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第3章 提出物と研究室希望を、対象者ごとに組み立てる

東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻の院試対策講座から、共通書類、物質系独自書類、研究室希望、事前相談、合格候補者説明会を区別します。

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書類と研究室選択を一つの流れにする

全員提出と条件付き提出を分け、配属希望がいつ固定されるかを確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:研究科共通書類にも全員提出と条件付き提出がある

研究科共通提出物の対象者と注意事項はUFM-01物理pp.5-6の大学公式記載です。

研究科共通では、顔写真データ、検定料30,000円、学部の成績証明書を全員が用意します。編入学者は編入前の大学等、高等専門学校専攻科出身者は本科・専攻科の成績証明書も対象です。卒業証明書は出願時にすでに大学を卒業している人が提出し、卒業見込みの人は卒業見込証明書を提出する必要がありません。外国の大学卒業者は学位取得が分かる証明も必要です。日本語・英語以外の証明書等には日本語訳または英語訳を添えます。アップロードした原本は入学手続で必要になるため保管します。書類名だけでなく「誰が出すか」を読む必要があります。

大学公式の事実

大学公式の事実:物質系独自提出物は四種類で対象者が異なる

対象者、期限、提出方法はUFM-04物理p.1およびUFM-03物理p.13の一覧どおりです。

物質系独自の提出物は四種類です。①志望調査票は全員が6月4〜10日の出願期間中に指定Googleフォームで送信します。②日本語能力証明書は、証明書を持っている場合だけPDF提出です。③学業・職務両立計画書は、企業・官公庁・団体等に在職し、その身分のまま入学を希望する人だけが出願期間中にPDF提出します。④TOEFLまたはTOEICは全員が8月6日正午までに提出します。「専攻独自書類は全員が四つ出す」わけでも、「英語は出願期間中だけ」でもありません。研究科の共通提出物と物質系の一覧を両方照合します。

大学公式の事実

大学公式の事実:研究室は第1〜第5希望を出し、提出後は順序を変えられない

希望順位と変更不可はUFM-03物理pp.11-12、当年度受入注記は同資料物理p.3に基づきます。

志望調査票には、配属を希望する研究室を第1希望から第5希望まで記入します。その5研究室で希望が満たされない場合にも他研究室への配属を希望する人は、第6希望以降も記入できます。調査票を提出した後は、志望研究室の順序を変更できません。2027入試案内の研究室一覧は受入区分も含み、有馬・徳永研究室は修士課程だけ受入予定、井上圭一研究室は博士後期だけ受入予定という注記があります。修士受験者は、古いパンフレットや検索結果の教員名だけでなく、2027入試案内の一覧で志望先が修士受入対象か確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:出願前に志望教員へ連絡し、研究内容を相談する

事前連絡・相談、外国人等特別選考の第1志望指定、出願後問い合わせ不可はUFM-03物理p.11の公式指示です。

2027物質系案内は、研究科共通の提出書類を把握するとともに、出願前に志望教員へ連絡し、希望する研究内容について相談するよう求めています。外国人等特別選考では、出願前に第1志望教員へ必ず連絡することが別に明記されています。また、修士課程で行いたい研究内容についての問い合わせは出願前なら可能ですが、出願後の問い合わせには応じないとしています。研究室選びを「合格後に考える」手順にはできません。連絡時には、自分の履修・研究経験、関心のある現象や手法、2027年4月入学希望であることを簡潔に示し、受入可能性と研究の接点を公式連絡先で確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:研究室配属には試験後の確認段階がある

候補者説明会と配属確認はUFM-03、選考詳細の非公表と研究室間の扱いはUFM-05によります。

出願時の希望順位だけで配属と最終合格が自動的に決まるとは公表されていません。物質系は、全試験後の8月24日に専攻内定を連絡し、8月31日の合格候補者説明会で、配属が想定される指導教員との面談を行います。そこで入学後の学修適性と指導方針を確認し、この説明会への出席を入学手続の一部としています。物質系FAQは、筆記得点、口述、研究室配属の詳しい関係は非公表とし、研究室間で合格しやすさに差が生じることはないと説明しています。希望順位を「合格倍率の低そうな研究室順」として扱う根拠はありません。

本書による説明

本書による説明:研究室選択は研究内容・受入年度・対話の三点確認

公式の受入一覧・教員情報・事前相談規定をつないだ本書による説明です。

研究室のページに興味ある言葉があるだけでは、2027年の志望先確認として不足します。第一に、教員の公式プロフィールや原著論文から、扱う現象、測定・計算手法、対象材料を分けて読みます。第二に、2027入試案内の研究室一覧で修士受入対象かを確認します。第三に、出願前の連絡で、自分の関心と研究室の方向がつながるかを教員と確認します。この三点は、古い所属情報を現在の受入情報と誤認するのを防ぎます。研究テーマは入学までに変わる可能性があるため、論文題名をそのまま志望理由にせず、「何を測る/作る/計算することで、どの問いに答えたいか」まで言葉にします。

本書の提案

本書の提案:提出物ごとに対象・期限・証拠を一行で残す

書類・研究室確認を整理するための本書の提案です。

一つの表に「書類名」「対象者」「公式期限」「提出先」「完了証拠」「根拠ページ」を置いてください。志望調査票なら全員・6月10日まで・Googleフォーム・送信控え・物質系案内p.11、日本語能力証明なら保有者のみ、両立計画なら在職継続者のみ、英語なら全員・8月6日正午と記録します。研究室ごとには、2027受入一覧の掲載、公式プロフィールの現職、調べた原著論文、相談日、確認事項を残します。これは大学指定様式ではありません。対象者限定書類を全員必須と誤認すること、希望順を未確認で送信すること、提出後に順序を直せると思うことを防ぐための本書の提案です。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 令和9(2027)年度 東京大学大学院新領域創成科学研究科 修士課程学生募集要項

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:2026-04|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.2-3(紙面pp.2-3)出願資格、p.4(紙面p.4)出願期間・物質系の募集人員、pp.5-6(紙面pp.5-6)提出物・英語、p.8(紙面p.8)事前審査・合理的配慮、p.10(紙面p.10)試験関連日程・最終合格発表。

  • 新領域創成科学研究科 入試情報

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:current; 2027修士募集要項掲載2026-03-23|確認:2026-08-31|参照箇所:令和9(2027)年度修士課程学生募集要項、専攻独自の追加提出物一覧、オンライン出願・合格発表入口。

  • 2027年度 物質系専攻 入試案内書

    東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻|資料:2026-03-30|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.3(紙面p.1)2027受入研究室、p.11(紙面p.9)修士一般・外国人等特別選考の英語・専門・口述・日程・志望調査・内定、pp.12-13(紙面pp.10-11)相談・追加提出物。

  • 2027年度 物質系専攻 専攻独自の追加提出物一覧(修士課程)

    東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻|資料:2026-03-31; official listing 2026-04-21|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.1全文。志望調査票、日本語能力証明書、学業・職務両立計画書、TOEFL/TOEICの対象者・期限・方法。

  • 物質系専攻 入試情報・FAQ・過去の専門科目問題

    東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:入試日程、募集要項・出願書類、よくある質問、過去の専門科目問題、2026年入試説明動画。換算方法・選考詳細の非公表も確認。

  • 研究分野・研究室の紹介

    東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:物性・光科学、新物質・界面科学、マテリアル・機能設計、計測、協力・兼担・連携研究室の区分。受入可否はUFM-03を優先。

  • 杉本宜昭 教授プロフィール

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:物質系専攻/物性・光科学講座、略歴、教育活動、研究活動。走査型プローブ顕微鏡による原子レベル計測。

  • 米田淳 准教授プロフィール

    東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:物質系専攻、略歴、研究活動。半導体ナノデバイス、少数電子スピン、量子コヒーレンス・量子情報処理。

  • 井手口拓郎 研究室代表プロフィール

    東京大学 Ideguchi Group|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:研究室代表、職歴。2026年から新領域創成科学研究科物質系専攻教授。代表論文。