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第2章 2027年度入試を日付・書類・試験形式で読む

東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻 修士課程・博士後期課程の院試対策講座から、修士A日程、博士A日程、TOEFL、口述、B日程の未確定部分を、課程別に整理します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月28日
公開本文
3,056
参照資料
8
01

修士A日程:42人、Web出願、数学・物理・口述

出願から合格発表までを、試験当日の持参物も含めて確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士A日程の主要日程

2027年度の研究科募集要項と物理工学専攻入試案内に書かれた日程・人数です。

募集人員は物理工学専攻全体で42人です。Web出願は2026年5月29日から6月4日15時までです。数学は8月31日13時00分~15時30分、専門科目「物理学」は9月1日9時00分~13時00分です。筆記と英語による中間選抜の結果は9月3日にEメールで通知され、通過者だけが9月4日の口述を受けます。最終合格発表は9月10日16時頃です。

42人は研究室別の定員ではありません。各研究室の受入人数、志望順位ごとの競争率、外部大学出身者の合格人数は公表されていません。

大学公式の事実

大学公式の事実:主な出願情報と志望シート

共通募集要項と専攻独自の志望シートに書かれた範囲です。資格区分による例外を一律化していません。

Web出願では、入学願書、顔写真、該当する証明書、成績証明書などを登録します。検定料は原則30,000円です。国籍や直前の所属によって、安全保障輸出管理の申告書が必要になる場合があります。東京大学工学部の卒業者・卒業見込み者には、一部証明書の除外規定があります。自分の資格区分を募集要項で確認してください。

物理工学専攻の修士志望シートには、第1志望から第8志望まで8人の教員名をすべて記入します。出願時のアップロードではなく、8月31日の数学試験当日に持参し、試験終了後に回収されます。専攻案内は、修士全員が出願時に「研究計画書」という名称の書類を出すとは書いていません。

大学公式の事実

大学公式の事実:数学は150分で6問から3問

2027年度専攻案内の範囲と、2026年度公式問題の構成です。

数学の範囲は、①微分積分と微分方程式、②級数・フーリエ解析・積分変換、③ベクトル・行列・固有値を含む線形代数、④曲線と曲面、⑤関数論と複素数、⑥確率・統計・情報数学などです。150分で6問から3問を選びます。

2026年度の最新問題も6問で、常微分方程式、線形代数、複素関数、曲線・曲面、フーリエ解析、確率・統計・情報数学に対応しています。

本書の提案

本書の提案:数学は安定3分野と予備1分野を作る

大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された試験形式に基づく本書の提案です。

まず6分野を一度ずつ解き、時間内に最後まで書ける3分野と、難化したときの予備1分野を決めます。本番では最初の10分で6問を読み、残り140分を3答案と検算に使う練習をします。

これは大学が指定した時間配分ではありません。150分で3問を選ぶ形式に合わせた、本書の準備案です。

大学公式の事実

大学公式の事実:専門物理は240分で4問すべて

2027年度専攻案内と2026年度公式問題に書かれた範囲です。

専門物理の基本範囲は、力学、電磁気学、統計熱力学、量子力学です。光学と固体物理学を含む応用も扱います。試験時間は240分で、4問すべてに解答します。2026年度問題では、問1が剛体と電磁気、問4が結晶中の光とマクスウェル方程式を組み合わせるなど、一問の中で複数分野が接続されています。

大学公式の事実

大学公式の事実:口述は7分発表+13分質疑

2027年度物理工学専攻入試案内に書かれた口述形式と評価項目です。

修士口述は、指定時刻に7分の発表と13分の質疑を行います。卒業研究またはそれに準じる内容を発表します。該当する研究がない人は、大学院で研究したい分野と内容を発表します。資料はA4横、片面印刷、4枚以内で、会場の書画カメラに映します。カラー印刷は使えます。メモや参考書の持込みは禁止です。

大学が公表する評価項目は、発表内容の理解、基礎的な物理学の知識、発表表現能力です。

本書の提案

本書の提案:4枚なら問い・方法・結果・次の課題

大学指定のテンプレートではなく、公表された時間・枚数・評価項目に基づく本書の提案です。

4枚を使う場合、1枚目に研究の問い、2枚目に方法、3枚目に結果、4枚目に結果の意味と大学院で続けたい課題を置くと、7分で一つの話にしやすくなります。図の軸、単位、凡例を大きくし、7分で説明した直後に13分の質問練習をしてください。

02

TOEFLは三つの提出操作を全部行う

スコアの種類、有効受験日、専攻締切、提出操作を分けて確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:iBT Test Date Scores、2026年7月31日締切

2027年度の英語試験一覧とTOEFL提出要項に書かれた範囲です。非公表の点数基準を補っていません。

対象はTOEFL iBTのTest Date Scoresです。Home Editionは認められます。MyBest ScoresとTOEFL ITPは使えません。英語を母語とする志願者も提出が必要です。A日程では2024年9月以降の受験日が有効で、物理工学専攻の修士A・博士Aの提出期限は2026年7月31日です。ただし博士では、東京大学大学院修士課程の修了者・修了見込み者について、専攻案内にTOEFL手続の除外が示されています。自分の資格区分を専攻案内と博士募集要項の両方で確認してください。

大学は最低点、合格者平均、数学・物理との配点比率を公表していません。

大学公式の事実

大学公式の事実:ETS送付、Web入力、PDFアップロード

TOEFL提出要項に列挙された三つの手続です。

次の三つを全部行います。①ETSから工学系研究科へOfficial Score Reportを送る。Institution codeは8596、Department codeは99です。②Web出願システムへAppointment Numberと受験日を入力する。③Test Taker Score ReportのPDFをWeb出願システムへアップロードする。

ETSの処理日数を本書は保証できません。受験日が有効でも、専攻締切までの三手続を満たす必要があります。

03

博士A日程:19人、事前連絡、物理、口述、第二次試験

修士と同じ物理試験を使う点と、資格による免除・第二次試験の違いを確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士A日程の主要日程

2027年度博士募集要項と物理工学専攻入試案内に書かれた範囲です。

博士後期課程A日程の募集人員は19人です。出願は2026年5月29日から6月4日15時までです。専門物理は9月1日9時00分~13時00分で、修士と同じ4問に全問解答します。物理工学専攻の修士課程を修了した人・修了見込みの人は専門試験を受けません。

第一次口述は9月3日15時~18時の指定時刻で、最近の研究と博士での抱負を8分発表し、7分の質疑を受けます。自分のノートPCを持参します。第一次試験の合格発表は主要日程表で9月10日16時頃、最終合格発表は2027年2月12日16時頃です。第二次試験は2027年1月下旬~2月上旬ですが、資格区分によって第一次口述と同時に行う場合があります。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士は出願前に必ず志望教員へ連絡

専攻案内と専攻Q&Aに書かれた、課程ごとの連絡の扱いです。

2027年度専攻案内は、博士志願者に、願書提出前に必ず志望教員へ連絡するよう求めています。博士志望シートには志望教員と志望分野の希望を書き、出願書類と一緒に提出します。

修士については、専攻Q&Aが研究室への質問や連絡を歓迎していますが、博士と同じ「必ず連絡」という出願条件は書かれていません。修士と博士を同じ扱いにしないでください。

大学公式の事実

大学公式の事実:博士の主な出願書類

2027年度博士募集要項と物理工学専攻入試案内に書かれた書類です。全志願者を一律の書類構成にはしていません。

博士の共通募集要項が示す主な書類は、入学願書、顔写真、該当者の検定料、大学院の修了証明書・成績証明書、安全保障輸出管理関係書類です。工学系研究科の修了者・修了見込み者には、一部証明書の除外があります。物理工学専攻では、志望教員名と志望分野の希望を書く博士志望シートも提出します。資格区分によって必要書類が変わるため、共通募集要項と専攻案内を併読します。

本書の提案

本書の提案:博士の初回連絡で伝える五点

大学指定のメール書式ではなく、必須の事前連絡を具体化する本書の提案です。

初回メールでは、①所属と氏名、②現在の研究、③博士で解きたい問い、④志望教員の研究との接点、⑤使いたい理論・測定・計算の方法を短く伝え、研究概要を添える案があります。共同受入を希望する場合は、二人の研究のどこに接点を感じたかも具体化します。

大学が公表していない情報

大学公式資料内の不一致:博士第一次合格発表の日付

同一の公式資料内で日付が一致せず、大学による理由説明を確認できないため、断定を避けています。

博士募集要項の主要日程表は、第一次試験の合格発表を2026年9月10日16時頃としています。一方、後の注記には「9月5日合格発表者」と読める記載があります。同じPDFの中で一致しません。本書は主要日程表の9月10日を掲載しつつ、この不一致を隠しません。理由を「誤植」と推定することもしません。

04

B日程、費用、免除を一つの数字にまとめない

「未定」と「なし」、修士と博士の費用、資格別免除を区別します。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:物理工学専攻の修士・博士B日程実施

募集要項の一般注記と専攻別表を併読し、実施未確定の状態をそのまま示しています。

修士募集要項は、B日程を実施する場合の出願・試験予定を示しますが、物理工学専攻で実施するとは確定していません。博士の専攻別表でB日程欄は「―」ですが、募集要項p.1は、人数の記載がない専攻でもB日程を実施する場合があり、2026年10月1日頃に公表すると明記します。

したがって、2026年8月28日時点では、修士も博士も「物理工学専攻のB日程がある」「ない」のどちらとも断定しません。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士と博士で授業料予定額が異なる

各課程の2027年度募集要項に記載された予定額です。差の理由は推測していません。

検定料は原則30,000円、入学料予定額は282,000円です。修士募集要項の授業料予定額は前期267,900円、年額535,800円です。博士募集要項では前期260,400円、年額520,800円です。二つの公式資料で数字が異なりますが、理由は書かれていません。本書は一方に統一せず、課程別の記載をそのまま示します。資格・在籍状況による検定料や証明書の除外は、各募集要項で確認してください。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。