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出典付き・公開プレビュー

第3章 1年間の教育課程を専門知と実務で読む

東京大学 大学院工学系研究科 原子力専攻専門職学位課程の院試対策講座から、30単位、必修19単位、講義・演習・実験実習、国家試験との関係を年度付きで整理します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月28日
公開本文
1,971
参照資料
12
01

六つの学習教育目標

技術だけでなく説明・協働・倫理を含みます。

大学公式の事実

大学公式:基礎・応用・問題解決・継続学習を養う

大学公式資料に明記された事実です。

専攻方針は、広範な原子力技術の基礎、高度な専門知識と実務応用、複合問題を科学的に分析し設定・解決する力、継続して学ぶ力を目標に置きます。

大学公式の事実

大学公式:説明責任・協働・管理・倫理も教育対象

大学公式資料に明記された事実です。

さらに、実践力、説明責任、コミュニケーション、協働、マネージメント、技術倫理に沿って職務を遂行する能力と態度を学習目標に含めます。

大学公式の事実

大学公式:放射性物質等を用いた実験・演習

大学公式資料に明記された事実です。

教育課程編成方針は、高度原子力専門技術者に必要な専門教育、放射性物質等を用いる実験・演習、協働とリーダーシップ、工学倫理を組み合わせると示します。

本書による説明

本書による説明:『知る・計算する・扱う・説明する』の四層

複数の大学公式資料を本書が整理した説明です。

公式目標を18歳向けに分けると、原理を知る、数理で計算する、設備と放射線を安全に扱う、判断を他者へ説明する、の四層です。どれか一層だけを専門性と呼びません。

02

修了要件と必修19単位

30単位の中身を数字で読みます。

大学公式の事実

大学公式:修了は30単位、年間登録上限50単位

大学公式資料に明記された事実です。

修了には30単位以上が必要で、工学系研究科規則は1年間の履修登録を50単位以下に制限します。30と50は、修了必要数と登録上限という別の数字です。

大学公式の事実

大学公式:原子力基礎科目は必修10.5単位

大学公式資料に明記された事実です。

2026年度便覧は、放射線安全学1.5、原子核と放射線計測1.5、原子力法規1.5、原子炉物理学2、原子力熱流動工学2、原子力燃料材料科学2を必修の原子力基礎科目とします。

大学公式の事実

大学公式:隣接1.5・演習2・実験実習5単位

大学公式資料に明記された事実です。

同便覧は、リスク認知とコミュニケーション1.5、原子力法規演習と技術倫理演習の計2、原子力実験・実習1・2と原子炉実習・原子炉管理実習の計5を必修とし、合計19単位とします。

本書による説明

本書による説明:2026年度表を2027年度確定表にしない

複数の大学公式資料を本書が整理した説明です。

対象入試は2027年度ですが、確認できる便覧と授業カタログは2026年度です。科目名・担当・学期は『2026年度の例』と表示し、入学後の確定情報は最新便覧と履修システムで更新します。

03

資格は『自動取得』ではない

国家試験の受験免除資格・受験資格と、資格取得そのものを分けます。

大学公式の事実

大学公式:原子炉主任技術者は法令以外の筆記科目に受験免除資格

大学公式資料に明記された事実です。

2027年度専攻入試案内と現行パンフレットは、本専攻が指定する科目を所定の成績以上で修得して課程を修了すると、原子炉主任技術者の筆記試験で、原子炉に関する法令以外の科目の受験免除資格を得られると説明します。

大学公式の事実

大学公式:口答試験は筆記合格と6か月以上の実務経験が条件

大学公式資料に明記された事実です。

原子炉主任技術者について同資料は、筆記試験に合格し、かつ原子炉の運転に関する6か月以上の実務経験を持つ者が、口答試験の受験資格を得ると説明します。

大学公式の事実

大学公式:核燃料取扱主任者も法令以外の筆記科目に受験免除資格

大学公式資料に明記された事実です。

同じく指定科目を所定の成績以上で修得して課程を修了すると、核燃料取扱主任者の筆記試験で、核燃料物質に関する法令以外の科目の受験免除資格を得られると説明します。

大学公式の事実

大学公式:放射線取扱主任者試験には科目免除なし

大学公式資料に明記された事実です。

2027年度専攻入試案内は、本専攻で同資格に十分対応できる知識・経験を学べるとしつつ、放射線取扱主任者試験の科目免除はないと明記します。

本書による説明

本書による説明:資格取得・合格保証まで拡張しない

複数の大学公式資料を本書が整理した説明です。

原子炉主任技術者・核燃料取扱主任者について示されるのは、資格そのものの自動取得や合格保証ではなく、受験免除資格または条件付きの口答試験受験資格です。技術士についてパンフレットが示すのも、試験に対応する知識・経験を得られることまでです。

04

放射線安全学を具体的に読む

単位の裏にある14の学習領域を見ます。

大学公式の事実

大学公式:放射線安全学は物理から規制・環境まで扱う

大学公式資料に明記された事実です。

2026年度放射線安全学は、放射線物理・化学・生物、RI規制法、線量、防護体系、職業・公衆被ばく、廃棄物、廃止措置・クリアランス、環境防護等を14項目で扱います。

大学公式の事実

大学公式:期末試験で基礎・実用・複合問題を問う

大学公式資料に明記された事実です。

成績は演習と合わせた期末試験で評価し、原子炉主任技術者・核燃料取扱主任者試験に関係する放射線影響、防護、被ばくリスク管理の問題も含むと説明します。

大学公式の事実

大学公式:前提は理系学部卒業程度の数学・物理・化学

大学公式資料に明記された事実です。

放射線安全学の2026年度シラバスは、理系学部卒業程度の数学、物理、化学を前提知識として挙げています。

本書の提案

本書の提案:単位・量・法令・判断を別ノートにする

大学指定の方法や合格保証ではなく、公式条件を守るための本書の提案です。

放射線安全では、ベクレルやグレイ等の物理量、被ばく経路、法令上の管理対象、現場判断を同じ欄に混ぜないようにします。一つの事例を四列で分けると、計算と説明の誤りを発見しやすくなります。

05

原子炉物理とリスクコミュニケーション

理工系科目と社会隣接科目を並べます。

大学公式の事実

大学公式:2026年度原子炉物理学は2単位

大学公式資料に明記された事実です。

2026年度授業カタログは、原子炉物理学を高田孝担当、S1・S2、日本語、2単位と掲載します。便覧では必修の原子力基礎科目に含まれます。

大学公式の事実

大学公式:リスク認知とコミュニケーションは必修1.5単位

大学公式資料に明記された事実です。

2026年度授業カタログは、リスク認知とコミュニケーションを斉藤拓巳担当、A1・A2、日本語、1.5単位と掲載します。便覧では必修の実務隣接科目です。

本書による説明

本書による説明:現象の計算と社会への説明は別の能力

複数の大学公式資料を本書が整理した説明です。

原子炉物理は核分裂連鎖や中性子の振る舞いを数理で扱う土台、リスクコミュニケーションは不確実性と判断を人へ伝える土台です。専門職教育は両方を同じ一年に配置します。

本書の提案

本書の提案:同じ事故シナリオを二つの言葉で説明する

大学指定の方法や合格保証ではなく、公式条件を守るための本書の提案です。

一つの事象について、技術者向けには前提・方程式・測定値・不確かさを、市民向けには影響・比較基準・分からない点・次の対応を説明します。数字を隠さず、専門語だけにも頼らない練習です。

06

実験・実習と施設

午後の実践をレポートまで含めて読みます。

大学公式の事実

大学公式:実験・実習1は放射線から燃料サイクルまで扱う

大学公式資料に明記された事実です。

2026年度原子力実験・実習1は、放射性物質取扱い、放射線計測、原子炉物理、プラント、熱流動、核燃料、材料、燃料サイクル等の課題を実際に行います。

大学公式の事実

大学公式:全課題出席とレポート提出が単位の前提

大学公式資料に明記された事実です。

実習では理解度を対話的に確認し、レポート完成度で評価します。各課題後のレポートは原則一週間以内、単位修得は全課題への出席と提出を前提とします。

大学公式の事実

大学公式:東海キャンパスと連携施設を使う

大学公式資料に明記された事実です。

現行パンフレットは、研究炉、NUCEF、プラントシミュレータ、原子力緊急時支援・研修センター等を利用した実験・実習を説明します。NUCEFは核燃料サイクル安全工学研究施設です。

本書による説明

本書による説明:施設名は利用保証と同じではない

複数の大学公式資料を本書が整理した説明です。

パンフレットの施設例は教育環境の説明です。全学生が全設備を同じ時間・条件で操作することや、個別テーマへ自由に利用できることまでは示しません。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 令和9(2027)年度 原子力専攻入試案内

    東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:2026-07-31|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF全5ページ。p.3制度・資格、p.4試験科目・時間・標準問題、p.5TOEIC・追加書類

  • 2026-2027年度 原子力専攻パンフレット

    東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:2026-07-28(専攻Web掲載欄は2026-08-05更新)|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF全12ページ。p.2制度、pp.4-6方針・目標、p.7科目、pp.8-9時間割・施設、p.10資格

  • 東京大学大学院専門職学位課程規則

    東京大学|資料:2024-04-01施行改正まで|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF pp.1-4、第3-5条、第7-17条。専門職専攻、30単位、実践教育、在学年限

  • 東京大学大学院工学系研究科規則

    東京大学|資料:2026-04-01施行改正まで|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF pp.1-4、第2条の2、第3条の2、第5条2項、第9条2項、第13条の2

  • 2026年度 工学系研究科便覧

    東京大学大学院工学系研究科|資料:2026年度|確認:2026-08-28|参照箇所:PDFファイルp.309、印刷p.工-78。原子力専攻の科目表と必修19単位の内訳

  • 原子力専攻の方針

    東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:掲載日表示なし(2026-08-28確認)|確認:2026-08-28|参照箇所:学位授与方針、教育課程編成・実施方針、六つの学習教育目標

  • カリキュラム

    東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:掲載日表示なし(教員数説明は2016-07現在)|確認:2026-08-28|参照箇所:講義・演習・実験実習の構成、学期、連携施設。旧教員数は現況に使わない

  • 放射線安全学 2026年度授業カタログ

    東京大学|資料:2026-08-26最終更新表示|確認:2026-08-28|参照箇所:科目3794-001、担当、1.5単位、授業概要・14項目の計画・評価・前提知識

  • 原子炉物理学 2026年度授業カタログ

    東京大学|資料:2026-08-26最終更新表示|確認:2026-08-28|参照箇所:科目3794-004、高田孝、2単位、日本語、S1・S2

  • リスク認知とコミュニケーション 2026年度授業カタログ

    東京大学|資料:2026-08-26最終更新表示|確認:2026-08-28|参照箇所:科目3794-051、斉藤拓巳、1.5単位、日本語、A1・A2

  • 原子力実験・実習1 2026年度授業カタログ

    東京大学|資料:2026-08-26最終更新表示|確認:2026-08-28|参照箇所:科目3794-141、出町和之、2単位、実習テーマ、レポート、出席前提

  • 教育環境

    東京大学大学院工学系研究科 原子力専攻|資料:掲載日表示なし(2026-08-28確認)|確認:2026-08-28|参照箇所:教員体制、研究炉・NUCEF・プラントシミュレータ等。人数・施設名に版差あり