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第3章 専門4分野を専門的に読む

名古屋大学 大学院工学研究科 化学システム工学専攻の院試対策講座から、各分野で、公式見出しから逸脱せずにモデル・式・現象のつながりを学びます。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月29日
公開本文
1,329
参照資料
3
01

固体物理学:構造から電子状態へ

結晶、逆格子、バンド、輸送を一つの流れで理解します。

大学公式の事実

大学公式の事実:固体物理学は専門選択分野の一つ

分野の位置付けだけを公式事実として示します。

2027年度募集要項は固体物理学を専門4分野の一つに掲げ、公式問題例にも固体物理学の問題例があります。個別単元の出題比率は示されていません。

本書による説明

本書による説明:周期構造は波数空間へ写す

固体物理学の標準概念を公式分野へ接続した説明です。

結晶では原子配置が周期的に繰り返されます。実空間の周期を逆格子で表すと、電子波や回折条件を波数の問題として扱えます。単位胞、基底、格子を区別し、図から並進ベクトルを読めることが出発点です。

本書による説明

本書による説明:バンドは許される電子エネルギーの帯

専門用語を物理的意味から説明し、出題予告はしていません。

孤立原子の離散準位は、多数の原子が周期的に並ぶと幅を持つエネルギー帯になります。フェルミ準位と禁制帯の位置関係から、金属・半導体・絶縁体の電気的性質を読みます。

本書の提案

本書の提案:図・式・極限を一組で練習する

固体物理学の理解を確認する本書の練習法です。

分散関係を描き、群速度や有効質量に対応する式を書き、波数が小さい極限や温度が変わる場合を言葉で説明します。計算だけでなく、グラフの傾き・曲率が何を意味するかまで答えます。

02

流動と伝熱:保存則と境界層

流れと熱移動を同じ収支の枠で読みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:流動と伝熱は専門選択分野の一つ

公式な分野名と問題例掲載の事実です。

2027年度募集要項は流動と伝熱を専門4分野の一つに掲げ、公式問題例にも対応する問題例があります。2027年度の装置形状や数値条件は公表されていません。

本書による説明

本書による説明:連続の式は質量が消えない条件

流動の基礎を質量収支から説明しています。

流路へ入る質量流量と出る質量流量の差は、内部にたまる質量になります。定常・非圧縮なら流路が細くなるほど平均速度が大きくなる関係が得られますが、密度変化や分岐があれば項を省略できません。

本書による説明

本書による説明:伝熱は伝導・対流・放射を分ける

伝熱の機構と仮定を結び付けた説明です。

伝導は物質内部の温度勾配、対流は流体運動と表面の熱移動、放射は電磁波による交換です。熱交換器の式を使う前に、どの機構が支配的か、定常か、物性を一定と置けるかを確認します。

本書の提案

本書の提案:無次元数を比の意味で覚える

流動と伝熱を暗記から物理判断へ変える本書の提案です。

Reynolds数は慣性と粘性、Prandtl数は運動量と熱の拡散、Nusselt数は対流と純伝導の比として説明できるようにします。式だけでなく、値が大きいと何が優勢かを一文で書きます。

03

反応工学:速度式から反応器へ

反応速度、物質収支、滞留時間、温度依存性を接続します。

大学公式の事実

大学公式の事実:反応工学は専門選択分野の一つ

公式な分野名と非公表範囲を分けています。

2027年度募集要項は反応工学を専門4分野の一つに掲げ、公式問題例にも反応工学の問題例があります。特定の反応器型や速度式が2027年度に出るとは公表されていません。

本書による説明

本書による説明:速度式は濃度が減る速さを表す

反応工学の標準概念を18歳向けに説明しています。

一次反応なら反応速度は濃度に比例し、比例定数が速度定数です。反応次数は化学反応式の係数から自動的に決まるとは限らず、実験や機構から定めます。単位を見れば速度定数の次元も確認できます。

本書による説明

本書による説明:反応器は物質収支の形で比べる

反応器型を収支式の違いで整理した説明です。

回分反応器は時間変化、完全混合流通反応器は槽全体が出口濃度、管型反応器は流れ方向の変化を主に扱います。同じ速度式でも、混合の仮定が違えば転化率と必要体積の関係が変わります。

本書の提案

本書の提案:反応工学は四つの箱で解く

反応工学答案を構造化する本書の提案です。

①反応と化学量論、②速度式、③反応器の収支、④温度・圧力・物性の条件、の順に箱を埋めます。最後に転化率が0から1の間か、体積や時間の符号が正かを確かめます。

04

材料の力学:荷重から破壊条件へ

応力、ひずみ、曲げ、ねじり、座屈を境界条件から扱います。

大学公式の事実

大学公式の事実:材料の力学は専門選択分野の一つ

公式な分野名と問題例の存在だけを事実とします。

2027年度募集要項は材料の力学を専門4分野の一つに掲げ、公式問題例にも対応する問題例があります。対象部材や支持条件は年度問題として公表されていません。

本書による説明

本書による説明:応力は内部の力を面積で見る量

材料力学の基本量を意味から説明しています。

外力を受ける材料の内部では、それに釣り合う力が生じます。応力は単位面積当たりの内部力、ひずみは長さや角度の相対変化です。材料則は両者を結び、弾性範囲では荷重を除くと形が戻ります。

本書による説明

本書による説明:支持条件が変形の形を決める

境界条件と解法順序を結ぶ説明です。

同じはりでも、片持ち、両端支持、固定端では反力と曲げモーメント分布が変わります。自由物体図を描き、力とモーメントの釣合いを解いてから、曲率とたわみへ進みます。

本書の提案

本書の提案:符号規約を図の横へ書く

符号ミスを減らす本書の答案作法です。

軸力、せん断力、曲げモーメント、ねじりの正方向を最初に小図で宣言します。途中で規約を変えず、最終的な変形方向と極限状態が直感に合うかを確認します。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 2027年度 名古屋大学大学院工学研究科 博士前期課程学生募集要項

    名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026-04-17公開・2027年度入学|確認:2026-08-29|参照箇所:冒頭の入学者受入れ・選抜の基本方針と、PDFの先頭から数えた6、12〜24、26、32、34ページ。募集人員、A/B選抜、出願、英語、日程、試験範囲、9分野、修了要件

  • マテリアル工学系3専攻群 大学院入学試験 問題例

    名古屋大学マテリアル工学系専攻群|資料:PDFメタデータ2026-01-08・各セットの実施年度記載なし|確認:2026-08-29|参照箇所:PDF全31ページを画像確認。基礎①〜③・専門①〜③、問題訂正、空白ページを含む。公式表示は問題例で、頻度証拠・2027年度保証ではない

  • 則永行庸 研究者詳細

    名古屋大学研究者総覧|資料:更新表示2026-08-28|確認:2026-08-29|参照箇所:所属・職名、反応工学・プロセスシステム工学、CO2分離回収・利用、論文一覧