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第2章 コース別の問題選択

大阪大学 大学院 工学研究科 電気電子情報通信工学専攻の院試対策講座から、同じ180分でも異なる、電気・情報通信・量子の解答構造を確認します。

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第2章 コース別の問題選択

問題数、選択時点、公式範囲をコースごとに分けます。

大学公式の事実

筆記180分、口頭試問は二日後

2027年度募集要項の専攻時間割とコース別受験方法です。

2027年度一般選抜の筆記は2026年8月18日9時30分から12時30分、口頭試問は8月20日9時開始です。電気工学、情報通信工学、量子情報エレクトロニクスの3コースは同じ筆記時間でも、解答する問題の組合せが異なります。イノベーションデザインは志望研究室に対応する前記3コースのいずれかの試験を受けます。口頭試問について募集要項が示すのは開始時刻で、一人当たりの時間、質問内容、筆記との配点比率は今回確認した資料にはありません。本書は面接質問を大学公式情報として作りません。

大学公式の事実

電気工学は数学3題と専門2題

2027年度募集要項の正式科目名、題数、選択方法だけを示しました。

2027年度募集要項では、電気工学コースは次の合計5題を解答します。

  • 数学3題:すべて解答
  • 電磁理論2題と電気電子回路2題:計4題から、試験時に2題を選択

専門二科目から必ず1題ずつ選ぶ、とは書かれていません。願書への選択記入も不要です。2025年実施冊子の確認結果は、第5章で年度を分けて示します。

大学公式の事実

情報通信工学は計9題から5題を選ぶ

2027年度募集要項の五科目区分、題数、選択方法を区別して示しました。

2027年度募集要項では、情報通信工学コースに五つの科目区分、計9題が置かれています。

  • 数学:3題
  • 電磁理論:2題
  • 電気電子回路:2題
  • 情報理論:1題
  • データ構造とアルゴリズム:1題

この計9題から、試験時に5題を選んで解答します。数学3題をすべて解く、という指定ではありません。願書への選択記入も不要です。

大学公式の事実

量子情報エレクトロニクスは電気工学と同じ選択構造

2027年度募集要項にある量子情報エレクトロニクスコースの正式科目名と選択構造です。

2027年度募集要項では、量子情報エレクトロニクスコースも次の合計5題を解答します。

  • 数学3題:すべて解答
  • 電磁理論2題と電気電子回路2題:計4題から、試験時に2題を選択

願書への選択記入は不要です。ここで一致するのは、この年度の科目区分、題数、選択方法です。電気工学コースと研究内容や採点まで同じ、という意味ではありません。

本書による説明

数学は線形代数からラプラス変換まで

募集要項の数学・専門範囲を、2026年度教育課程との関係が分かるよう本書が平易に説明しました。

数学の公式範囲は、線形代数、微分方程式、複素関数、フーリエ解析、ラプラス変換です。線形代数は複数の信号や状態、微分方程式は回路・電磁界・制御の時間変化を表す基礎です。複素関数は実数と虚数を組み合わせた複素数を扱う関数です。フーリエ・ラプラス変換を使う周波数領域では、時間とともに変わる波を「どの周波数をどれだけ含むか」で表します。続く専門範囲でいう静電界・静磁界は時間変化しない電界・磁界、荷電粒子は電気的な電荷を持つ粒子です。回路の定常解析は十分に時間がたった後の状態、過渡解析はスイッチ操作直後など変化途中の状態を調べます。回路理論の諸定理は、電圧と電流の関係を別の見方で解くための定理群です。以上は公式用語を理解するための本書の説明で、各分野が同じ割合で出題されるという意味ではありません。公式冊子の一年度分だけから頻出順位も作りません。

大学公式の事実

電磁理論と電気電子回路の公式範囲

2027年度募集要項の正式科目名と列挙範囲です。

2027年度募集要項の正式科目名と範囲は次のとおりです。

  • 電磁理論:静電界、静磁界、時間的に変化する電磁界の基礎、電磁界中の荷電粒子の運動
  • 電気電子回路:線形回路の定常解析・過渡解析、回路理論の諸定理、増幅回路・フィルタ回路を含む電子回路の基礎

情報通信工学コースには、この二科目に加えて情報理論とデータ構造・アルゴリズムがあります。研究領域の名称を使って、公式範囲を増減しません。

本書の提案

本書の提案:選択を三段階で準備する

三コースの公式選択構造を踏まえ、本書が提案する準備方法です。

第一に全候補の基礎を一度学び、第二に過去問を同じ時間内で解いて所要時間と誤答原因を記録し、第三に本番では問題文を読んでから選択します。情報通信工学では「数学を必ず3題」と誤認せず、9題全体を見ます。電気・量子では数学3題必答を先に時間配分へ入れます。これは本書の提案で、大阪大学の推奨解答順や採点基準ではありません。得意分野を固定して未読の問題を捨てるのではなく、公式範囲を土台に当日判断できる余地を残します。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 2027年度4月入学 大阪大学大学院工学研究科博士前期課程一般選抜 学生募集要項

    大阪大学大学院工学研究科|資料:2026年3月|確認:2026-09-04|参照箇所:PDF5~7頁、15~18頁、22頁、27頁。4コース、141名、志望順位、英語証明、日程、連絡先、筆記科目。

  • 大学院入試情報

    大阪大学大学院工学研究科|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:2027年度一般選抜の募集終了表示、募集要項と変更情報の公式入口。

  • 2026年度 工学研究科博士前期課程教育課程表

    大阪大学大学院工学研究科|資料:2026年3月13日更新|確認:2026-09-04|参照箇所:印刷48~56頁。電気、情報通信、量子情報エレクトロニクス、イノベーションデザインの科目・履修方法・研究指導。

  • 工学研究科3ポリシー

    大阪大学|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:一般選抜でみる専門知識、論理的分析、コミュニケーション、英語力。

  • 電気電子情報通信工学専攻 大学院入試情報

    大阪大学大学院工学研究科電気電子情報通信工学専攻|資料:2026年4月9日更新・2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:2027年4月に配属しない6領域、過去5年分の問題PDF、解答例を公開していない旨。採点基準と志願者個人の設備利用条件は確認できない。HTTPで閲覧。

  • 2025年 数学・専門科目試験問題(電気工学コース)

    大阪大学大学院工学研究科電気電子情報通信工学専攻|資料:2025年実施・2026年度入学|確認:2026-09-04|参照箇所:16頁。数学3題、電磁気学2題、電気回路2題と選択指示。問題文・数式・図は転載しない。採点基準は確認できない。

  • 2025年 数学・専門科目試験問題(情報通信工学コース)

    大阪大学大学院工学研究科電気電子情報通信工学専攻|資料:2025年実施・2026年度入学|確認:2026-09-04|参照箇所:20頁。数学3、電磁気2、回路2、情報理論1、データ構造とアルゴリズム1の計9題。問題本文は転載しない。採点基準は確認できない。

  • 2025年 数学・専門科目試験問題(量子情報エレクトロニクスコース)

    大阪大学大学院工学研究科電気電子情報通信工学専攻|資料:2025年実施・2026年度入学|確認:2026-09-04|参照箇所:16頁。数学3題、電磁気学2題、電気回路2題と選択指示。問題文・数式・図は転載しない。採点基準は確認できない。