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出典付き・公開プレビュー

第2章 英語・数学・専門・口頭試問

名古屋大学 大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻の院試対策講座から、評価要素、出題範囲、試験時間、持込制限を、非公表情報と切り離して確認します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月29日
公開本文
1,980
参照資料
7
01

英語外部試験の有効条件

TOEIC・TOEFLの種類、日付、提出表現の差を読みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:利用できる英語試験

英語取扱通知と2027年度募集要項の共通部分です。

利用対象はTOEIC Listening & Reading公開テスト、またはTOEFL iBTです。TOEFL iBT Home Editionは含まれます。TOEIC IPとTOEFL ITPは利用できません。Test Dateは2024年6月1日以降である必要があります。

大学公式の事実

大学公式の事実:TOEICの最終実施月が選抜で異なる

英語取扱通知物理pp.1-2の対象別締切です。

2025年12月25日付通知では、筆記免除を希望する人が利用できるTOEICの最終実施分は2026年4月、免除を希望しない人は2026年5月です。航空宇宙工学専攻で免除を希望する人はA出願時に提出する扱いです。

大学公式の事実

大学公式の事実:英語未提出でも出願はできる

募集要項の未提出時の扱いです。

募集要項は英語スコアを提出しなくても出願できるとします。ただし、その場合は英語が評価されません。

大学公式の事実

大学公式の事実:TOEFL提出書類の表現に差がある

各資料に記載された提出表現を対照した事実です。

英語取扱通知はOfficial Score ReportとTest Taker Score Reportを求める表現です。後発の募集要項と系注意事項は、Institutional Score ReportまたはOfficial Score Reportのいずれか一方に、Test Taker Score Reportを組み合わせて提出するよう示します。

本書の提案

本書の提案:提出書類を二列で照合する

公式資料の差を踏まえた本書の出願管理案で、大学による訂正文書ではありません。

出願では、後発の募集要項と系注意事項が示す『InstitutionalまたはOfficialのいずれか一方』と『Test Taker』の二列を作り、各提出方法と期限を確認します。先行通知との表現差も表の注記に残し、必要時は入試係へ確認します。

02

数学は四領域を全問解答

線形代数、常微分方程式、微積分、ベクトル解析の接続を学びます。

大学公式の事実

大学公式の事実:基礎部門は数学を全問解答

2027年度募集要項・系注意事項と科目変更ページの記載です。

基礎部門は2時間で、線形代数学、常微分方程式、微分積分学、初等ベクトル解析の全問を解答します。物理学は2026年度入試から、電磁気学は2023年度入試から機械航空系の基礎部門の科目外です。

本書による説明

本書による説明:線形代数は状態をまとめて扱う言語

公表範囲を航空宇宙・制御の基礎へ結び付ける説明です。個別問題を予告しません。

航空機や衛星の運動では、位置・速度・角度など複数の量が同時に変化します。ベクトルは複数の状態をひとまとめにし、行列はそれらの関係を表します。固有値は、微小なずれが減るか増えるかを読む入口になります。

本書による説明

本書による説明:常微分方程式は時間変化の規則

募集要項の数学範囲を物理モデルの意味から説明しています。

速度は位置の時間微分、加速度は速度の時間微分です。運動方程式や熱の集中定数モデルは、現在の状態が次の瞬間にどう変わるかを常微分方程式で表します。一般解だけでなく、初期条件を入れて一つの運動へ絞る意味が重要です。

本書による説明

本書による説明:微積分は局所と全体を往復する

公表された数学範囲を航空宇宙の量の関係で説明しています。

微分はある瞬間・ある位置での変化率を取り出し、積分は小さな寄与を全体へ足し合わせます。翼面上の圧力から力を得る、速度から移動距離を得る、といった操作はこの往復です。式変形だけでなく、被積分量と単位を確認します。

本書の提案

本書の提案:四領域を混ぜた短いセットを解く

全問解答に向けた学習配分の提案です。

各分野を一周した後は、線形代数・微分方程式・微積分・ベクトル解析を一問ずつ組み、2時間より短い区切りで反復します。解答後に、前提、主要式、計算、単位または次元、結論の順で見直します。

03

専門は五科目から三科目

各科目の公表範囲を、必要な物理量とともに整理します。

大学公式の事実

大学公式の事実:専門部門は3時間で三科目を選ぶ

2027年度の科目数、選択数、試験時間です。

専門部門は3時間で、熱工学、流体力学、機械力学、制御工学、材料力学の五科目から三科目を選択します。

大学公式の事実

大学公式の事実:熱工学の範囲

募集要項物理p.25の専門科目範囲です。

熱工学は、熱力学の基礎、理想気体と実在気体、第一法則と第二法則、エントロピー、ガスサイクル、燃焼、伝導・対流・放射による熱伝達、熱交換器を範囲に含みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:流体力学の範囲

募集要項に列挙された流体力学の範囲です。

流体力学は、流体の性質、静止流体、質量・運動量・エネルギー保存、ベルヌーイの式、粘性流れ、層流と乱流、境界層、管内流れ、物体周りの流れ、圧縮性流れを含みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:機械力学の範囲

募集要項に列挙された機械力学の範囲です。

機械力学は、質点と剛体の力学、運動方程式、一自由度・多自由度の振動、自由振動・強制振動、減衰、固有振動、連続体の振動を含みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:制御工学の範囲

募集要項に列挙された制御工学の範囲です。

制御工学は、線形システム、伝達関数、ブロック線図、過渡応答・周波数応答、安定性、フィードバック制御、状態空間表現、可制御性・可観測性、状態フィードバック、オブザーバを含みます。

大学公式の事実

大学公式の事実:材料力学の範囲

募集要項に列挙された材料力学の範囲です。

材料力学は、応力とひずみ、材料の力学的性質、軸力、ねじり、はりの曲げ、組合せ応力、ひずみエネルギー、座屈を含みます。

本書による推定

本書による推定:三科目を主軸にし一科目を予備にする

公表された五科目中三科目選択から、準備配分だけを限定して推定しています。

三科目選択という制度から、最初から五科目を同じ深さで進めるより、得意な三科目を主軸にし、事故に備える一科目を予備として育てる学習配分が合理的だと本書は推定します。2027年度の問題、難度、配点、合格点、出題科目内の重点を予測するものではありません。

04

口頭試問と当日の制限

質問範囲、言語、入室、持込、通知時点を確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:口頭試問は大学で学んだこと等を問う

注意事項にある口頭試問の記載と、同資料にない詳細を分けています。

系注意事項は口頭試問について、大学で学んだこと、および一般的事項について行うと記載します。

大学公式の事実

大学公式の事実:筆記と口頭試問は日本語

募集要項の使用言語に関する明記です。

募集要項は筆記試験と口頭試問で日本語を使用し、日本語以外による解答は認めないとしています。

大学公式の事実

大学公式の事実:電子機器と計算機は使えない

機械航空系注意事項物理p.2の試験当日ルールです。

系注意事項は携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチ、電卓などを持込・使用不可とし、募集要項も電子機器等の扱いを定めます。基礎は試験開始1時間前、専門は30分前から入場し、試験途中の退出はできません。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:集合場所と口頭試問時刻

公開済み募集要項で後日通知とされる項目です。

確認時点の公開資料では、集合場所、集合時刻、8月20日の口頭試問の個別時刻、8月21日実施の対象専攻は確定できません。募集要項は集合場所等を2026年7月31日以降に案内するとしています。

本書の提案

本書の提案:口頭説明を四段で組む

口頭試問の公表範囲を踏まえた説明練習の提案です。

学んだ内容を「対象にした現象」「使ったモデルや実験」「得られた結果」「限界と次に調べたいこと」の四段で一分程度にまとめます。専門用語を使うときは、18歳にも通じる一文を続けて意味を説明します。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 2027年度 名古屋大学大学院工学研究科 博士前期課程学生募集要項

    名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026年4月発行・2027年度入学|確認:2026-08-29|参照箇所:物理p.2、p.6、pp.7-22、pp.25-26、p.28、pp.33-34。募集人員、A/B選抜、出願、英語、試験日程・範囲、研究内容、修了要件

  • 2027年度入試における英語外部検定試験の取扱い

    名古屋大学大学院工学研究科|資料:2025-12-25|確認:2026-08-29|参照箇所:物理pp.1-2。対象試験、Test Date、TOEIC最終実施月、筆記試験免除希望者の提出時期

  • 大学院入試情報

    名古屋大学 機械航空系|資料:2027年度情報更新表示2026-04-28|確認:2026-08-29|参照箇所:見出し「大学院入試情報」「機械航空系大学院入試科目の変更についてお知らせ」「過去の入試問題(博士前期課程)」

  • 2027年度 機械・航空宇宙工学系 受験に際しての注意事項

    名古屋大学大学院工学研究科 機械・航空宇宙工学系|資料:表題2027年度・PDFメタデータ2026-04-27|確認:2026-08-29|参照箇所:物理p.1は3専攻の志望順位・試験範囲・一般選抜のみとの記載、物理p.2は筆記免除・英語・口頭試問・研究室希望調査・持込等。pp.3-5は博士後期課程

  • 航空宇宙工学専攻 教育目的・カリキュラムツリー

    名古屋大学大学院工学研究科|資料:PDF本文に発行日表示なし・メタデータ2026-03-12|確認:2026-08-29|参照箇所:物理p.1は教育目的と対象分野、物理p.2は基礎科目・専門講義・実験演習・研究指導・修士研究のカリキュラムツリー

  • 2026年度 公式試験問題(2025年8月実施)

    名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026年度入学・2025-08-19基礎/2025-08-20専門|確認:2026-08-29|参照箇所:物理p.1は基礎部門、p.6は専門部門、pp.11-12は専門問題4制御工学。全13物理頁を画像確認

  • 2026年度 出題意図・正解/解答例(2025年8月実施分)

    名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026年度入学・2025年8月実施分|確認:2026-08-29|参照箇所:物理pp.1-6は正解・解答例、p.7は問1熱、問2流体、問3機械力学、問4制御、問5材料力学の出題意図