第3章 研究テーマと方法で12単位を比べる
東京大学 大学院 新領域創成科学研究科 共通出願・専攻選択の院試対策講座から、専攻名の印象ではなく、問い・方法・基礎・入試の四軸で候補を絞ります。
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- 院試クラウド編集部
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- 2027年度
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同じ社会課題から複数の研究方法を見分ける
公式の教育研究目的を、志願者が比較できる具体的な方法語へ置き換えます。
本書の提案:問い・方法・基礎・入試の四列を作る
四列の比較表は本書の提案であり、大学の志望調査票ではありません。
候補ごとに、問いは何を明らかにしたいか、方法は実験・観測・数値計算・データ解析・設計・聞き取り・制度分析のどれか、基礎は数学・物理・化学・生物・情報・社会科学・英語のどれか、入試は筆記・口述・外部英語・研究計画をどう準備するか、の四列を作ります。「テーマが面白そう」だけでなく、毎日使いたい方法と入学前に補う基礎まで書くと、似た名称の候補を分けられます。
本書による説明:基盤科学研究系の三つの方向
研究科公式の専攻紹介・教育目的を、比較用の問いと方法へ本書が要約しています。
物質系は、電子や原子核から物質の現象を理解し、新材料、デバイス、測定方法へつなぐ方向です。先端エネルギー工学は、エネルギーの発生・変換・輸送・制御を、宇宙、電力、プラズマ、構造材料などで扱います。複雑理工学は、脳、アストロバイオロジー、極限物質など異なる対象を、複雑系の数理・計測・データという共通方法で横断します。同じ物理が好きでも、物質機能、エネルギー装置、複雑現象のどこへ重心を置くかが違います。
本書による説明:生命科学研究系の二つの方向
二専攻の公式説明を、対象・方法・社会との接点が分かるよう本書が整理しています。
先端生命科学は、分子から細胞、個体、生態・進化まで、生命の普遍性と多様性を実験で明らかにする方向を含みます。メディカル情報生命は、生命・医科学と情報科学を融合し、遺伝子発現、タンパク質・核酸、ゲノムデータ、統計・計算、医療イノベーションの倫理的・法的・社会的課題まで扱います。生命現象を実験中心に追うのか、医科学データと計算を強く組み合わせるのか、社会実装のELSIを研究するのかを分けて考えます。
本書による説明:自然・海洋・環境システムの違い
三専攻の公式教育研究領域を、研究方法の違いが見えるよう本書が要約しています。
自然環境学は、陸域と海洋の自然環境、人間活動との関係をフィールド観測や採取から理解する方向です。海洋技術環境学は、海洋の利用・産業・保全を、海洋工学、センシング、システム設計、技術政策で扱います。環境システム学は、人間と自然の相互作用を、化学実験、資源循環、モデル、現地調査などで測り、制御や環境調和型社会の設計へつなげます。海を題材にしても、自然現象、利用技術、物質循環のどこを問うかで候補が変わります。
本書による説明:人間・社会文化・国際協力の違い
三専攻の公式目的を、対象と研究方法の比較へ本書が言い換えています。
人間環境学は、人の行動・感性・思考を理解し、人を支援する技術や社会システムを、人間計測、ロボット、設計、実証で作る方向です。社会文化環境学は、建築・都市・地域・歴史・文化・水・沿岸などを、設計、社会調査、GIS、水環境の分析で扱います。国際協力学は、開発協力、環境・資源、制度設計を軸に、経済・政策分析、統計、現地調査、制度比較を行います。「社会」を扱う場合も、支援技術、空間設計、国際制度で方法が違います。
本書による説明:GPSSは英語で持続可能性を統合する教育プログラム
公式の組織・教育説明と募集表を、GPSSの位置が分かるよう本書がまとめています。
GPSSは、環境・経済・社会を別々に学ぶだけでなく、持続可能性の問題を学際的・超学際的に扱う独立教育プログラムです。研究科公式紹介は、講義・演習・セミナーを英語で行い、サステイナビリティ学の修士号・博士号を取得できると説明します。2027年度修士入試は日程B一般だけで、GPSS固有資料による選抜を受けます。環境学研究系6専攻の共通コースでも、入学後に誰でも追加できる専攻内コースでもありません。
本書の提案:一つの題材を五つの方法へ分解する
気候変動を方法別に分ける例は本書独自の比較練習です。
例えば気候変動なら、新材料でエネルギー変換効率を上げる、自然環境の変化を観測する、炭素や資源の流れをモデル化する、都市・建築の適応策を設計する、国際制度や合意形成を評価する、という別の問いへ分けます。そのうえで候補研究室の論文に実際の方法があるかを確かめます。この例は大学が示した志望先判定ではありません。自分の問いを具体化して公式研究室へ進むための比較練習です。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 令和9(2027)年度 修士課程学生募集要項
東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:2026-03-23掲載|確認:2026-09-01|参照箇所:PDF物理p.2は11専攻と独自入試のGPSS、pp.2-3は出願資格、pp.4-5はA/B募集表、pp.5-7は提出物・英語・併願禁止、pp.10-11は関連日程。
- 新領域創成科学研究科 専攻紹介
東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:current; checked 2026-09-01|確認:2026-09-01|参照箇所:基盤科学研究系3専攻、生命科学研究系2専攻、環境学研究系6専攻、プログラムとしてGPSSを列挙し、各単位の教育研究分野を説明する。
- 組織・運営:目的・組織図
東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:current; checked 2026-09-01|確認:2026-09-01|参照箇所:修士課程の教育研究上の目的、学位授与方針、教育課程の編成・実施方針、入学者受入方針と、各専攻の教育研究上の目的。
- 令和8(2026)年度 東京大学大学院便覧(新領域創成科学研究科)
東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:2026年度|確認:2026-09-01|参照箇所:全78頁。研究科規則、11専攻・GPSSの修了要件と科目表、学位表、2026年度教員一覧。2027年度の不変を保証しない。
- 授業・履修・日程等
東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:2026年度、ページ更新2026-08-26|確認:2026-09-01|参照箇所:11専攻・GPSS別の2026年度S/A科目表、英語授業、大学院便覧、授業日程への公式入口。シラバスはUTASで確認する旨を表示する。
- 新領域創成科学研究科 研究成果
東京大学大学院新領域創成科学研究科|資料:current; checked 2026-09-01|確認:2026-09-01|参照箇所:研究科公式発表から研究テーマ、教員・所属、原著論文へ進むための公式入口。
- 東京大学学術機関リポジトリ
東京大学附属図書館|資料:current; checked 2026-09-01|確認:2026-09-01|参照箇所:東京大学の学術論文・学位論文等を著者、題名、研究科等で探す公式リポジトリ。