第3章 大学公式の令和8年度機械科学I・IIを答案訓練に使う
大阪大学 大学院 基礎工学研究科 機能創成専攻の院試対策講座から、2026年度問題の全ページ、年度表示、大学の配付不備告知、公式解答を確認できていない範囲を扱います。
- 執筆・編集
- 院試クラウド編集部
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- 最終更新
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- 2027年度
- 公式情報確認
- 公開本文
- 1,540字
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- 7件
公式問題から答案の手順を組み立てる
問題構成だけを公式事実とし、解法・採点予想は本書によるものとして分離します。
最新公開は令和8年度、令和7年8月実施
機械科学公式一覧、研究科入試ページ、募集要項を照合しました。
機械科学の公式一覧は過去10年分を掲載し、最新を「令和8(2026)年度(令和7年8月実施)」と表示しています。これは2026年度入学向けで、2025年8月実施の問題です。2026年8月に実施された2027年度入試の問題ではありません。2026年9月5日時点では、その2027年度I・IIは一覧に未掲載です。公式一覧は、入学年度と実施年月を一組で表示しています。
機械科学Iは熱・振動・数学の3問必答
全5ページを確認した大学公式問題の構成です。
大学公式の令和8年度機械科学Iは全5ページで、3問すべてに解答する構成です。第1問は2つの気体と可動ピストンを扱う熱力学、第2問は外から周期的な力を受ける強制振動と、二つの物体の振動を組み合わせて揺れを抑える2自由度動吸振器、第3問は微分方程式とベクトル代数です。設問では、図から分析する物体や領域を定め、座標、符号、初期条件を置き、式を導く作業が求められています。
機械科学IIは近似、はり、粘性流れの3問必答
全ページを確認した大学公式の機械科学II問題の構成です。
大学公式の令和8年度機械科学IIは全4ページです。第1問は、微分方程式を別の形へ変換して解くLaplace変換と、観測値に最もよく合う式を求める最小二乗近似です。第2問は、複数の支点で支えられた棒状部材である連続ばりのたわみを扱います。第3問では、粘性をもつ流体の動きを表すNavier–Stokes方程式、平行な壁の運動で生じるCouette流れ、振動流が問われます。現象の変化を決める基本式である支配方程式、壁や端で満たす条件である境界条件、データから係数を求める計算が含まれます。
2027年度機械科学Iの配付不備と大学の発表
2026年8月24日の研究科公式告知に基づきます。
大学は、2026年8月18日の専門科目I「機械科学」で、一部受験者に本来裏向きに配る問題を表向きに配付し、監督者が途中で気づいて裏向きにしたと公表しました。同じ告知では、機械科学を選んだ者・選ばなかった者の全員に不利益がないよう慎重に判定し、合否結果に影響がないことを確認したと説明しています。再試験を行うという記載はありません。
公式解答と詳しい採点基準は、確認した資料に未掲載
確認範囲:本書が2026年9月5日に確認した大学公式の過去問一覧と問題冊子(公式解答と詳しい採点基準は未確認)。
2026年9月5日時点で、専攻公式の過去問一覧と令和8年度機械科学I・IIの問題冊子では、独立した公式解答と詳しい採点基準を確認できませんでした。これらの資料で確認できなかったからといって、ほかの資料にも公式解答や採点基準がないという意味ではありません。本書の計算結果は大学公式の正答ではありません。
式を書く前に系・座標・境界を書く
公式問題で求められる計算を材料にした本書独自の訓練法です。
まず、問題で分析する物体や領域を「系」として定めます。熱力学では系に含める気体とピストン、振動では変位の正方向、はりでは支持条件、流体では速度成分と壁面条件を書きます。その後で保存則や運動方程式を置きます。式が合わないときは、力の符号、次元、初期・境界条件のいずれかへ戻ります。3問を解いた後、最終式だけでなく「どの仮定を使ったか」を1行で説明し、途中の考え方を説明できるかも確かめます。大学の公式採点項目ではありません。
15分で全問を見て、30分を検算に残す
180分という公式時間だけを固定した本書独自の配分例です。
最初の15分で3問の既知量、未知量、使う法則をメモします。次の135分は、初回演習で測った所要時間をもとに3問へ配分し、残り30分で未完箇所、単位、符号、境界条件を見直します。初回だけは各問45分を仮置きし、2回目以降に実測で調整してください。これは配点が均等だという意味ではありません。途中式を飛ばした箇所と境界条件を書かなかった箇所を別色で示し、速さと途中の考え方を説明できるかを同時に測ります。
過去問で確認できる内容と、次回の出題予測を分ける
公式問題から言える観察と、言えない予測を分けた本書の説明です。
令和8年度Iに熱力学と振動、IIにはりと流体が出たことは公式問題から確認できます。しかし、次回も同じ配列、難易度、配点で出るとは言えません。過去10年の掲載があることも、全分野が一定周期で出題されることを保証しません。本書では年度別に分野と、導出・計算・説明など問題が求める作業を記録しますが、過去の出題頻度だけから次回の出題確率を推定しません。未掲載の2027年度問題を、告知や範囲から再構成することもしません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 大学院入試情報
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:2027年度一般選抜の募集終了、紙の願書、8専門科目の過去問導線。
- 2027年度 博士前期課程学生募集要項 一般選抜
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年4月発行|確認:2026-09-05|参照箇所:全9ページ。59人、合格発表時の領域振分け、英語証明、専門I・II、面接、成績開示。
- 2026年度 大学院学生便覧
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年度|確認:2026-09-05|参照箇所:PDFの131~139ページ。3領域の科目、必修研究・ゼミナール、修了要件。
- 過去の入試問題 機械科学
大阪大学大学院基礎工学研究科 機能創成専攻|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:過去10年分への公式導線。2026年9月5日時点の最新は令和8(2026)年度、令和7年8月実施で、独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。
- 令和8年度 機械科学I
大阪大学大学院基礎工学研究科 機能創成専攻|資料:2025年8月実施・2026年度入学|確認:2026-09-05|参照箇所:全5ページ、3問必答。熱力学、機械力学、数学を扱い、独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。
- 令和8年度 機械科学II
大阪大学大学院基礎工学研究科 機能創成専攻|資料:2025年8月実施・2026年度入学|確認:2026-09-05|参照箇所:全4ページ、3問必答。数学・最小二乗、材料力学、流体力学を扱い、独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。
- 2027年度博士前期課程入試 機械科学Iの問題配付について
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年8月24日|確認:2026-09-05|参照箇所:2026年8月18日の配付不備、受験者全員へ不利益がないよう判定し合否への影響がないことを確認したとの公表。