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第2章 2027年度入試を日付・書類・試験時間まで読む

東京大学 大学院工学系研究科 建築学専攻 修士課程の院試対策講座から、工学系研究科の共通手続と、建築学専攻の追加条件を同じ時系列へ置きます。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月26日
公開本文
2,825
参照資料
9
01

募集人数、出願、試験、発表

2026年5月から9月までにすることを順番に並べます。

大学公式の事実

大学公式の事実:2027年度の日程と募集人員

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

募集人員は32名です。オンライン出願期間は2026年5月29日から6月4日15時までで、検定料は30,000円です。試験は工学系研究科が定める2026年8月31日から9月4日の期間内に行われ、建築学専攻では9月1日に専門課題Ⅰ、9月2日に専門課題Ⅱ、9月4日に口述試験を行います。合格者発表は9月10日16時ごろです。

専門課題Ⅰは9月1日9時から12時までです。専門課題Ⅱは9月2日9時開始で、建築設計が13時まで、ほかの三区分が12時までです。2026年8月17日付の当日案内では、8時35分までの着席、8時40分からの説明が示されました。開始後30分を過ぎた入室は認められません。

大学公式の事実

大学公式の事実:口述試験と外国語

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

口述試験は9月4日9時から14時の間に行われ、一人あたり数分程度、日本語または英語です。2027年度入試案内は口述の質問項目や質問別配点を公表していません。外国語はTOEFL iBTまたはHome Editionのスコアを用います。建築学専攻では条件を満たすTOEIC Listening & Readingのデジタル公式認定証も、出願時提出により利用できます。対象となる試験日は2024年9月以降で、TOEFLの大学到着期限は2026年8月5日です。

TOEFLはTest Date Scoresを用い、MyBest Scoresは使いません。ETSへの送付先は大学コード8596、部局コード99です。受験予約番号、受験日、Test Taker Score Reportの提出も指示に従います。

02

提出書類は共通分と建築固有分を分ける

研究計画と教員希望を、証明書類の後回しにしません。

大学公式の事実

大学公式の事実:主な提出物

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

共通の中心書類は、オンライン入学願書、顔写真、検定料の支払、大学の卒業・卒業見込証明書、成績証明書、安全保障輸出管理に関する確認書です。該当する志願者には、学位授与証明、資格審査書類、在留関係書類などが追加されます。建築学専攻では、入学願書に第1・第2・第3希望の指導教員名と専門課題Ⅱの区分を入力し、付表1「希望する研究テーマ」に具体的な研究内容と研究室を選んだ理由を1頁で記します。

電子出願は入力を保存しただけでは完了しません。期間内に必要項目を確定し、書類を指定形式で提出して、受付された状態まで進めます。証明書の氏名と出願画面の氏名が異なる場合など、個別説明が必要なケースは募集要項の指示に従います。

本書の提案

本書の提案:研究内容は対象・方法・成果物の三文で始める

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書の提案です。

最初の三文を、①何を対象にするか、②どの方法で調べるか、③何を明らかにするか、の順にします。例えば環境分野なら「高密度市街地の歩行者空間を対象にする。気象観測と流体計算を組み合わせ、時間帯別の暑熱分布を比べる。緑化と建物配置が歩行者の熱負荷をどれほど変えるかを明らかにする」と書けます。

「持続可能な都市を研究したい」だけでは、対象も測定方法も分かりません。図面を作るのか、歴史資料を読むのか、センサーで測るのか、載荷実験をするのかまで書くと、専門課題Ⅱと三名の希望指導教員を選んだ理由も説明しやすくなります。

03

出願前相談で確認する範囲

希望教員の登録と、研究室で実行できる研究を分けて尋ねます。

大学公式の事実

大学公式の事実:三名の希望指導教員を出願時に選ぶ

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

建築学専攻は、出願時に第1希望、第2希望、第3希望の指導教員を一名ずつ選ぶよう定めています。入試案内3~4頁の教員一覧には、受入れや事前連絡について個別の注記がある教員もいるため、希望する教員の欄を最後まで読む必要があります。合格が第1希望教員への配属を必ず意味するとは公表されていません。

2027年度入試案内は、全志願者に一律の事前連絡を求めてはいません。一方、個別注記で事前の問い合わせ等が求められている教員を希望する場合は、その指示に従います。研究テーマ、使用したい資料や設備、修士設計と修士論文のどちらを想定するかは、研究室ページと照合します。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:教員別の受入人数と配属基準

2026年8月26日時点で該当する公開一次資料に記載がないため、数値や条件を推測で補っていません。

2027年度入試案内は、指導教員一名あたりの受入人数に上限があることを示していますが、教員ごとの具体的な上限人数、第1希望が通る得点条件、希望変更が起きる順番は公開していません。研究室ページに教員名が載っていても、特定設備を学生が使える時間までは分かりません。したがって、本書は教員別の倍率や配属確率を作りません。

公開資料で確定できるのは、専攻全体の募集人員、三名の希望指導教員の入力方法、試験内容、現職教員の研究分野までです。個別の受入可否と設備利用条件は、研究計画を示したうえで相談する事項として残します。

04

前年実績と試験前八週間の使い方

募集人員を単純な合格者上限と考えず、四科目の準備を日程へ落とします。

大学公式の事実

大学公式の事実:2026年度は159名が志願し84名が合格

大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。

工学系研究科が公表した2026年度入学試験結果では、建築学専攻修士課程の募集人員は32名、志願者は159名、合格者は84名でした。内訳は東京大学出身の志願者48名・合格者46名、他大学出身の志願者111名・合格者38名です。括弧内には外国人留学生が示され、結果には外国人留学生特別選考も含まれます。

募集人員32名に対して合格者84名であるため、募集人員をそのまま合格者数の上限と読むことはできません。また、この表は専攻全体の結果であり、専門課題Ⅱの区分別、希望指導教員別、得点帯別の人数は示していません。

本書による説明

本書による説明:前年の単純合格割合だけで難易度を決めない

複数の一次資料を比べ、受験生が制度と研究内容を一緒に読める形へ本書が整理した説明です。

159名に対する84名という単純な割合は約52.8%です。しかし、これは同じ試験を同じ配属枠で争った84名という意味ではありません。東京大学出身者と他大学出身者、外国人留学生特別選考、四つの専門課題Ⅱ区分、三名ずつの希望指導教員が一つの表に含まれます。途中欠席者や区分別得点も公表されていません。

この数字から使える情報は、建築学専攻に多数の志願があり、募集人員と最終合格者数は同じではないことです。「二人に一人受かるから易しい」「定員32だから倍率は約5倍」と片方の数字だけで結論を出さず、専門課題Ⅰ、選択した専門課題Ⅱ、外国語、口述を全て準備します。

本書の提案

本書の提案:八週間を基礎横断・選択専門・口述に分ける

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書の提案です。

試験八週間前から六週間前は、専門課題Ⅰの過去問を分野別に切り、構造、環境、計画、歴史、構法のうち説明できない用語と計算を洗い出します。同時に専門課題Ⅱは、週に一回、本番と同じ3時間または4時間を確保して一題を最後まで解きます。設計区分なら、読み取り、案の決定、図面、説明文の各終了時刻を記録します。

五週間前から三週間前は、専門課題Ⅱの弱い型を集中的に直し、TOEFLの到着状況と出願資料の控えも確認します。最後の二週間は、専門課題Ⅰを3時間で通して解き、翌日に誤答を分野別の教科書へ戻します。口述用には、研究対象、方法、先行研究との差、自分が必要とする指導を各一文で話す練習を重ねます。

本書の提案

本書の提案:専門課題Ⅰの三時間を先に配る

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書の提案です。

本番では、最初の10分で全問題を読み、使う公式、必要な図、説明量を欄外に書きます。残り170分を問題数で等分するのではなく、計算、作図、短答、論述の重さで配ります。例えば、構造計算に45分、環境計算に35分、計画・歴史・構法の説明に各25分、最後の15分を単位、図番号、未回答の確認へ残す形です。実際の問題数に合わせて前日までに配分表を作ります。

一問に詰まったら、前提式と図を残して次へ移ります。専門課題Ⅰは建築全般の基礎を見るため、得意分野一問の完全解答だけでは全体の理解を示せません。短答でも、主語と述語を置き、用語の定義、建築上の働き、具体例の順に二、三文で書きます。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。