第4章 教員・研究・施設を入試目的に合わせて読む
東京大学 大学院工学系研究科 原子力専攻専門職学位課程の院試対策講座から、研究指導教員選びではなく、授業担当・教育施設・専門分野を区別して理解します。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月28日
- 公開本文
- 1,506字
- 参照資料
- 15件
教員を『指導候補』と呼ばない
専門職課程の教員情報を正しい目的で使います。
大学公式:専門職学生は専攻長の指示で履修
大学公式資料に明記された事実です。
工学系研究科規則は、研究学位の学生を指導教員の指示で履修させる一方、専門職学位課程の学生は専攻長の指示で授業科目を履修すると定めます。
大学公式:現行パンフレットは専任6名・客員3名
大学公式資料に明記された事実です。
2026年7月現在のパンフレットは、専任教員6名、客員教員3名に加え、原子力国際専攻の教員と日本原子力研究開発機構等の40名以上の非常勤・特別講師が教育に当たると説明します。
本書による説明:授業担当を研究室配属先へ変換しない
複数の大学公式資料を本書が整理した説明です。
この課程は修士論文を課さず、授業・演習・実験実習で30単位を修得します。授業担当者の研究テーマを知ることは有益ですが、研究室配属や個別指導の受入保証とは別です。
本書の提案:教員は科目・施設・研究の三列で読む
大学指定の方法や合格保証ではなく、公式条件を守るための本書の提案です。
教員名の横に、2026年度の担当科目、専攻内の施設運営上の役割、公式プロフィールにある研究分野を分けて書きます。三列を一つの『受入テーマ』にまとめません。
坂上和之―放射線安全と量子ビーム
授業担当・施設役割・研究を分離します。
大学公式:坂上和之准教授は放射線安全学を担当
大学公式資料に明記された事実です。
東京大学プロフィールは坂上和之を工学系研究科原子力専攻原子力安全工学講座の准教授とします。2026年度授業カタログでは放射線安全学の担当です。
大学公式:専攻職員ページはライナック管理部長と掲載
大学公式資料に明記された事実です。
現行の専攻職員ページは、坂上准教授をライナック管理部の部長として掲載しています。
大学公式:先端量子ビームと微細加工を研究
大学公式資料に明記された事実です。
東京大学の研究者紹介は、光科学と量子ビーム科学を融合し、先端量子ビーム発生と物質の微細加工を研究テーマとして示します。
原著論文:極端紫外光を微細加工へ使う研究例
原著論文の書誌と内容を本書が要約した説明です。
2020年の原著論文は、コヒーレントな極端紫外高次高調波パルスをサブマイクロメートルに集光し、PMMAと金属ナノ粒子レジストの表面加工を扱います。問題、光源、材料、観察結果を分けて読む例です。
出町和之―保全技術と実験・実習
実務教育の接点を一次資料で読みます。
大学公式:出町和之特任教授は原子力実験・実習1を担当
大学公式資料に明記された事実です。
東京大学プロフィールは出町和之を工学系研究科原子力専攻の特任教授とし、専門分野を原子力、研究テーマを保全技術開発とします。2026年度は原子力実験・実習1を担当します。
大学公式:実習は実施と報告書を一体で評価
大学公式資料に明記された事実です。
原子力実験・実習1は、実際に手足を使って課題を行い、結果を報告書へまとめることで科学的思考を養うと説明します。出席だけでなく提出レポートが評価材料です。
大学公式:共同利用管理に関わる役割
大学公式資料に明記された事実です。
現行の専攻職員ページは、出町特任教授を大学共同利用管理本部の構成員として掲載しています。
本書の提案:実務経験を『保全の判断』へ具体化する
大学指定の方法や合格保証ではなく、公式条件を守るための本書の提案です。
保全経験を説明するときは、対象機器、異常兆候、測定値、許容基準、判断、作業後の確認を順に述べます。経験がない場合は、実験実習で同じ判断過程を学びたい理由を示します。
阿部弘亨―燃料材料と照射損傷
科目表と原著論文を対応させます。
大学公式:阿部弘亨教授は燃料材料科学を担当
大学公式資料に明記された事実です。
東京大学プロフィールは阿部弘亨を工学系研究科原子力専攻原子力安全工学講座の教授とします。2026年度便覧は、原子力燃料材料科学と対応演習の担当として掲載します。
大学公式:専攻職員ページは重照射管理部長と掲載
大学公式資料に明記された事実です。
調査基準日に確認した現行の専攻職員ページは、阿部弘亨教授を重照射管理部の部長として掲載しています。
原著論文:W原子と照射誘起アモルファス化を調べる
原著論文の問題設定・方法・結果を本書が要約した説明です。
2024年の原著論文は、Wを含むM23C6炭化物の照射誘起アモルファス化をTEM-EELS等で解析し、阿部教授が共著します。材料組成、照射、観察方法、構造変化を分けて読む具体例です。
本書の提案:論文を入試予想ではなく方法の見本にする
大学指定の方法や合格保証ではなく、公式条件を守るための本書の提案です。
原著論文から、何を変えたか、何を測ったか、比較対象は何か、結論の範囲はどこまでかを四行で抜き出します。論文テーマが小論文へ出る、または研究配属されるとは考えません。
教員数と施設名の版差
日付のないページを現況へ拡張しません。
大学公式資料間の不一致:教員数に複数の版
大学公式資料に明記された事実です。
カリキュラムページは2016年7月現在で専任10名・客員3名、教育環境ページは日付なしで専任9名・客員4名、現行パンフレットは2026年7月現在で専任6名・客員3名と記します。
本書による説明:現況は日付付きの2026年パンフレットを優先
複数の大学公式資料を本書が整理した説明です。
教員数の現在値には、日付が明示された2026年パンフレットの6名・3名を使います。古い人数は、教育体制の変遷があることを示す版情報としてのみ残します。
本書による説明:施設名は日付付きパンフレットの表記を採用
複数の大学公式資料を本書が整理した説明です。
教育環境ページには『原子力緊急時支援・研究センター』、2026年パンフレットには『原子力緊急時支援・研修センター』という表記があり、名称が一致しません。本書では、日付が明示された2026年パンフレットの表記を採用します。
大学が公表していない情報:2027年度の確定担当と設備配当
2026年度・現行資料から2027年度の確定状態を推定しないための表示です。
調査基準日までに確認した公開資料では、2027年度の全科目担当、実習ごとの設備配当、学生別の利用時間は確定版として公表を確認できません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 令和9(2027)年度 原子力専攻入試案内
東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:2026-07-31|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF全5ページ。p.3制度・資格、p.4試験科目・時間・標準問題、p.5TOEIC・追加書類
- 2026-2027年度 原子力専攻パンフレット
東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:2026-07-28(専攻Web掲載欄は2026-08-05更新)|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF全12ページ。p.2制度、pp.4-6方針・目標、p.7科目、pp.8-9時間割・施設、p.10資格
- 東京大学大学院工学系研究科規則
東京大学|資料:2026-04-01施行改正まで|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF pp.1-4、第2条の2、第3条の2、第5条2項、第9条2項、第13条の2
- 2026年度 工学系研究科便覧
東京大学大学院工学系研究科|資料:2026年度|確認:2026-08-28|参照箇所:PDFファイルp.309、印刷p.工-78。原子力専攻の科目表と必修19単位の内訳
- カリキュラム
東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:掲載日表示なし(教員数説明は2016-07現在)|確認:2026-08-28|参照箇所:講義・演習・実験実習の構成、学期、連携施設。旧教員数は現況に使わない
- 放射線安全学 2026年度授業カタログ
東京大学|資料:2026-08-26最終更新表示|確認:2026-08-28|参照箇所:科目3794-001、担当、1.5単位、授業概要・14項目の計画・評価・前提知識
- 原子力実験・実習1 2026年度授業カタログ
東京大学|資料:2026-08-26最終更新表示|確認:2026-08-28|参照箇所:科目3794-141、出町和之、2単位、実習テーマ、レポート、出席前提
- 原子力専攻 専攻職員
東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:掲載日表示なし(2026-08-28確認)|確認:2026-08-28|参照箇所:専攻長、研究室、原子炉・放射線・ライナック等の運営組織と担当者
- 坂上和之 東京大学教員プロフィール
東京大学|資料:掲載日表示なし(2026-08-28確認)|確認:2026-08-28|参照箇所:准教授、工学系研究科原子力専攻原子力安全工学講座
- 出町和之 東京大学教員プロフィール
東京大学|資料:掲載日表示なし(2026-08-28確認)|確認:2026-08-28|参照箇所:特任教授、工学系研究科原子力専攻、専門分野・研究テーマ
- 阿部弘亨 東京大学教員プロフィール
東京大学|資料:掲載日表示なし(2026-08-28確認)|確認:2026-08-28|参照箇所:教授、工学系研究科原子力専攻原子力安全工学講座
- 坂上和之 研究テーマ・原著論文一覧
東京大学大学院工学系研究科附属光量子科学研究センター|資料:掲載日表示なし(2026-08-28確認)|確認:2026-08-28|参照箇所:先端量子ビームと微細加工の研究テーマ、原著論文書誌・DOI一覧
- Surface processing of PMMA and metal nano-particle resist by sub-micrometer focusing of coherent extreme ultraviolet high-order harmonics pulses
Optics Letters|資料:2020|確認:2026-08-28|参照箇所:Vol.45 p.2926、坂上和之共著。研究課題・方法の例として書誌と要旨を確認
- TEM-EELS analysis reveals the W-atom mediated radiation-induced amorphization in M23C6
Journal of Nuclear Materials|資料:2024|確認:2026-08-28|参照箇所:阿部弘亨共著。照射材料研究の問題・測定・結果の構造を要旨と書誌で確認
- 教育環境
東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:掲載日表示なし(2026-08-28確認)|確認:2026-08-28|参照箇所:教員体制、研究炉・NUCEF・プラントシミュレータ等。人数・施設名に版差あり