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第2章 2027年度入試を日程と評価材料で読む

東京大学 大学院工学系研究科 電気系工学専攻 修士課程・博士後期課程の院試対策講座から、修士、博士A、博士B、TOEFL、費用、資料間の不一致を課程別に整理します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月28日
公開本文
3,111
参照資料
7
01

修士課程:出願から合格発表まで

70名募集、専門2問150分、オンライン口述の流れです。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士の出願期間、募集人員、発表

2027年度修士募集要項と専攻案内の日時・人数です。

修士A日程の出願期間は2026年5月29日から6月4日15時(日本時間)まで、電気系工学専攻の募集人員は70名です。志願者が多い場合の予備選抜結果は8月14日まで、最終合格発表は9月10日16時頃の予定です。募集要項には修士B日程を実施する場合の出願期間として11月27日から12月3日15時までが示されています。

大学公式の事実

大学公式の事実:専門科目は6分野から2問、150分

専攻案内と試験科目ページに示された日時・分野・時間です。

修士の専門科目は2026年8月31日、集合8時30分、試験9時00分から11時30分まで、対面で実施予定です。電磁気学、電気回路、情報工学I、情報工学II、固体物性、制御・電気エネルギー工学から2問を選び、合計150分で解答します。本年度は一般教育科目の数学筆記試験を行いません。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士特別口述は希望者の一部を選抜

専攻案内に明記された対象、免除範囲、質問内容です。

修士特別口述試験は7月18日8時00分から18時00分にオンラインで行う予定です。成績等が優秀で、電気系工学専攻を第一志望とする希望者が書類選考の対象です。ここで選抜されると英語と専門筆記が免除されますが、通常の口述試験は免除されません。志望分野と理由、基礎知識、卒業研究、専攻調査票について質問される場合があります。

大学公式の事実

大学公式の事実:通常口述はオンラインで複数日

専攻案内に示された期間・形式・質問候補です。

通常の口述試験は8月31日から9月3日、8時00分から18時00分の範囲でオンライン実施予定です。志望分野と理由、基礎事項、卒業研究の口頭紹介、専攻調査票、筆記答案について質問される場合があります。特別口述で選抜された受験者には、その試験内容や卒業研究の進捗も質問されます。

大学公式の事実

大学公式の事実:専攻調査票、成績表、希望教員順位

専攻独自の提出書類と配属方法です。

修士用専攻調査票には、希望する研究内容、卒業研究テーマ、卒業後の進路構想を記入します。電気系工学専攻は、本学工学部卒業見込み者にも成績証明書と成績集計表を求めます。希望指導教員は順位付きでオンライン登録し、配属は筆記、口述、提出書類、希望教員などを総合して決定します。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士と博士で事前相談の重みが違う

修士の希望登録と博士の受入承諾を区別した記述です。

修士案内は希望教員を順位付きで登録する方式を示し、全受験者に受入承諾書を求めてはいません。博士案内は出願前に志望教員と十分に連絡し、署名入り受入承諾書を提出するよう求めています。修士でも研究の適合を確かめる連絡は有用ですが、博士の必須手続と同一ではありません。

02

博士A日程:研究計画と修士研究を説明する

筆記2問150分に加え、約20分の発表を含む口述があります。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士Aの出願、募集人員、発表

博士募集要項と専攻案内のA日程です。

博士A日程の出願期間は2026年5月29日から6月4日15時までです。電気系工学専攻の募集人員はA日程32名で、合格者発表は9月10日16時頃の予定です。2026年10月入学希望者はA日程で出願します。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士Aの専門学術科目

博士Aの専攻案内に記載された科目・時間です。

専門学術科目は8月31日、9時00分から11時30分まで対面実施予定です。修士と同じ六分野から2問を選び、150分で解答します。電気電子工学・情報工学の研究に必要な基礎学力を問うと説明され、本年度は一般教育科目の数学筆記を行いません。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士A口述は修士研究と博士計画を発表

専攻案内が示す発表対象、時間目安、提出方法です。

口述試験は9月4日8時00分から18時00分の範囲でオンライン実施予定です。修士論文または同等の研究と、博士入学後の研究計画を発表し、その内容について口頭試問を受けます。筆記答案への質問もあり得ます。発表時間の目安は約20分で、資料は指定URLへ事前提出します。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士は受入承諾書と研究計画書が必須

専攻案内の博士提出書類と事前相談要件です。

博士Aでは、志望指導教員自身が所定様式へ入力・署名した受入承諾書、博士後期課程研究計画書、在職者等に該当する場合の所属長承諾書を提出します。研究計画書には、どの方法で何をどこまで明らかにするかを書き、出願前に志望教員と十分に相談するよう求められています。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士Aには第2次試験がある場合がある

専攻案内の第2次試験区分です。

第1次試験合格者のうち、第1次試験時点で修士修了見込みの者には、2027年1月末から2月上旬に修士論文中心の第2次口述試験を行う予定です。2026年10月入学希望者は、第1次試験が第2次試験を兼ねるため、別日程の第2次試験はありません。

03

博士B日程とTOEFL

B日程はA日程と筆記の形式が異なります。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士Bの日程、時間、発表

博士募集要項と専攻案内のB日程です。

博士B日程の出願期間は2026年11月27日から12月3日15時まで、募集人員は若干名です。専門学術科目は2027年1月19日13時30分から15時30分、口述は1月20日から21日の範囲で予定されています。合格者発表は2月12日16時頃です。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士B筆記は希望教員の専門に基づく

博士B専攻案内が示す出題言語と範囲です。

博士Bの専門学術科目は記述式で、希望指導教員の専門分野の研究に必要な基礎知識を問います。問題は英語で、解答は英語または日本語です。A日程のように六分野から2問を選ぶ方式ではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士Bの受入承諾は10月末まで

博士Bの専攻案内に明記された締切と口述内容です。

博士B志願者は、所定様式の受入承諾書を2026年10月末までに志望教員から入手します。博士研究計画書と、該当者は所属長承諾書も提出します。口述では修士論文相当の研究と博士計画を発表し、目安約20分の発表後に口頭試問を受けます。

大学公式の事実

大学公式の事実:TOEFLの方式、期限、有効期間

専攻案内p.12と募集要項のTOEFL要件です。

TOEFLはiBTまたはHome EditionのTest Date scoreを使い、MyBest ScoresとITPは不可です。母語が英語でも原則として提出が必要です。DI codeは8596、Department codeは99です。A日程の対象となる試験日は2024年9月以降、B日程は2025年2月以降で、提出期限はA日程8月20日、博士B日程1月6日です。

本書による説明

本書による説明:A日程とB日程の準備は同じではない

A・Bの出題方式を比較した学習上の説明です。

A日程は六分野から二問を選ぶ広い基礎試験です。B日程は希望教員の専門に基づく英語出題の記述試験です。B日程志願者は、過去の六大問だけを解く準備では足りず、研究計画の主要概念、標準的な教科書の定義・式、希望研究室の最近の論文を英語でも説明できる状態が必要です。

04

費用、10月入学、安全保障輸出管理

課程別の予定額と制度上の注意を分けます。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士と博士の予定授業料は資料上異なる

修士募集要項と博士募集要項の予定額を改変せず併記しています。

2027年度予定額として、修士募集要項は入学料282,000円、授業料前期267,900円・年額535,800円を示します。博士募集要項は入学料282,000円、授業料前期260,400円・年額520,800円を示します。両方とも予定額で、改定時は新額が適用されると注記されています。二つの公式PDFの数値が異なるため、課程別にそのまま記載します。

大学公式の事実

大学公式の事実:10月入学と在留資格

専攻案内と現行FAQの10月入学に関する記載です。

電気系工学専攻は要件を満たす合格者に10月入学を認めます。ただし、専攻案内は新しい在留資格の取得に入学許可書交付から約3か月かかるのが通例で、10月入学に間に合わない場合があると説明しています。受験時の入国ビザ取得手続の支援は行わないとも明記しています。

大学公式の事実

大学公式の事実:輸出管理で研究活動が制限される場合

専攻案内の安全保障輸出管理に関する注意です。

東京大学は外為法に基づく安全保障輸出管理を行い、外国人留学生と一部の日本人学生について受入れ前審査を必須としています。規制対象に該当する場合、最終合格後に入学が許可されないことや、希望する研究活動・教員配属が制限されることがあります。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:費用差の理由と将来の確定額

二資料の不一致を推測で埋めず、理由と確定額を非公表として扱います。

修士と博士の2027年度予定授業料が異なる理由は、参照した募集要項には書かれていません。また、予定額は入学時または在学中に改定され得るため、2027年度の最終確定額をこの時点で断定できません。

05

資料の不一致・条件付き事項

公式資料同士が一致しない箇所を隠しません。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士B日程は条件付き

募集要項の条件文と専攻案内の掲載範囲をそのまま示しています。

工学系研究科の修士募集要項はB日程を「実施する場合」とし、実施専攻等を10月1日頃に公表予定としています。2027年度の電気系工学専攻案内は、修士についてA日程の詳細だけを掲載しています。2026年8月28日時点では、電気系工学専攻の修士B実施を確定情報として扱えません。

大学公式の事実

大学公式の事実:出題言語の説明に不一致がある

専攻案内とFAQの記載を統合せず併記しています。

2027年度専攻案内は、修士・博士Aの問題を日本語または英語で出題し、解答も日本語または英語と記します。一方、現行FAQは問題を日本語および英語の日英併記で出題すると記します。二つの表現は同じ意味とは限りません。受験年度を特定した専攻案内の記載を準備の基準にしつつ、不一致自体を残します。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:予備選抜基準、合格最低点、研究室別倍率

選抜に使う資料と、数値化された評価基準を分けています。

修士の予備選抜は専攻調査票と成績表に基づきますが、案内は審査基準への問い合わせに回答しないと明記しています。専門2問と口述の配点、合格最低点、研究室別倍率、教員別の残り受入枠も公表資料にはありません。

本書の提案

本書の提案:出願直前は四種類の資料を照合する

更新され得る入試情報を誤読しないための手順です。

出願前には、研究科募集要項、電気系工学専攻入試案内、入試案内書ページ、試験科目ページの四種類を同じ日付で読みます。日付、提出物、受入制限、試験形式の順に照合し、変更告知があれば準備表へ反映します。古い過去問ページだけを根拠に当年度の制度を決めないことが重要です。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。