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第5章 公式過去問で『式を立てる力』を診断する

東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻の院試対策講座から、現行1回3時間形式と旧午前・午後形式を分け、2025・2026年度の4科目と公式出題意図を短く整理します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月28日
公開本文
1,882
参照資料
9
01

現行形式と旧形式

過去5年分を同じ試験時間だと思わずに使います。

大学公式の事実

大学公式:専門科目を過去5年分公開

専攻公式過去問題ページの公開範囲です。

専攻の募集要項・過去問題ページは、専門科目の過去5年分を公開しています。2026・2025年度は午前PDFのみ、2024~2022年度は午前・午後のPDFが分かれています。

大学公式の事実

大学公式:2025・2026年度は1回3時間

2025・2026年度公式問題と2027年度専攻案内の形式です。

2026年度と2025年度の専門問題は8:30~11:30の1回で、流体・固体・航空宇宙システム・推進の4科目から3科目を選びます。2027年度専攻案内も同じ3時間の一回形式です。

大学公式の事実

大学公式:2024年度は午前・午後の旧二部形式

2024年度公式問題の午前・午後表紙と現行案内の比較です。

2024年度は午前9:00~12:00と午後13:30~16:30の二冊があり、それぞれ4科目から3科目を選ぶ旧形式です。午後問題は分野別練習に使えても、2027年度本番を6時間と説明する根拠にはなりません。

本書の提案

本書の提案:旧問題は分野別、現行問題は時間計測に使う

大学の指定用途ではなく、本書の過去問利用法です。

2024年度以前は流体・固体・システム・推進の単元別演習として使い、2025・2026年度は選択判断を含む180分の模擬演習として残してください。形式差を意識して使い分けます。

02

2026年度専門4科目のテーマ

問題文を転載せず、テーマ・設問構造・必要基礎を整理します。

本書による説明

2026年度・流体力学:粘性管流から圧縮性一次元流へ

2026年度公式問題PDF p.3~4を大量転載せず設問構造に整理しました。

前半は円管内のポアズイユ流と管摩擦を、速度分布・圧力損失・摩擦係数の関係から扱います。後半は密度変化を含む一次元管流へ進みます。必要基礎は運動量保存、粘性応力、連続の式、状態方程式、境界条件です。

本書による説明

2026年度・固体力学:一本のはりを変形・振動・熱座屈まで追う

2026年度公式問題PDF p.5~6を設問構造と基礎概念へ要約しました。

ピン支持を含むはりについて、静的な変形とひずみエネルギー、等価剛性、固有振動、温度上昇で生じる圧縮力と座屈を段階的に扱います。必要基礎は自由体図、Euler-Bernoulliはり、エネルギー法、単自由度振動、熱ひずみ、Euler座屈です。

本書による説明

2026年度・航空宇宙システム学:二剛体系をモデル化して制御する

2026年度公式問題PDF p.7~8を設問構造と基礎概念へ要約しました。

プラットフォームとロータの運動方程式を立て、伝達関数へ変換し、根軌跡や安定性を考えて制御器を設計し、性能指標を説明する流れです。必要基礎は回転運動、線形微分方程式、Laplace変換、ブロック線図、極・零点、安定性です。

本書による説明

2026年度・推進工学:テザー衛星の振動と地磁気中の電磁力

2026年度公式問題PDF p.9~10を設問構造と基礎概念へ要約しました。

テザーで結ばれた衛星系の振動・推力応答を力学モデルで扱い、続いて地磁気中を運動する導体の起電力、電流、Lorentz力へ進みます。必要基礎は単振動、運動方程式、熱力学の基本概念、電磁誘導、電流と磁場が作る力です。

本書による推定

本書による推定:公式暗記よりモデル化を重視する傾向

2026年度問題と公式出題意図に限った推定で、次年度のテーマ予測ではありません。

2026年度4科目はいずれも、条件からモデルを作り、支配方程式を立て、結果の意味や安定性を説明する段階を含みます。公式出題意図も基礎理解とモデル化を強調するため、単なる公式暗記より立式を重視する傾向があると推定できます。ただし2027年度の出題予告ではありません。

03

2025年度との比較

現行形式の2年分を、分野の共通骨格で比べます。

本書による説明

2025年度・流体力学:圧力・流速計測から圧縮性へ

2025年度公式問題の流体力学を短く整理した説明です。

圧力と流速を測る装置やベルヌーイの関係から出発し、密度変化を含む流れへ展開します。2026年度の管内粘性流とは題材が違いますが、保存則と仮定を明示する基礎は共通します。

本書による説明

2025年度・固体力学:機体運動時の荷重とはりモデル

2025年度公式問題の固体力学を短く整理した説明です。

航空機が引起こす場面の力を整理し、胴体等をはりとして扱って荷重・反力・応力を考える構成です。2026年度の振動・熱座屈と合わせると、自由体図とはり理論の両方を点検できます。

本書による説明

2025年度・航空宇宙システム学:剛体慣性と三軸姿勢制御

2025年度公式問題のシステム学を短く整理した説明です。

剛体の慣性特性を扱った後、三軸の姿勢運動と制御へ進みます。2026年度の二剛体系・伝達関数と並べると、回転運動のモデル化と安定性という共通基礎が見えます。

本書による説明

2025年度・推進工学:ロケット・ノズルとMPDスラスタ

2025年度公式問題の推進工学を短く整理した説明です。

ロケット方程式とノズル流れに続き、電磁力を利用するMPDスラスタを扱います。2026年度のテザー衛星とは装置が異なりますが、機械・熱・電磁気を一つの推進系へ結ぶ点は共通します。

04

公式出題意図と大学が公表していないもの

出題意図、模範解答、配点、採点基準を区別します。

大学公式の事実

大学公式:流体は粘性と圧縮性を含む基礎理解

専攻が公表した2026年度流体力学の出題意図です。

2026年度の公式出題意図は、粘性と圧縮性を含む空気力学の基礎理解を問うと説明します。個々の小問の配点や正答例までは示しません。

大学公式の事実

大学公式:固体は変形・振動・座屈

専攻が公表した2026年度固体力学の出題意図です。

固体力学の公式出題意図は、材料力学・構造力学・機械力学の基礎と、はりの変形、振動、座屈を問うと説明します。

大学公式の事実

大学公式:システムは微分方程式と安定性

専攻が公表した2026年度システム学の出題意図です。

航空宇宙システム学の公式出題意図は、対象を微分方程式で表し、安定性を考慮して制御を設計する力を問うと説明します。

大学公式の事実

大学公式:推進は機械・熱・電磁気の基礎

専攻が公表した2026年度推進工学の出題意図です。

推進工学の公式出題意図は、機械力学、熱力学、電磁気学の基礎を問うと説明します。科目名だけから燃焼・ノズルだけを想定しないことが重要です。

大学が公表していない情報

未公表/確認できず:模範解答・問題別配点・採点基準

公式問題と出題意図に掲載されていない評価情報です。

今回確認した専攻公式ページ、2025・2026年度問題、2026年度出題意図には、大学公式の模範解答、問題別または小問別配点、採点基準、合格最低点は掲載されていません。本書の解法を大学公式解答と表示しません。

05

数学過去問を専門と一緒に管理する

専門3科目と数学3問の選択を同じ誤答分類で記録します。

大学公式の事実

大学公式:一般教育科目数学も年度別に公開

工学系研究科の過去問題ページと専攻案内の科目指定です。

工学系研究科は2026~2022年度の一般教育科目数学を公開しています。航空宇宙工学専攻の一般教育科目は数学であり、共通ページにある物理・化学を同専攻の必須科目とはしません。

大学公式の事実

大学公式:2026年度は六領域から3問

2026年度数学公式問題の表紙・各問見出しです。

2026年度問題は、微分方程式、線形代数、複素関数、曲線・曲面、フーリエ解析、確率・情報数学の順に6問があり、航空宇宙工学専攻は3問を選びます。

本書の提案

本書の提案:数学と専門を同じ四分類で振り返る

大学の学習指示ではなく、本書の誤答整理法です。

数学も専門も、誤答を知識不足、立式不可、計算ミス、説明不足の四種類で記録してください。例えば固有値は線形代数と振動・制御、微分方程式は流体・システム・推進へ重なるため、別々の暗記帳に分断しない方が復習しやすくなります。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。