第3章 大学公式の2026年度知能システム学I・IIを設問が求める作業ごとに読む
大阪大学 大学院 基礎工学研究科 システム創成専攻の院試対策講座から、2026年度問題を読み、公式解答と採点基準が見当たらないこと、2027年度問題が未掲載であることを示します。
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- 院試クラウド編集部
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- 2027年度
- 公式情報確認
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- 1,740字
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- 6件
知能システム学I・IIを数学・実装・制御に分けて練習する
数学・C言語・制御・計算機科学・最適化を、問題が求める作業ごとに分けて練習します。
公式一覧の最新は2026年度、2027年度問題は未掲載
研究科入試ページと知能システム学公式一覧の公開範囲です。
知能システム学の公式一覧は2026年度から2021年度までの専門I・IIを掲載しています。2026年8月実施の2027年度入試問題は、2026年9月5日時点で一覧にありません。化学などの別の公式過去問ページでは、2026年度入試を2025年8月実施と明記しています。一方、知能システム学の公式一覧は最新資料を2026年度と表示していますが、実施年月は記載していません。
専門Iは3問すべて解答し、別答案用紙を使う
全ページを確認した大学公式の知能システム学Iの構成です。
大学公式の2026年度知能システム学Iは全5ページで、3問すべてに解答し、各問題を別の答案用紙へ書くよう指示しています。第1問は微積分、常微分方程式、安定性です。第2問は線形代数と幾何、第3問はC言語、データ構造、アルゴリズムで、二つ目のハッシュ関数を使い、保存場所が重なったときの次の候補を決める二重ハッシュや、文字列を効率よく探すBoyer–Moore法を扱います。
専門IIは制御・計算機科学・最適化から2問
全ページを確認した大学公式の知能システム学IIの構成です。
大学公式の2026年度知能システム学IIは全9ページで、3問から2問を選びます。第1問は、機械を狙いどおりに動かす制御です。制御の強さを変えたときに安定性がどう変わるかを追う根軌跡、入力で内部状態を望む状態へ動かせる可制御性、出力から内部状態を推定できる可観測性などを扱います。第2問は、情報を効率よく探すコンピュータ科学です。候補に優先順位を付けて目的地を探すA*や、ゲーム木で調べなくてよい枝を省くαβ法などを含みます。第3問は、条件の中で最もよい答えを選ぶ最適化です。制約のある問題で最適解の候補を絞るKKT条件、条件式の境界をたどって最適解を求める単体法、ネットワーク上の総費用を最小にする最小費用流などを扱います。
公式解答と詳しい採点基準は、確認した資料に未掲載
確認範囲:本書が2026年9月5日に確認した大学公式の過去問一覧と問題冊子(公式解答と詳しい採点基準は未確認)。
2026年9月5日時点で、専攻公式の過去問一覧と2026年度知能システム学I・IIの問題冊子では、独立した公式解答と詳しい採点基準を確認できませんでした。これらの資料で確認できなかったからといって、ほかの資料にも公式解答や採点基準がないという意味ではありません。本書のコードや数式は大学公式の解答ではありません。
数学は定義・変形・意味の3段階で書く
公式問題で求められる考え方や計算を教材化した本書独自の練習法です。
安定性では、平衡点を定義し、曲線的な関係をその点の近くで直線として近似する線形化を行います。次に、変化が増えるか減るかを判断する手掛かりとなる固有値を計算し、結果が時間とともに何を示すか説明します。線形代数では、行列が持つ独立な情報の数を表す階数を求め、固有値に対応するベクトルの集まりである固有空間と、図形としての意味を1文で添えます。最適化では、目的関数、制約、制約を満たしているか(可行性)、最適性条件を最初に区別します。途中式を減らす前に、使った定理・条件を残します。これは本書独自の練習法です。大学の公式採点項目には該当しません。
コードは状態を手で追ってから計算量へ進む
知能システム学Iの公式構成を使った本書独自の訓練です。
C言語や探索アルゴリズムでは、入力、各変数の初期値、反復ごとの更新、終了条件、出力を小さな表で追います。その後、最良・平均・最悪のどの計算量を論じているかを明示します。異なる入力が同じ保存場所を指すハッシュの衝突、すでに訪れた場所を記録する探索済み集合、配列の外側を読む境界外参照、小数部分を切り捨てる整数除算を、誤答の原因として記録します。コードを書くだけでなく、空の入力や最大値などの例外的な入力で何が起こるか説明します。公式過去問を題材に本書が作る方法で、大学公式の模範解答ではありません。
問題ごとに答案を分け、所要時間を測る
公式時間・問題指示を使う本書独自の時間設計です。
Iでは三問の要点を最初の30分で書き、数学二問とプログラム一問の切替時間を測ります。IIでは三問を15分ずつ試し、二問を選んだ理由と捨てた論点を記録します。残り時間は小問数と自分の実測時間で調整します。単純な二等分はしません。答案用紙が問題別なら、途中で別問題を混ぜないレイアウトも再現します。180分という公式時間以外の配分は本書例であり、配点が均等だという主張ではありません。
過去問に出た単元だけで、次回の出題を予測しない
公式問題から確認できる内容と、そこからは判断できない予測を分けた本書の説明です。
2026年度Iに二重ハッシュ、IIにA*やKKT条件が出たことは問題から確認できます。しかし、次回も同じアルゴリズムや定理が出るとは言えません。複数年度の頻度を数えても、作問方針、難易度、配点の予測には別の根拠が必要です。本書では各問題を「定義」「証明」「計算」「コード追跡」「設計説明」に分類しますが、それは復習漏れを見つけるためです。未掲載の2027年度問題を公式範囲から創作しません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 大学院入試情報
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:2027年度一般選抜の募集終了、紙の願書、8専門科目の過去問導線。
- 2027年度 博士前期課程学生募集要項 一般選抜
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年4月発行|確認:2026-09-05|参照箇所:全9ページ。95人、数理・社会共同募集、専門、英語、面接、結果、成績開示。
- 2026年度 大学院学生便覧
大阪大学大学院基礎工学研究科|資料:2026年度|確認:2026-09-05|参照箇所:PDFの140~151ページ。4領域の科目と領域別修了要件。
- 大学院入試問題 知能システム学
大阪大学大学院基礎工学研究科 システム科学領域|資料:2026年9月5日確認|確認:2026-09-05|参照箇所:2026~2021年度の専門I・II問題への公式導線。独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。
- 2026年度 知能システム学I
大阪大学大学院基礎工学研究科 システム科学領域|資料:2026年度入学|確認:2026-09-05|参照箇所:全5ページ。数学2問とC言語・データ構造・アルゴリズム1問をすべて解答し、独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。
- 2026年度 知能システム学II
大阪大学大学院基礎工学研究科 システム科学領域|資料:2026年度入学|確認:2026-09-05|参照箇所:全9ページ。制御、コンピュータ科学、最適化の3問から2問を選び、独立した公式解答・詳細な採点基準は確認できない。