第3章 入試5分野の先にある修士教育を読む
東北大学 大学院工学研究科 応用物理学専攻の院試対策講座から、2026年度便覧・時間割・シラバスから、単位、研究、科目のつながりを年度境界つきで理解します。
- 執筆・編集
- 院試クラウド編集部
- 公開日
- 最終更新
- 対象年度
- 2027年4月入学
- 公式情報確認
- 公開本文
- 1,351字
- 参照資料
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科目を合格後の研究言語として学ぶ
修了要件と具体科目を確認し、入試基礎の役割を研究へ接続します。
大学公式の事実:2026年度の修了要件は単位・研究・論文・最終試験
2026年度便覧と研究科の公式説明を要約しています。2027年度の要件とは断定していません。
2026年度入学者用便覧では、応用物理学専攻の修士課程は、専門基盤科目8単位以上、セミナー2単位、応用物理学特別研修2単位、修士研修8単位を含み、専門基盤科目・専門科目・関連科目を合わせて30単位以上を修得します。さらに必要な研究指導を受け、修士研究を行い、その成果に基づく修士論文を作成・提出し、学位審査と最終試験に合格する必要があります。便覧のカリキュラムマップは、基礎・専門知識と実験技術に加え、自分で研究課題を選び、解決方法を提案・実行し、成果を発表する能力を目標にしています。
本書による説明:専門基盤から量子・磁性・放射光・生物物理へ広がる
2026年度便覧と専攻紹介に直接掲載された科目・分野を比較した本書の説明です。
2026年度便覧の専門基盤科目には、統計物理学、固体物性基礎論、構造物性学、磁性物理学、低温・超伝導物理学、光物性物理学、半導体工学、生物物理工学が並びます。さらに専門科目として、強相関系物理学、量子物理学、応用磁気物性学、強磁場超伝導材料学、原子分子光物理学、放射光科学、電子材料物性学、半導体光物性学などがあります。専攻紹介がいう電子・スピン・光・生体は、抽象的な標語ではなく、科目表でも複数の枝として現れます。ただし、科目一覧にあることと、毎年度同じ担当・時期で開講されることは同じではありません。
本書による説明:時間割とシラバスで、科目名の中身を確かめる
2026年度時間割と公式シラバスの情報を、科目の中身が分かるように整理した本書の説明です。
2026年度時間割では、前期に統計物理学と固体物性基礎論、後期に量子物理学、低温・超伝導物理学、磁性物理学などが配置されています。統計物理学のシラバスは2単位・前期・吉留崇担当で、拡散現象から非平衡物理を学び、時間が許せば機械学習応用を扱うと説明します。固体物性基礎論は2単位・前期・清水幸弘担当で、多電子状態、近似法、強結合近似、第一原理電子状態、磁性、超伝導を扱います。科目名だけなら「統計」「固体」と短いですが、実際は数式、計算モデル、物質現象まで含みます。入試の基礎を、大学院の授業を理解するための共通言語として見直せます。
本書による説明:入試科目と大学院科目の接続は、出題予告ではない
入試科目・専攻紹介・2026年度教育資料を比較した本書の整理です。出題予測ではありません。
力学は装置や粒子の運動をモデル化する言語、電磁気学は磁気センサ・光・放射光・電子デバイスの場を記述する言語、量子力学はスピン・超伝導・半導体の状態を扱う言語、統計力学は多数粒子・自由エネルギー・ゆらぎを扱う言語、物性物理は材料の電子構造と観測量をつなぐ言語です。専攻紹介、科目表、シラバスを合わせると、この5分野が研究に必要な共通基盤であることは理解できます。しかし、特定の大学院授業の内容が入試に直接出る、担当教員が作問する、という資料はありません。本書は教育上のつながりを説明し、未来の問題は推定しません。
本書の提案:各分野を「式・意味・研究例」の三段で復習する
公式資料を使って基礎と研究を接続する本書の提案です。
一つの公式を覚えたら、第一段に導出で使う前提、第二段に各記号と極限の物理的意味、第三段に専攻の研究例を書きます。たとえば分配関数なら、状態の重みを足す式、自由エネルギーや期待値との関係、タンパク質水和や結合振動子への応用を並べます。半導体なら、分散関係、状態密度、キャリア密度、発光・センサ材料への接続を並べます。研究例は公式研究室案内や論文で確認し、「入試に出そう」ではなく「式が何を説明できるか」を一分で話せるかを点検します。これは本書の学習法で、大学の履修順序や評価方法ではありません。
大学が公表していない情報:2027年度の便覧・時間割・シラバス
2026年8月31日時点で未公表または未確認の年度情報です。
調査基準日時点で参照できた専攻固有の便覧、時間割、シラバスは2026年度版です。2027年度の科目名、単位区分、曜日、時限、担当教員、使用言語、評価方法が同じかは確認できません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 令和9(2027)年度 博士課程前期2年の課程学生募集要項(2027年4月入学)一般選抜
東北大学大学院工学研究科|資料:2026-04|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.4-5(紙面pp.1-2)募集人員・出願資格(1)〜(10)・事前照会・個別資格審査・3年以上在学優秀単位経路の不適用、p.7(紙面p.4)出願期間、pp.7-10(紙面pp.4-7)全員共通・条件付き提出物、p.8(紙面p.5)英語と2026年6月28日国内TOEICの7月28日後送例外、pp.9-10(紙面pp.6-7)外国人留学生・外国大学教育歴者の確認書と事前受入承諾、p.10(紙面p.7)試験期間・合格発表、p.15(紙面p.12)応用物理学専攻表。
- 2026年度 大学院工学研究科・工学部学生便覧
東北大学工学研究科|資料:2026|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.101-103(紙面pp.93-95)応用物理学専攻科目表・修了要件、p.316(紙面p.308)カリキュラムマップ。
- 大学院学生便覧
東北大学工学研究科|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:大学院学生便覧、前期課程30単位・研究指導・論文審査・最終試験、2026年度入学者用。
- 2026年度 応用物理学専攻時間割
東北大学工学研究科|資料:2026-04-15|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.1-4。前期・後期科目、担当、J/JE注記。
- 大学院シラバス・時間割・履修登録
東北大学工学研究科|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:シラバス全文検索、2026年度前期課程時間割、応用物理学専攻2026.4.15改訂版。
- 統計物理学 TM30000000(2026)
東北大学QuickSyllabus|資料:2026|確認:2026-08-31|参照箇所:科目基本情報、授業目的・概要。2単位、前期、吉留崇、拡散・非平衡物理・機械学習応用。
- 固体物性基礎論 TM30001000(2026)
東北大学QuickSyllabus|資料:2026|確認:2026-08-31|参照箇所:科目基本情報、到達目標・授業内容。2単位、前期、清水幸弘、多電子状態・近似・電子状態・磁性・超伝導。
- 応用物理学専攻
東北大学工学研究科|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:応用物理学専攻とは。量子・統計・物性を基盤とする電子・スピン・光・生体、材料・デバイス研究。