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出典付き・公開プレビュー

第2章 専攻のシステム思考とカリキュラム

東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻の院試対策講座から、自然・人工・社会を横断する考え方、4重点分野+1プロジェクト分野、演習、規則・便覧を整理します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月28日
公開本文
1,459
参照資料
15
01

システム創成学は何を対象にするか

対象の大きさではなく、目的・関係・制約・観測・評価を構造化します。

大学公式の事実

大学公式:自然・人工・社会のシステム

専攻公式の概要・カリキュラム資料に示された教育理念です。専攻長は調査時点の情報です。

専攻は、自然システム、人工物システム、社会システムを横断し、分野を超えるシステム思考、現実を数理的・実証的にモデル化する力、深い専門性、人間力を育てる方針を示します。2026年度の専攻長は宮本英昭です。

本書による説明

本書の説明:システムを七つの欄で描く

専攻理念と原著論文の研究対象を、18歳向けに統合した本書の説明です。大学公式の定義文ではありません。

対象を、目的、構成要素、要素間の関係、外部環境、制約、観測方法、評価指標の七つに分けると、システムという語が具体化します。たとえばCO2地下貯留なら、貯留量だけでなく、地層、井戸、地震波、雑音、規制、漏洩リスク、検出指標を一つの観測・意思決定系として扱います。

02

4重点分野と1プロジェクト分野

五つの入試コースではなく、研究を見渡す公式の分野編成です。

大学公式の事実

大学公式:現行研究ページの分野区分

専攻の現行研究ページと2027年度教員・研究分野一覧に基づきます。

研究分野は、①人工物システム・ネットワーク、②グローバル循環システム、③社会経済システム、④高度知識デザインの4重点分野と、サービスデザインの1プロジェクト分野です。入試案内は教員ごとに研究分野を示します。

本書による説明

本書の説明:五つの分野を問いで区別する

公式分野説明を、研究質問の形に言い換えた本書の説明です。公式の出題範囲ではありません。

人工物は構造・機械・ネットワークをどう診断設計するか、グローバル循環は地球・資源・エネルギー・物流の流れをどう観測管理するか、社会経済は人・組織・市場・情報拡散をどう分析するか、高度知識デザインはデータ・数理・計算をどう意思決定へつなぐか、サービスデザインは利用者・提供者・技術・制度をどう価値提供の仕組みにするか、と読むと違いが見えます。

本書による推定

本書による整理:トップ表示との見え方の差

二つの公式ページの表示差を記録し、より明示的な現行研究ページを優先した本書の判断です。

専攻トップのタイルはサービスデザインを「重点分野5」のように見せる表示がありますが、現行の研究ページ本文は「4重点分野と1プロジェクト分野」と説明します。本書は研究ページ本文を採用します。これは表示の整合を取る編集判断で、五重点分野という別制度があるとは推定しません。

03

講義だけではない教育設計

教科書を教える、手を動かす、異分野と協働する、他研究室で学ぶ活動があります。

大学公式の事実

大学公式:五つの特別演習

専攻の現行カリキュラムページに掲載された演習の説明です。

現行カリキュラムページは、専門の違う学生が複雑な問題を設定する特別プロジェクト、工学基礎の教科書を学び学部講義を担当できる水準を目指すコアディシプリン、自分で調査・実験・製作・事業等を計画するコアスキル、グループワークプロジェクト、複数研究室の基礎実験を経験するラボワークスを説明します。

大学公式の事実

大学公式:学外・他研究室・実社会への接続

現行カリキュラムページと2026年度便覧に掲載された教育活動です。

専攻はアプレンティスシップ等の学外活動、他研究室で行う特別ゼミ、実社会と先端学術に触れる特別講義も説明します。2026年度便覧には、特別ゼミ1・2A・2B、中間発表、複数の特別プロジェクト等が科目として載っています。

大学公式の事実

大学公式:2026年度科目の具体例

2026年度の東京大学授業カタログで確認した科目例です。

2026年度の中間発表は2単位で、研究の背景・目的・手法・結果・考察を資料にし、発表と質疑を行います。特別講義2は4重点分野を概ね均等に扱い、レポートで評価します。海事イノベーションは物流、船舶設計、DX、ゼロエミッション、外部講師・見学を含みます。

大学が公表していない情報

公式未公表:2027年度の全授業

利用した便覧・授業カタログの年度境界を明示しています。

2027年度の全授業について、開講可否、曜日時限、担当、評価方法を確定できる便覧・シラバスは調査基準日に確認できません。2026年度科目は入学後の学びを具体化する例として読み、2027年度も同じと断定しません。

04

規則と便覧を誤読しない

専攻表の10単位と、修士修了全体の必要単位は同じ意味ではありません。

大学公式の事実

大学公式:研究指導、論文、学位

2026年4月1日施行の工学系研究科規則に基づく事実です。

工学系研究科規則は、学生が指導教員の下で授業を履修し研究指導を受けること、論文審査と最終試験を行うこと、学位が修士(工学)または博士(工学)であることを定めます。博士後期課程は専攻科目20単位以上です。授業は4学期制です。

大学公式の事実

大学公式:専攻表の10単位以上

2026年度工学系研究科便覧の専攻別科目表と注記です。

2026年度便覧は、2024年度以降の修士入学者について、システム創成学専攻の表に掲げる必修・選択必修群から10単位以上を履修するとします。必修には特別ゼミ1・2A・2Bと中間発表があり、選択必修には複数の特別プロジェクト等があります。

本書による説明

本書の説明:10単位を修了総単位と書かない

規則と便覧の異なる階層を統合した本書の注意です。

便覧の10単位は、専攻表に掲げる特定の必修・選択必修群についての条件です。修士修了全体の総単位を10単位だと読むのは誤りです。また、博士の専攻表に必修科目なしとあっても、研究科規則の専攻科目20単位以上は別に存在します。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。