第2章 6問中4問と出題範囲を分解する
名古屋大学 大学院工学研究科 生命分子工学専攻の院試対策講座から、2027年度からの選択構造、基礎・専門の範囲、誤植と日付差を確定部分だけで読みます。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月29日
- 公開本文
- 1,337字
- 参照資料
- 3件
3分野各2問、6問から4問
選択数から言えることと言えないことを分けます。
大学公式の事実:基礎も専門も2時間で4問選ぶ
募集要項と二つの出題範囲PDFの選択構造です。
基礎は基礎無機・物理化学、基礎有機化学、基礎生化学、専門は無機・物理化学、有機化学、生化学です。各分野2問の計6問から4問を選び、基礎・専門とも試験時間は2時間です。
本書による説明:一分野だけでは4問に届かない
公開された問題数と選択数から行った算術上の説明です。
一分野にあるのは2問なので、その分野だけを仕上げても必要な4解答には2問足りません。これは6問中4問という数から分かるだけで、どの分野が易しいか、同じ点数かを意味しません。
本書による推定:二分野を主軸、第三分野を保険にする
問題数だけを前提にした限定的な学習設計の推定です。
本書は、二分野を主軸に4問分を準備しながら、第三分野でも基本問題を1問選べる状態が選択リスクを下げると推定します。実際の難度、配点、作問傾向を予測したものではありません。
大学が公表していない情報:問別配点と分野差
選択戦略を得点保証へ変えないための公開情報境界です。
確認した資料には、6問の問別配点、4問の採点上の同価性、分野ごとの難度調整、選んだ分野による有利不利、部分点の与え方は掲載されていません。
基礎科目の範囲と原本画像照合
三分野の基礎を並べ、基礎有機で出題しない領域を原本画像で確認します。
大学公式の事実:基礎無機・物理化学
基礎科目出題範囲PDFに列挙された内容です。
無機側は原子・分子の構造、化学結合、酸・塩基、固体構造、配位化合物など、物理側は量子化学、熱力学、電気化学、構造化学、反応速度論などです。範囲PDFには分野別の指定教科書もあります。
大学公式の事実:基礎生化学
基礎科目出題範囲PDFの基礎生化学欄です。
タンパク質の組成・構造、DNA・RNAと遺伝情報、酵素の基本概念と反応速度論、糖質、脂質・生体膜、解糖系、TCA回路、電子伝達系、光合成によるATP合成などが列挙されています。
大学公式の事実:基礎有機では構造解析などを出題しない
原本画像の記載です。専門科目の範囲は別資料で確認します。
基礎有機化学は有機化学全般を範囲とします。ただし、公式PDFは「生化学・生物有機化学・高分子・構造解析(NMR, IR, MSなど)からは出題しない」と明記しています。
本書による説明:基礎の除外を専門へ広げない
NLM-05の原本画像とNLM-06の専門範囲を分けて読んだ本書の説明です。
埋込みテキスト抽出では「な」が欠落し「出題しい。」となりましたが、原本画像は「出題しない。」です。これは基礎有機化学欄の除外です。一方、専門科目PDFは有機化学・高分子化学の反応、合成、構造解析を範囲へ含めます。本書は基礎と専門を別々の範囲として整理します。
専門科目の範囲と二つの日付
専門3分野を具体化し、配布側と紙面の日付差を残します。
大学公式の事実:専門無機・物理化学
専門科目出題範囲PDFの無機・物理化学欄です。
無機側は無機固体の構造、相図とその読解、無機材料の合成・反応・物性、物理側は量子化学、熱力学、電気化学、構造化学、反応速度論などの発展内容です。
大学公式の事実:専門有機化学
専門科目出題範囲PDFの有機化学欄です。
専門有機化学は、有機化学と高分子化学について、反応、合成、構造解析を出題範囲として列挙しています。
大学公式の事実:専門生化学は二つの問題群
専門科目出題範囲PDFの生化学欄を問題単位で示しています。
一問はDNA複製、RNA合成とプロセシング、タンパク質合成から出題されます。もう一問はタンパク質とプロテオームの探究、遺伝子とゲノムの探究、シグナル伝達経路、免疫から出題されます。
大学公式の事実:配布側2026年と紙面2025年が一致しない
配布情報、PDFメタデータ、紙面末尾を別々に照合した事実で、差の理由は公表を確認できません。
2027年度の専門範囲として掲載されたPDFのURL、配布日、ファイルのメタデータは2026年5月7日を示しますが、紙面末尾は2025年5月7日です。
範囲表を答案練習へ変える
用語一覧を、説明・式・図・比較を含む小問へ変換します。
本書の提案:三列の範囲表を作る
列挙範囲を説明可能な知識へ変える本書の方法です。
各用語について、左に30秒で言える定義、中央に代表式または反応・経路、右に条件が変わると何が変化するかを書きます。たとえば酵素なら基質、速度式、阻害様式を一組にします。
本書の提案:物理化学は前提と符号を先に書く
無機・物理化学の記述を再現可能にする本書の答案手順です。
熱力学では系、過程、温度条件、仕事の符号を最初に定め、量子では境界条件と規格化、速度論では反応機構と近似を先に置きます。式だけでなく、式が使える条件を一文で添えます。
本書の提案:有機は構造から電子の移動までつなぐ
専門有機・高分子の範囲を答案単位へ変える本書の練習法です。
反応名の暗記で止めず、基質、試薬、電子の移動、中間体、立体化学、生成物を順に描きます。高分子はモノマー、重合様式、分子量・構造と物性の関係まで同じ紙に置きます。
本書の提案:生化学は分子・過程・測定を一組にする
生化学の因果関係を短い記述へ変える本書の練習法です。
DNA複製なら酵素、方向、基質、産物、誤り訂正、確かめる実験を一組にします。シグナル伝達なら受容体、二次メッセンジャー、標的、応答、停止機構を矢印でつなぎ、各矢印を言葉で説明します。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 2027年度 名古屋大学大学院工学研究科博士前期課程学生募集要項
名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026年4月発行・2027年度入学|確認:2026-08-29|参照箇所:PDF全35物理頁。pp.2,6-7,12-23,26,28,32,34。生命分子工学28名、A/B、検定料、出願、英語、試験、合格発表・入学手続、研究内容、修了要件を照合。
- 2027年度 基礎科目出題範囲
名古屋大学大学院工学研究科 化学生命工学系三専攻|資料:紙面末尾・URLとも2026-05-07|確認:2026-08-29|参照箇所:全1頁を原本画像で照合。3分野各2問と範囲を確認し、基礎有機欄は『生化学・生物有機化学・高分子・構造解析(NMR, IR, MSなど)からは出題しない。』と明記する。埋込みテキスト抽出だけが『な』を欠落させ『出題しい。』となったため、原本画像に基づき訂正した。
- 2027年度 専門科目出題範囲
名古屋大学大学院工学研究科 化学生命工学系三専攻|資料:配布側・メタデータ2026-05-07、紙面末尾2025-05-07|確認:2026-08-29|参照箇所:全1頁を画像照合。3分野各2問、専門範囲、二つの日付表示を確認。