第3章 研究テーマを4軸に分けて候補専攻を絞る
東京理科大学 大学院 創域理工学研究科 専攻選択・共通出願ガイドの院試対策講座から、問い、対象・証拠、方法、成果物を別々に書き、専攻名の印象だけで決めるのを避けます。
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- 院試クラウド編集部
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- 2027年度
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- 1,237字
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4軸ワークシート
18歳でも書ける短い問いから専門分野を比較します。
本書の提案:問い・証拠・方法・成果物を一行ずつ書く
研究科の方針と横断例を、受験生向けの整理法へ変換した本書独自の提案です。
一つ目は「何を説明、予測、設計したいか」という問いです。二つ目は「何を観測、採取、計算するか」という対象・証拠です。三つ目は使う理論、実験、装置、計算という方法です。四つ目は最後に示すモデル、装置、材料、設計、アルゴリズムという成果物です。四行が書けると、専攻名より具体的に教員との接点を探せます。
本書による説明:同じ対象でも研究の主語が違えば専攻候補が変わる
公式の横断例と原著論文を基に、専門選択の用語を本書が説明しています。
例えば宇宙を対象にしても、自然法則を説明するなら物理、センサーや回路を作るなら電気電子、時系列から情報を抽出するなら情報、衛星の構造や熱を設計するなら機械、観測を防災へ実装するなら社会基盤が候補になります。ここでいう問いは答えたいこと、証拠は答えを支えるデータ、方法は答えへ至る手順、成果物は修了時に残すものです。
本書の提案:最初の候補を二専攻に限定する
専攻の公式名称と試験範囲を入口へ翻訳した本書の比較案です。
数学的構造なら数理科学、自然法則なら先端物理、細胞や分子なら生命生物、建物や空間なら建築、分子や反応なら先端化学、電力・回路・通信なら電気電子、機械・熱流体・航空機なら機械航空宇宙、インフラや防災なら社会基盤、AI・データ・計算機なら情報理工、火災現象や避難なら国際火災を入口にします。ただしこれは大学の配属表ではありません。
本書の提案:候補教員を五つの条件で比べる
大学公式の事前相談要件を使った本書独自の比較方法です。
自分の問いとの一致、使いたい方法やデータとの一致、筆記科目を準備できるか、2027年度募集要項に氏名とコードがあるか、事前相談で希望内容を扱えると確認できたか、の五つで比較します。最後の二つは必須です。研究室サイトに名前があることや論文が面白いことだけでは、2027年度の受入を保証しません。
本書による説明:学部の横断授業は大学院入試の証拠ではない
シラバスの開講区分と、本書で使える範囲を分けた説明です。
2026年度の学部科目「創域特別講義」には、数学とAI都市交通、生命科学と電気電子、建築省エネと情報検索などの組合せがあります。分野の切り口を考える例にはなりますが、学部科目なので、2027年度大学院の入試範囲、修了要件、研究室配属の根拠には使いません。
本書の提案:大学公表の過去問ではない専攻選択演習
大学公表の入試問題ではない、本書独自の比較練習です。
次の課題は大学が公表した過去問ではなく、本書が作成した独自演習です。「災害時の衛星画像から通行可能な道路を早く抽出したい」という関心について、問い、証拠、方法、成果物を各一行で書き、候補二専攻と筆記科目・相談分野を挙げます。解答例は、問い=被災直後の道路ごとの通行可否を推定する、証拠=災害前後の衛星画像・道路網・現地確認データ、方法=位置合わせ・画像分類・誤判定率評価、成果物=確信度付き通行可能道路地図です。候補1は情報理工学専攻で、現行要項の13科目から4科目を選び、画像解析・機械学習分野を相談します。候補2は社会基盤工学専攻で、数学・専門・小論文を準備し、防災・交通分野を相談します。教員名と研究分野コードは2027年度募集表と事前相談で確定します。
本書の提案:同じ流行語を二つの研究問いへ書き換える
横断例を研究問いへ分解する本書独自の練習です。
「AIを使いたい」を、①センサー信号から異常を分類するアルゴリズムを設計したい、②AIを組み込んだ交通制御が渋滞と安全へ与える影響を評価したい、の二つへ書き換えてください。①は回路・情報処理、②は社会システム・交通という違う証拠と方法を要求します。流行語の一致ではなく、入力データ、評価指標、失敗条件まで書いて候補専攻を比べます。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 2027年度 修士課程一般入学試験 募集要項(8月3日更新版)
東京理科大学|資料:2027年度入試・2026-08-03更新版|確認:2026-09-01|参照箇所:PDF p.7–18、p.22–23、p.28、p.33以降。10専攻、定員、日程、科目、事前相談、専攻コード、教員・研究分野コードを目視確認。
- 創域理工学研究科 概要・専攻一覧
東京理科大学|資料:現行ページ|確認:2026-09-01|参照箇所:専門深化と横断的視野、理学と工学の融合を説明。2026-09-01時点の専攻欄は旧11専攻表示のため2027出願先には用いない。
- 専攻を越え、知をつなぐ大学院「横断型コース」
東京理科大学|資料:2026-08-05|確認:2026-09-01|参照箇所:自らの専門を軸に他分野を学ぶ制度説明と、宇宙理工学コースの物理・電気電子・情報・機械等の協働例を確認。
- 創域理工学研究科 3つの方針
東京理科大学|資料:2023年掲載版|確認:2026-09-01|参照箇所:PDF p.1–2。高度な専門性、倫理、国際的視野、研究能力、課題発見・解決と、書類・筆記・資格検定・面接等による選抜方針。
- 2026年度 創域特別講義
東京理科大学|資料:2026年度前期|確認:2026-09-01|参照箇所:学部一般教養科目。数学と都市交通、生命科学と電気電子、建築省エネと情報検索等の分野横断例を確認。大学院入試科目には用いない。
- 幸村孝由教授 RIDAI研究者情報
東京理科大学|資料:現行プロフィール|確認:2026-09-01|参照箇所:X線天文学、高密度天体、宇宙望遠鏡用X線CCD・CMOS、放射線耐性、医用放射線イメージングセンサーを確認。募集要項L02と照合。
- Evaluation of the X-ray SOI pixel detector with the on-chip ADC
Elsevier|資料:2024|確認:2026-09-01|参照箇所:Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A。XRPIXの非線形性、入力雑音、5.9 keVでのX線エネルギー分解能を実測した原著論文。