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出典付き・公開プレビュー

第3章 指導教員候補を、授業・研究・施設の境界まで見る

東京大学 大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻(修士課程)の院試対策講座から、2027年度受入一覧に載る3人を例に、役職、専門、2026年度授業、最近の研究、研究拠点、修士指導の可否を整理します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月24日
公開本文
1,865
参照資料
10
01

池田真理教授:組織・家族・質的研究を横断する

三つの募集分野を兼ねる教員について、どの問いがどの分野に当たるかを読みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:池田真理教授

募集要項・入学試験案内・規則等に明記された範囲です。

池田真理教授は、2027年度修士の受入予定一覧で、看護管理学、看護体系・機能学、家族看護学の指導教員です。看護管理学では看護組織や職場のダイナミクスと個人の経験、看護体系・機能学ではリアルワールドデータによる医療・看護の提供体制・プロセス・アウトカムの評価、家族看護学では家族形成期のメンタルヘルス、家族QOL、小児慢性疾患の移行期支援等を扱います。

2026年度は看護体系・機能学特論Ⅰ、看護管理学特論Ⅰ・Ⅱ、家族看護学特論Ⅰ・Ⅱを担当します。公式プロフィールは量的・質的・観察面接法を扱うことを説明し、2024年には写真と振り返り聴取を組み合わせるPEARLのアジアの質的研究への適用を論じています。2027年度一覧で教授として修士受入予定であるため、確認できる指導課程は本書の対象である修士課程です。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:池田研究室で使えるデータと対象者

2026年8月24日時点の公開一次資料では確認できないため、推測で補っていません。

公式資料で基礎看護学教室、医学部3号館・5号館の授業教室、リアルワールドデータや面接法を用いる研究は確認できます。しかし、入学する修士学生がアクセスできる病院データベース、患者・家族・看護職の募集経路、面接設備、データ利用審査、2027年度の受入人数は公表されていません。教員の研究テーマが自動的に学生用データを保証するわけではありません。

02

仲上豪二朗教授:創傷を看護・生物学・工学で測る

臨床看護と看護理工学を一つの研究計画にする条件を確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:仲上豪二朗教授

募集要項・入学試験案内・規則等に明記された範囲です。

仲上豪二朗教授は、2027年度修士の老年看護学と創傷看護学の指導教員です。公式一覧は、看護理工学による高齢者重点看護技術、産学連携によるデバイス・システム、難治性創傷の発生機序、AIによる発生・治癒予測を研究分野として挙げます。

2026年度は老年看護学特論Ⅰ・Ⅱ、創傷看護学特論Ⅰ・Ⅱを担当し、講義室は医学部5号館301です。公式プロフィールは、動物実験による機序解明からバイオマーカー、治癒促進法、臨床評価までをつなぐ研究と、附属病院褥瘡対策チームとの共同研究を説明します。2024年の原著では、廃棄創傷被覆材から得た細胞の細胞老化関連遺伝子発現と創傷治癒の関係を後ろ向きコホートで検討しています。2027年度一覧で教授として修士受入予定です。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:病院試料・装置を学生が使う条件

2026年8月24日時点の公開一次資料では確認できないため、推測で補っていません。

グローバルナーシングリサーチセンターと附属病院との共同研究、医学部5号館の講義室は確認できます。一方、修士学生が創傷試料、病院電子データ、動物実験設備、AI用計算資源を使えるか、倫理・安全講習にどれだけ時間がかかるか、指導可能な人数は公開資料にありません。研究計画書では「設備があるから使える」と断定せず、対象試料の入手経路と必要承認を面談で確認する必要があります。

03

宮本有紀准教授:リカバリーと共同創造を研究方法にする

当事者参画を理念だけで終わらせず、研究設計と倫理へ落とします。

大学公式の事実

大学公式の事実:宮本有紀准教授

募集要項・入学試験案内・規則等に明記された範囲です。

宮本有紀准教授は、2027年度修士の精神看護学で受入予定です。研究分野は精神科看護、社会復帰支援、リカバリー、共同創造です。公式プロフィールは、相互的な関係が人へ与える影響とIntentional Peer Supportを現在の研究課題に挙げています。

2026年度は精神看護学特論Ⅱを担当し、医学部3号館S308で開講予定です。精神衛生・看護学教室は修士・博士の大学院生を指導し、毎週のセミナーや質的研究等の学習会を行うと説明しています。2024年に受理された精神科看護師向けトラウマインフォームドケア動画研修の非ランダム化比較試験では共著者です。2027年度一覧で准教授として修士受入予定です。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:臨床現場・当事者データへのアクセス

2026年8月24日時点の公開一次資料では確認できないため、推測で補っていません。

教室が関連施設で教育・研究を行い、ピアサポートや共同創造を扱うことは確認できます。しかし、個々の修士研究で協力を得られる医療機関、当事者団体、調査参加者、既存データ、実習先は公表されていません。当事者参画を研究テーマに書く場合も、誰にどの段階で参加してもらい、謝礼・同意・意思決定をどう設計するかは受入相談で確かめる必要があります。

04

教員比較を研究計画へ変える

名前や分野ラベルではなく、対象・データ・方法・倫理・2年間の工程で比較します。

本書の提案

本書の提案:5列で候補を比べる

大学が指定する答案や手順ではなく、公開資料に基づく本書の提案です。

指導教員候補は、次の5列で比べてください。

比較項目池田教授の例仲上教授の例宮本准教授の例
主な対象組織、看護職、家族高齢者、創傷、ケア技術精神的困難の経験者、支援者
データRWD、質問紙、面接臨床観察、試料、画像、機器データ面接、共同制作過程、介入評価
方法の核質・政策評価、量的・質的研究トランスレーショナル研究、看護理工学リカバリー、共同創造、臨床研究
先に確認する条件データ利用許可試料・設備・安全承認参加者募集・当事者参画倫理
2026年度授業管理・機能・家族特論老年・創傷特論精神看護学特論Ⅱ

表は教員を順位付けするものではありません。自分の問いに必要なデータを2年以内に得られるか、方法を学べるか、研究倫理上の手続を始められるかを比較するためのものです。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。