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第3章 九州大学・北海道大学をまたぐ履修設計

九州大学 大学院工学府 共同資源工学専攻の院試対策講座から、共同教育課程、英語、30単位、大学別科目を現行規則と年度表で読みます。

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第3章 九州大学・北海道大学をまたぐ履修設計

共同専攻を二大学の科目を自由に選ぶ仕組みと誤解せず、修了要件まで具体化します。

大学公式の事実

大学公式の事実:共同資源工学専攻は2017年に設置された二大学の共同教育課程である

設置時の協定発表と現行規則・募集要項を役割別に使いました。

北海道大学の協定発表によると、北海道大学大学院工学院と九州大学大学院工学府は、共同資源工学専攻を修士課程として2017年4月1日に設置する協定を2016年9月に締結しました。現行の九州大学工学府規則と2027年度募集要項にも共同資源工学専攻が掲載されています。

大学公式の事実

大学公式の事実:修了者には修士(工学)が授与され、共同学位には両大学名が併記される

現行の学位種別と設置協定上の共同学位表記を分けて確認しました。

九州大学のディプロマ・ポリシーは、専攻の教育目標を達成した修士課程修了者へ修士(工学)を授与するとしています。共同教育課程の設置協定を発表した北海道大学は、修了者が両大学名を併記した共同学位を取得すると説明しています。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士課程は原則2年以上、30単位以上、研究指導、論文審査、最終試験が必要である

工学府規則第12条と共同資源工学専攻の別表を対応させました。

工学府規則の一般的な修士課程修了要件は、原則として2年以上在学し、専攻の履修方法に従って30単位以上を修得し、必要な研究指導を受け、修士論文の審査と最終試験に合格することです。

大学公式の事実

大学公式の事実:6+12+10+2単位が基本で、指導教員の承認により専門選択必修は最大6単位を代替できる

規則別表第1の区分別最低単位と、2026-27年度科目表の代替例外を併記しました。

九州大学工学府規則上の基本要件は、共通科目6単位以上、九州大学が開講する専門科目A・Bから12単位以上、北海道大学が開講する専門科目Aから10単位以上、共同資源工学特別演習2単位です。加えて、2026-27年度科目表は、指導教員が認めた場合、共通科目の選択科目、他専攻の主専修科目、学院共通科目、他研究科・学院・教育部の授業科目または大学院共通授業科目のうち6単位までを、専門科目の選択必修科目として代替できると定めています。

大学公式の事実

大学公式の事実:共通科目には資源管理、国際交流、フィールド調査、研究企画がある

規則の科目表と共同専攻の教育目的を照合しました。

規則の共通科目には、資源マネージメントI・II、国際人材交流セミナー、国際フィールド調査、共同資源工学特別講義I~III、共同資源工学研究企画が並びます。

大学公式の事実

大学公式の事実:九州大学は上流、北海道大学は下流の教育資源を共有する

共同専攻公式の上流・下流の説明と教育目的を平易に示しました。

共同専攻の公式カリキュラムは、九州大学が資源分野の上流に位置づける地質・探査、採鉱・選鉱を得意とし、北海道大学が下流に位置づける製錬・環境保全を得意とすると説明しています。両者を組み合わせ、技術だけでなく政治・経済・環境制約も含めて全体を設計することを教育目的に掲げています。

大学公式の事実

大学公式の事実:規則は英語の授業等で学位取得可能とし、共同専攻は英語教育を掲げる

規則上の学位取得可能性と年度表の授業言語表示を両方示しました。

九州大学工学府規則は、共同資源工学専攻を「英語の授業等により学位取得可能な教育課程」と定めています。共同専攻の概要・カリキュラムも教育を英語で行うと説明します。一方、北海道大学の年度別科目表は授業言語をEnglish、Bilingual、空欄に分けています。同表の注記では、Bilingualは北海道大学の英語による大学院教育プログラムであるe3の学生が履修する場合に英語で開講し、空欄は日本語開講を意味します。科目ごとの授業言語は当該年度の科目表・シラバスで示されます。

大学公式の事実

大学公式の事実:2026-27年度表は授業言語と実施大学を科目ごとに示す

年度表の具体性と適用年度の限界を同時に示しました。

北海道大学の2026-27年度科目表は、資源マネージメントI、国際人材交流セミナー、国際フィールド調査、鉱床学、物理探査学概論、金属製錬工学、資源環境修復学などを掲載し、実施大学を「両大学・九州大学・北海道大学・各大学」で区別します。同じ表は開講期が変わる場合があるため最新の掲示やシラバスを見るよう注意しています。

本書による説明

本書による説明:共同専攻では専門の深さと資源プロセス全体の俯瞰を両立させる

公式の教育目的と科目構造を18歳にも理解できる形へ整理しました。

共同資源工学専攻は、九州大学側と北海道大学側に別々の同名専攻があるのではなく、二大学が一つの共同教育課程を構成する仕組みです。修了要件は授業30単位に加え、研究指導、修士論文審査、最終試験を含みます。区分別要件は原則として6+12+10+2=30単位です。ただし、2026-27年度科目表には、指導教員の承認があれば、所定の科目を6単位まで専門選択必修に代替できる例外があります。したがって、30単位を自由に選ぶ仕組みではありませんが、区分の置換が一切認められないわけでもありません。共通科目には、資源の流れ全体を管理する視点、異文化間の議論、現地調査、研究設計に対応する科目が置かれています。公式資料の「上流」は地質・探査、採鉱・選鉱まで、「下流」は製錬・環境保全までという資源工程上の位置を指し、大学の優劣を表しません。一人が地質調査、物理探査、鉱山設計、選鉱、製錬、環境修復のすべてを同じ深さで研究するわけではありません。修士研究では一つの問いと方法を深く掘り、共通科目や他大学科目では、その研究が資源の流れのどこにあり、前後工程・経済・制度・環境へどんな影響を持つかを学びます。例えば鉱床探査の研究でも、採掘可能性や製錬、環境負荷を無視しない視点が「俯瞰」に当たります。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:2027年度の全時間割、移動方法、費用、個人別履修計画は確認時点で未公表である

現行規則、共同専攻ページ、年度別科目表の公開範囲で未公表の項目を示しました。

設置時の協定資料は共同専攻の成立を説明する資料で、2027年度一般選抜の日程を示す資料ではありません。現行規則の科目表への掲載は、2027年度の実際の開講期・担当者・実施方法を保証しません。2026-27年度科目表も、2027年入学者の2年間に同じ期・担当で開講される保証にはなりません。確認した資料には、2027年入学者の2年間について、全科目の開講期・曜日時限・担当者、九州大学と北海道大学間の移動回数、交通・宿泊費の個人負担、オンライン参加の可否、フィールド調査の行先、学生ごとの単位認定計画は掲載されていません。過年度・現年度の担当・開講期を将来年度へ固定して表示せず、入学後の履修指導と当該年度のシラバスで決まる情報として分けます。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 令和9(2027)年度 九州大学大学院工学府修士課程 学生募集要項

    九州大学大学院工学府|資料:2026年5月|確認:2026-09-02|参照箇所:表紙、4~11頁、22頁、27頁、30頁。出願日程、募集人員、提出物、英語証明、試験時間帯、専門科目、第二志望、発表、過去3年の志願・合格状況。

  • 九州大学大学院工学府規則

    九州大学|資料:最終改正2024年3月29日|確認:2026-09-02|参照箇所:第7条、第12条、別表第1。英語の授業等による学位取得、修士課程修了要件、共同資源工学専攻の区分別単位要件と授業科目。

  • 工学府 共同資源工学専攻

    九州大学工学部・大学院工学府|資料:2026年確認|確認:2026-09-02|参照箇所:九州大学と北海道大学の共同教育課程、教育目標、資源の流れ、国際性、デザイン・マネジメント能力。

  • 共同資源工学専攻 概要

    九州大学共同資源工学専攻|資料:2026年確認|確認:2026-09-02|参照箇所:2017年度の創設、九州大学・北海道大学の連携、俯瞰力、マネジメント・デザイン力、国際性、英語による教育。

  • 共同資源工学専攻 カリキュラム

    九州大学共同資源工学専攻|資料:2026年確認|確認:2026-09-02|参照箇所:九州大学の地質・探査・採鉱・選鉱と、北海道大学の製錬・環境保全を共有する教育構造、英語による教育。

  • 北海道大学が九州大学と資源工学に関する共同教育課程に関する協定を締結

    北海道大学|資料:2016年9月1日|確認:2026-09-02|参照箇所:2017年4月設置の協定、共同教育の目的、四つの能力、両大学名を併記する共同学位。設置時資料として使用。

  • 2026-27 Course Subject List: Cooperative Program for Resources Engineering

    北海道大学大学院工学院|資料:2026-2027年度版|確認:2026-09-02|参照箇所:35頁(PDF 13頁)。科目、単位、開講期、使用言語、実施大学、担当者、修了要件。Bilingualの定義、年度別変更注意、指導教員の承認による専門選択必修科目の6単位までの代替を含む。

  • 共同資源工学専攻 ディプロマ・ポリシー

    九州大学大学院工学府|資料:文書内日付なし。2026年9月2日確認|確認:2026-09-02|参照箇所:修士(工学)、専攻の教育目的、資源分野の横断、政治・経済・環境制約を含む設計・管理、国際性、学修目標。