第4章 2026年度過去問の公開範囲と大学公表の入試例題
東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 修士課程の院試対策講座から、取得できていない過去問本文を作り足さず、公開告知、入手条件、過去問ではない例題八問を別々に扱います。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月28日
- 公開本文
- 1,439字
- 参照資料
- 3件
2026年度基礎問題I・IIは公開済みだが本文は入力後の画面にある
公開された事実と、現在の資料だけでは言えない設問内容を分けます。
大学公式の事実:2026年度基礎問題I・IIは公式に公開されている
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。
専攻入試ページは、2026年度入試の化学生命工学基礎問題IとIIを2026年5月1日に掲載したと告知しています。過去問ページでは2016年度以降の入試問題をPDFで公開しており、氏名、大学・所属、メールアドレスを入力し、個人利用条件に同意した後にダウンロード画面へ進みます。したがって、2026年度問題は「大学が公表していない」のではなく、公式に公開されている資料です。
大学公式で提供中・本書未取得:2026年度問題の設問本文と図表
大学が公式に公開している資料ですが、本書の作成時には取得していません。取得していない問題文や図表を、別年度の資料や入試例題から補っていません。
本書の作成時には、過去問ページのフォームへ実在情報を入力せず、2026年度の問題PDFを取得していません。このため、基礎問題IとIIの個別問題番号、問題文、図表、配点を本文へ書き起こしていません。問題内容を別年度や入試例題から移して2026年度問題として扱うこともしていません。これは大学による非公表ではなく、公式に公開されている問題を本書が取得していないという状態です。
大学公式の事実:過去問の入手条件と2027年度試験との違い
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。
専攻は2016年度以降の入試問題PDFを公開し、ダウンロードした問題を個人利用に限るとしています。2027年度の修士修了プログラムは、基礎問題Iが科学英語30分、基礎問題IIが五分野から二分野を選ぶ80分です。2026年度問題を入手した場合も、2027年度の問題数、配点、題材が同じになるとは公表されていません。
大学が公表していない情報:2026年度問題の解答、出題意図、採点基準、作問者
2026年8月28日時点で確認できる公開一次資料に記載がないため、数値、条件、問題文または人物名を推測で補っていません。
専攻の公開ページには2026年度問題への案内がありますが、同じページに大学公式の解答例、詳しい出題意図、採点基準、作問者は掲載されていません。本書が取得した公式資料の範囲でも、これらは確認できていません。
本書による説明:作問者は根拠不足のため推定しない
複数の一次資料を比べ、受験生が制度、試験、研究内容を一緒に読める形へ本書が整理した説明です。
教員の研究分野と問題のテーマが似ているだけでは、作問担当を特定できません。問題本文も取得できていないため、本書は2026年度基礎問題I・IIの作問者について人物名は推定しません。
大学公表の入試例題・問1~問4
酸性度、Hofmann転位、交互共重合、生分解性・人工血管を問う例題です。
大学公式の事実:大学公表の入試例題は全2ページ、問1から問8
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。
専攻は、全2ページ、問1から問8までの「化学生命工学専攻入学試験例題」を公開しています。PDFの表題は入学試験例題で、実施年度、実施日、入試区分、配点は記載されていません。
問1は二組の構造についてpKaの低い方と理由を求めます。問2は臭素と水酸化ナトリウムを使う反応について、生成物の絶対配置と反応機構を求めます。問3はスチレン、無水マレイン酸、アゾビスイソブチロニトリルを用いるラジカル共重合を、モノマー反応性比r1=r2=0という条件で、開始、成長、停止に分けて説明させます。問4は、生分解性ポリマーの例と分解理由、人工血管用ポリマーに必要な性質を問います。
本書による説明:入試例題を2026年度過去問として扱わない
複数の一次資料を比べ、受験生が制度、試験、研究内容を一緒に読める形へ本書が整理した説明です。
PDFに実施年度、実施日、入試区分が記されていないため、本書はこの八問を2026年度基礎問題I・IIの過去問とは呼びません。大学公表の入試例題として、取得できていない年度別過去問と分けて扱います。
大学公表の入試例題・問5~問8
RNA干渉、抗体の働き、発現確認、二段階タンパク質精製を問います。
大学公式の事実:生命化学とバイオテクノロジーの四問
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試資料に書かれた範囲です。
問5は、RNA干渉による転写後の遺伝子発現調節の仕組みと、RNA干渉を医薬品へ用いる長所・短所を問います。問6は、抗原への結合以外に抗体が持つ機能を一つ挙げ、3行ほどで説明させます。問7は、哺乳類細胞へ遺伝子導入して目的タンパク質を発現させた後、その発現を確かめる実験手順を説明させます。
問8は、Aが75 kDa・等電点5.2、Bが25 kDa・等電点9.0、Cが25 kDa・等電点5.2という混合物から、二段階の精製でCだけを単離する方法と、使う精製法の原理を説明させます。
本書による説明:問8は二つの違いを順に使う
複数の一次資料を比べ、受験生が制度、試験、研究内容を一緒に読める形へ本書が整理した説明です。
問8では、分子量だけでは同じ25 kDaのBとCを分けられず、等電点だけでは同じ5.2のAとCを分けられません。分子量差と電荷差を別々の段階で使う必要があります。具体的な順序と条件は第6章の本書独自答案で示します。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 2027年度 化学生命工学専攻入試情報
東京大学|資料:2026-05-07|確認:2026-08-28|参照箇所:二つの修士プログラム、日程、試験科目、試験時間、注意事項
- 化学生命工学専攻 過去問の入手方法
東京大学|資料:2026-08-26時点|確認:2026-08-28|参照箇所:2016年度以降のPDF、入力項目、個人利用条件
- 化学生命工学専攻入学試験例題
東京大学|資料:公開日記載なし|確認:2026-08-28|参照箇所:全2頁、問1~問8。問1・問2の構造式を原画像で確認。過去問ではなく例題