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第3章 三名の指導候補を授業・研究・場所まで比べる

東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 修士課程の院試対策講座から、有機金属・触媒、構造生命科学、精密ゲル科学から三名を取り上げ、公開資料で言えることと設備利用の不明点を分けます。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月28日
公開本文
2,943
参照資料
13
01

野崎京子教授―分子触媒と資源循環

二酸化炭素や廃プラスチックを炭素資源へ変える触媒研究を読みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:役職、専門、2026年度授業、最近の研究

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。

野崎京子教授は、工学系研究科化学生命工学専攻の教授です。専門は有機金属化学で、分子触媒、有機合成、高分子合成、配位化学、グリーンケミストリーを研究します。二酸化炭素、一酸化炭素、バイオマスの利用、重合と高分子分解の触媒が主要な題目です。

2026年度の「化学生命工学基礎」では、4月17日に「二酸化炭素、廃プラスチック…使えない原料を使うための化学」を担当しました。また、2026年度S2の基礎化学担当者としても専攻ページに掲載されています。2025年の研究では、二酸化炭素と再生可能資源由来イソプレンからラクトンを合成し、100%再生可能資源由来の高分子へつなげました。

大学公式の事実

大学公式の事実:野崎研究室の拠点、研究方法、2026年度配属実績

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。

野崎研究室は本郷の工学系研究科にあり、触媒の分子設計、合成、反応評価、高分子の合成と分解を扱います。2026年度の合格者配属一覧には、野崎研究室へ一貫研究プログラムと修士修了プログラムの両方から配属された実績が載っています。これは2026年度の実績であり、2027年度の受入人数ではありません。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:野崎研究室の設備利用条件と2027年度受入人数

2026年8月28日時点で確認できる公開一次資料に記載がないため、数値、条件、問題文または人物名を推測で補っていません。

確認した公式資料には、特定の反応装置、分光装置、分析装置を修士学生が使える条件、単独操作までの訓練、学外施設へ測定を依頼する頻度、2027年度の受入人数は記載されていません。2026年度に二つのプログラムから配属実績があることを、2027年度にも両方から受け入れる保証や人数へ置き換えません。

本書の提案

本書の提案:野崎研究室には関心のある操作を分けて相談する

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書独自の解説と提案です。

触媒を作ること、反応機構を調べること、廃高分子を分解することのうち、どの試料、反応、測定へ関心があるかを分けて相談します。設備名だけを尋ねず、その設備で何を測り、どの仮説を確かめたいかまで伝えます。これは大学が指定する相談方法ではなく、本書の提案です。

02

西増弘志教授―CRISPRと構造生命科学

タンパク質と核酸の構造から、生命現象と分子ツールを理解する研究です。

大学公式の事実

大学公式の事実:役職、専門、2026年度授業、最近の研究

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。

西増弘志教授は、先端科学技術研究センターを研究拠点とする化学生命工学専攻の教授です。専門は構造生命科学で、タンパク質、DNA、RNA、分子生物学、生化学、構造生物学、タンパク質工学、CRISPR、免疫を扱います。生化学的解析、X線結晶構造解析、クライオ電子顕微鏡、一分子測定を組み合わせます。

2026年度の「化学生命工学基礎」では、6月19日に「クライオ電子顕微鏡で新型コロナウイルスを視る」を担当しました。2026年7月には、二つの異なる酵素からなるDRT3システムについて、DRT3aがRNAを鋳型に、DRT3bが自らの特定のアミノ酸残基を鋳型に、それぞれ相補的なDNAを合成し、二つの生成物が二本鎖DNAを形成する仕組みをCellで報告しました。

大学公式の事実

大学公式の事実:西増研究室の拠点、研究方法、2026年度配属実績

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。

西増研究室は駒場II地区の先端科学技術研究センターを主な拠点とします。公式資料は、クライオ電子顕微鏡、X線結晶構造解析、一分子測定を研究方法として挙げています。2026年度の合格者配属一覧では、西増研究室への修士修了プログラムの配属を確認できますが、一貫研究プログラムの配属は同一覧に載っていません。これは2026年度の実績です。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:西増研究室の設備利用条件と2027年度受入可否

2026年8月28日時点で確認できる公開一次資料に記載がないため、数値、条件、問題文または人物名を推測で補っていません。

確認した公式資料には、クライオ電子顕微鏡などの各装置が研究室専有か共用か、修士学生が単独操作するまでの訓練期間、測定枠、試料調製の分担は記載されていません。2026年度の一覧に一貫研究プログラムの配属がないことだけから、2027年度の一貫研究プログラムで受入不可とも受入可能とも断定できません。

本書の提案

本書の提案:一貫研究では受入可否と博士課程までの計画を面談で尋ねる

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書独自の解説と提案です。

一貫研究プログラムを希望する人は、必須の出願前面談で、2027年度の受入可否、試料調製と装置操作の分担、博士課程までに取り組める研究課題を具体的に尋ねます。これは2026年度の配属一覧から受入可否を推測せず、未公表の条件を教員へ確認するための本書の提案です。

03

酒井崇匡教授―精密ゲル科学と医療材料

水を大量に含む高分子網目を、基礎物理からバイオマテリアルへつなげます。

大学公式の事実

大学公式の事実:役職、専門、2026年度授業、最近の研究

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。

酒井崇匡教授は、工学系研究科化学生命工学専攻の教授で、2026年時点の専攻長です。専門は精密ゲル科学で、ソフトマター、高分子網目、Tetra-PEGゲル、バイオマテリアル、医療用ゲルを研究します。分子設計と網目構造の制御から、力学特性、浸透圧、破壊、再生医療材料へ進みます。

2026年度の「化学生命工学基礎」では、4月10日に「水を材料として使う:ゲルの物理化学の深化と医療材料への展開」を担当しました。2025年には、粘弾性トランペット理論を連続体力学の基礎方程式から数学的に証明し、亀裂形状と材料内部のひずみ分布を表す式を導いた研究が公表されました。酒井教授は、この成果を支援したERATO「酒井複素ゲルプロジェクト」の研究総括として掲載されています。

大学公式の事実

大学公式の事実:酒井研究室の拠点、研究対象、2026年度配属実績

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。

酒井研究室は本郷の工学系研究科にあり、ゲル合成、網目構造、物性、破壊、医療材料を扱います。2026年度の合格者配属一覧には、酒井研究室へ一貫研究プログラムと修士修了プログラムの両方から配属された実績が載っています。これは2026年度の実績であり、2027年度の受入人数ではありません。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:酒井研究室の設備利用条件と2027年度受入人数

2026年8月28日時点で確認できる公開一次資料に記載がないため、数値、条件、問題文または人物名を推測で補っていません。

確認した公式資料には、引張試験、散乱測定、顕微鏡、医療評価など個別設備の一覧、修士学生の利用条件、動物・細胞実験の担当範囲、共同研究先で行う測定の割合、2027年度の受入人数は記載されていません。2026年度に二つのプログラムから配属実績があることを、2027年度の受入保証へ置き換えません。

本書の提案

本書の提案:酒井研究室には作りたい材料と測りたい性質を伝える

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書独自の解説と提案です。

材料を作る研究、物理法則を測る研究、医療応用を目指す研究のうち、どの試料を作り、どの物性や医療上の性質を測りたいかを具体的にします。細胞・動物実験を想定する場合は、自分の担当範囲と必要な訓練も面談で尋ねます。これは大学が指定する相談方法ではなく、本書の提案です。

04

三名を研究名だけでなく毎日の作業で比べる

対象、操作、データ、場所、博士進学の五点から志望理由を作ります。

本書による説明

本書による説明:三研究室を試料、操作、データで比べる

複数の一次資料を比べ、受験生が制度、試験、研究内容を一緒に読める形へ本書が整理した説明です。

公式の研究主題と方法を、受験生が比較できる単位へ本書が整理すると、野崎研究室は触媒や高分子の合成と反応評価、西増研究室はタンパク質・核酸試料を用いる生化学と構造解析、酒井研究室はゲル合成と網目・弾性・破壊・医療材料の評価に重点があります。同じ「分子」を扱っていても、作る試料、行う操作、得るデータが異なるという比較です。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:個々の学生の一日と週間予定

2026年8月28日時点で確認できる公開一次資料に記載がないため、数値、条件、問題文または人物名を推測で補っていません。

確認した研究室プロフィールとパンフレットには、個々の修士学生の一日や週間予定、実験と計算の時間配分、授業のための移動頻度、共同研究先ごとの役割分担は記載されていません。研究主題から、全員が同じ作業順で研究すると断定しません。

本書の提案

本書の提案:志望理由を試料、データ、解析、場所に分ける

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書独自の解説と提案です。

研究題目の言葉だけでなく、自分が作りたい試料、取得したいデータ、身につけたい解析、研究を行う場所を一文ずつ書きます。その四点を候補研究室の公式プロフィールと照合すると、研究室名だけを入れ替えられる志望理由ではなくなります。これは大学が指定する志望理由の形式ではなく、本書の提案です。

本書の提案

本書の提案:教員への連絡文は六項目で短く作る

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書独自の解説と提案です。

一貫研究プログラムの事前連絡では、①氏名と所属、②2027年4月か2026年10月か、③一貫研究プログラムを希望すること、④現在または直近の研究、⑤志望研究室で調べたい具体的な問い、⑥面談可能な日時、を順に書きます。添付を送る場合は、教員から指定された形式と内容に従います。

「研究室に興味があります」だけで終えず、公式プロフィールや最近の研究から一件を選び、自分の経験との関係を二文で示します。装置の有無を質問するときは、装置名を並べるだけでなく、その装置で何を測り、どの仮説を検証したいかまで書きます。修士修了プログラムで連絡する場合は、必須の事前承諾であるかのように書かず、研究内容を理解するための相談として依頼します。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。