を筋道立てて説明、⑤志望教員との事前相談、の五本にします。日付や試験方式が変更されたら、本書の記述より大学の最新告知を優先します。公式資料にない換算式や合格点を探す時間を、定義から説明できる基礎と研究室の原著論文を読む時間へ回すことを提案します。

サイト運用上の事実

サイト運用上の事実:購入後は完成版PDFをメール送付

院試クラウドの提供運用であり、東京大学の制度ではありません。

購入前に閲覧できるのは、この公開プレビューに表示された範囲です。購入後もサイト上の有料全文は開放しません。決済確認後、原則2日程度で、完成版PDFを購入時に指定したメールアドレスへ送付します。届かない場合は迷惑メールフォルダと受信拒否設定を確認し、受付番号・購入時のメールアドレス・対象講座名を添えて「運営・お問い合わせ」の窓口へ連絡してください。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 令和9(2027)年度 東京大学大学院新領域創成科学研究科 修士課程学生募集要項

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:2026-04|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.2-3(紙面pp.2-3)出願資格、p.4(紙面p.4)出願期間・物質系の募集人員、pp.5-6(紙面pp.5-6)提出物・英語、p.8(紙面p.8)事前審査・合理的配慮、p.10(紙面p.10)試験関連日程・最終合格発表。

  • 新領域創成科学研究科 入試情報

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:current; 2027修士募集要項掲載2026-03-23|確認:2026-08-31|参照箇所:令和9(2027)年度修士課程学生募集要項、専攻独自の追加提出物一覧、オンライン出願・合格発表入口。

  • 2027年度 物質系専攻 入試案内書

    東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻|資料:2026-03-30|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.3(紙面p.1)2027受入研究室、p.11(紙面p.9)修士一般・外国人等特別選考の英語・専門・口述・日程・志望調査・内定、pp.12-13(紙面pp.10-11)相談・追加提出物。

  • 物質系専攻 入試情報・FAQ・過去の専門科目問題

    東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:入試日程、募集要項・出願書類、よくある質問、過去の専門科目問題、2026年入試説明動画。換算方法・選考詳細の非公表も確認。

  • 令和8(2026)年度 S1・S2ターム授業科目表(物質系専攻)

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:2026-03-27|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.1-2講義一覧、p.3物質系輪講IA/IB・物質系特別研究IA/IBの単位・学年・必修。

  • 2026年度 新物質科学概論III

    東京大学 授業カタログ|資料:updated 2026-04-20|確認:2026-08-31|参照箇所:科目コード47100-94、概要、授業計画、単位。結晶格子・逆格子・回折・点群・空間群・消滅則・X線構造解析。

  • 2026年度 機械学習と物質科学

    東京大学 授業カタログ|資料:updated 2026-04-20|確認:2026-08-31|参照箇所:科目コード47101-09、概要、全7回の授業計画、前提知識、単位。

  • 令和8(2026)年度 物質系専攻 専門科目入試問題

    東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻|資料:exam 2025-08-19; PDF updated 2025-10-10|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.1旧10問・180分・3問選択、p.4剛体運動、p.6電磁誘導、p.8二準位系、p.10半導体統計、pp.12-24化学・材料題材。