第2章 英語と筆答5分野の試験設計を読み違えない
東北大学 大学院工学研究科 応用物理学専攻の院試対策講座から、午前3問・午後2問の時間、科目、英語提出、面接記載の不一致、未公表の配点を区別します。
- 執筆・編集
- 院試クラウド編集部
- 公開日
- 最終更新
- 対象年度
- 2027年4月入学
- 公式情報確認
- 公開本文
- 1,342字
- 参照資料
- 5件
当日の構造と、公表されていない境界
試験表に書かれた事実だけを固定し、学習計画は別の層として設計します。
大学公式の事実:午前135分で基礎3問、午後90分で専門2問
科目・時刻・禁止物は確定募集要項に基づく大学公式の事実です。
2026年8月25日、基礎科目は9時30分から11時45分までの135分で、力学、電磁気学、量子力学の3問です。専門科目は13時00分から14時30分までの90分で、統計力学、物性物理の2問です。募集要項の表現は「3問」「2問」で、選択制とは書かれていません。電卓、計算機能・通信機能のある時計や電話機などは使えません。
本書による説明:5分野は、公式過去問でも別々の問題として現れる
2027年度の科目表と過年度問題を比較した本書の整理です。未来の題材予測ではありません。
公式一覧の最新公開「令和7年」問題では、問題1が中心力の力学、問題2が電磁波と境界条件の電磁気学、問題3が無限深井戸の摂動を扱う量子力学、問題4が結合調和振動子の統計力学、問題5が真性半導体の物性物理です。この対応は、2027年度募集要項の科目名と一致します。ただし、一致しているのは分野名です。2027年度に中心力、Snellの法則、摂動、調和振動子、半導体が再び出るという意味ではありません。過去問から確認できるのは、定義から方程式を立て、途中の導出を示し、極限・符号・物理的意味を言葉でも説明させる設問が実際にあったことです。
本書による説明:英語は原則出願時、指定TOEICだけ後送できる
TAP-01・03の通常条件と限定例外を、本書が二つの準備工程として整理しました。換算や有利不利は推定していません。
工学研究科の英語ページは、大学院入試当日に英語試験を行わず、外部試験スコアを利用すると説明しています。応用物理学専攻一般選抜で使えるのはTOEFL iBT、TOEIC L&R公開テスト、IELTS Academicで、Home Editionは認められません。原則は出願時提出ですが、2026年6月28日国内TOEICだけは7月28日まで後送できるため、準備表では通常ルートと例外ルートを分けます。他の受験回まで後送可能だとは広げません。英語は受験日、結果公開日、証明形式が筆答試験とは異なる準備工程を持ちます。換算式や最低点は確認できないため、特定試験が有利、何点なら合格という説明もできません。
本書による説明:面接は「ある」と断定しない
確定募集要項と研究室案内の不一致を明示した本書の整理です。不一致の理由は推定していません。
2026年5月の研究室案内には「面接試問の際、指導教員についても希望を聞く予定」と書かれています。しかし、2027年度一般選抜の確定募集要項で応用物理学専攻に示されているのは英語、基礎科目、専門科目で、面接欄はありません。二つの公式資料が一致しない理由は公開資料から確定できません。本書はこの空白を想像で埋めず、「2027年度一般選抜で面接が必ずある」とも「絶対にない」とも断定しません。受験上の判断が必要なら、募集要項記載の電子情報システム・応物系事務室教務担当へ、選抜区分を明示して確認します。
本書の提案:本番時刻で5問を二部制演習する
演習方法と自己点検表は本書の提案です。未公表の配点や合格基準を補っていません。
週1回は、午前9時30分に力学・電磁気学・量子力学を始め、11時45分で必ず止めます。昼休みを同じ長さで取り、13時から統計力学・物性物理を90分で解きます。採点表は公式配点の代わりに、①支配方程式を書いた、②記号を定義した、③導出を飛ばしていない、④次元・符号・極限を確認した、⑤最後の問いに文章で答えた、の五項目にします。これは学習用の自己点検で、大学の採点表ではありません。大学は科目別配点、足切り、平均点、合格最低点、英語との重み、令和7年問題の公式解答を公表していません。得点率を作るなら自分の進捗指標と明記し、合格可能性へ変換しないでください。
大学が公表していない情報:配点・基準・換算・公式解答
2026年8月31日時点の一次資料で確認できない事項です。推測で補っていません。
確認した2027年度募集要項、専攻入試ページ、令和7年問題PDFには、5問の配点、問題別の合格基準、英語スコア換算式、科目別足切り、受験者平均、合格最低点、作問者名、公式解答がありません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 令和9(2027)年度 博士課程前期2年の課程学生募集要項(2027年4月入学)一般選抜
東北大学大学院工学研究科|資料:2026-04|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理pp.4-5(紙面pp.1-2)募集人員・出願資格(1)〜(10)・事前照会・個別資格審査・3年以上在学優秀単位経路の不適用、p.7(紙面p.4)出願期間、pp.7-10(紙面pp.4-7)全員共通・条件付き提出物、p.8(紙面p.5)英語と2026年6月28日国内TOEICの7月28日後送例外、pp.9-10(紙面pp.6-7)外国人留学生・外国大学教育歴者の確認書と事前受入承諾、p.10(紙面p.7)試験期間・合格発表、p.15(紙面p.12)応用物理学専攻表。
- 大学院入試における英語外部試験の利用について
東北大学工学研究科|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:対象試験、Test Date/MyBest、国内TOEICデジタル公式認定証、ITP・IP、2年以内、電子情報システム・応物系。
- 2026年5月 応用物理学専攻研究室案内
東北大学工学研究科|資料:2026-05|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.1組織・大兼・吉留ほか、p.2宮﨑・山下・中村・小野ほか、p.3協力講座・連絡先・注記。
- 大学院入試情報
東北大学応用物理学専攻|資料:current|確認:2026-08-31|参照箇所:博士課程前期2年の課程一般選抜、平成26年〜令和7年の過去問題、令和6年の出題意図リンク。
- 令和7年 応用物理学専攻 大学院入試問題
東北大学応用物理学専攻|資料:令和7年(公式一覧ラベル)|確認:2026-08-31|参照箇所:PDF物理p.1力学、p.2電磁気学、p.3量子力学、p.4統計力学、pp.5-6物性物理。