院試クラウド
出典付き・公開プレビュー

この専攻で何を研究し、どの学位を取るのか

東洋大学 健康スポーツ科学研究科 健康スポーツ科学専攻の院試対策講座から、研究科・専攻・課程・四分野・学位・修了要件・研究指導を、東洋大学固有の制度として説明します。

対象年度
2027
公式情報確認
2026年8月24日
公開本文
3,543
参照資料
8
01

研究科、専攻、課程、四分野

専攻の全体像を、名称だけでなく科目と研究対象まで具体化します。

大学公式の事実

大学公式の事実

東洋大学の公式資料に記載された内容です。

この専攻を調べる最初の七項目は次のとおりです。

項目大学公式資料での確認結果
研究科健康スポーツ科学研究科
専攻健康スポーツ科学専攻
主なキャンパス赤羽台キャンパス
博士前期課程標準修業年限2年、入学定員20名
博士後期課程標準修業年限3年、入学定員5名
学位修士(健康スポーツ科学)、博士(健康スポーツ科学)
研究分野スポーツサイエンス、ヘルスプロモーション&エデュケーション、スポーツカルチャー、アスレティックコンディショニング&コーチング

学位名は分野別に変わるのではなく、課程に応じて修士または博士の健康スポーツ科学です。入学定員20名・5名は専攻全体の定員であり、四分野それぞれの定員ではありません。

本書による説明

本書による説明

複数の大学公式資料を受験生向けに言い換えたもので、大学の原文ではありません。

名称だけでは分野の違いが分かりにくいため、2026年度科目から研究対象を具体化します。

分野公式科目から見える主な研究対象2026年度の科目例
スポーツサイエンス運動中の身体反応、筋・細胞、運動制御、トレーニングによる適応運動生理学・生化学特論、人体組織学特論、運動制御特論
ヘルスプロモーション&エデュケーション公衆衛生、地域の健康づくり、学校保健、養護教育、アダプテッド・スポーツ、体育科教育健康増進論特論、学校保健特論、アダプテッド体育・スポーツ特論、体育・スポーツ教育特論
スポーツカルチャースポーツ哲学・倫理、身体文化、レクリエーション、スポーツマネジメント、スポーツツーリズムスポーツ哲学特論、比較身体表現特論、スポーツマネジメント特論、健康文化特論
アスレティックコンディショニング&コーチング傷害予防、競技復帰、心理支援、短距離走、ハイパフォーマンス、動作分析アスレティックコンディショニング特論Ⅰ・Ⅱ、プリベンション実践特論、ハイパフォーマンス特論、リコンディショニング&リカバリー実践特論

『スポーツが好き』だけで分野を選ばず、誰を対象に、何を測り、どんな問いに答えたいかで決めます。ここで挙げた科目は2026年度資料に基づき、2027年度も同じ担当・科目だとは断定しません。

02

四分野を研究質問から選ぶ

似たテーマが複数分野にまたがる場合に、何を明らかにする研究かで選びます。

本書による説明

本書による説明――同じスポーツでも問いが違えば分野が変わる

教育課程表と教員の専門を受験生向けに言い換えた本書の説明です。大学が示す分野判定表ではありません。

同じ『ランニング』でも、運動強度と血中指標を測るならスポーツサイエンス、地域住民の継続行動と健康格差を調べるならヘルスプロモーション&エデュケーション、ランニングイベントと地域・観光の関係を調べるならスポーツカルチャー、走動作・傷害予防・競技復帰を扱うならアスレティックコンディショニング&コーチングが近くなります。対象のスポーツ名だけで分野は決まりません。研究対象、問い、データ、分析方法、得たい結論の組合せで判断します。

本書の提案

本書の提案――分野を決める五つの質問

大学の出願様式ではなく、公式の四分野・教育課程・教員情報を比較するための本書の提案です。

①研究対象は人の身体、地域・学校、制度・文化、競技現場のどこか。②測るのは生理・動作データ、質問紙・行動、文献・制度、傷害・パフォーマンスのどれか。③介入や実験をするのか、調査や資料分析をするのか。④候補教員の2026年度担当授業と最近の研究に、方法まで含む接点があるか。⑤修士2年または博士3年の期間で対象者・データ・施設を確保できるか。この五問に一文ずつ答えてから、出願分野と相談教員を決めます。

03

修了要件と研究指導

単位数、必修科目、論文、主指導・副指導の仕組みを課程別に確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実――博士前期課程

2026年版研究科規程と2026年度教育課程表に記載された内容です。

修了には30単位以上が必要です。共通科目4単位以上に必修2単位の健康スポーツ科学序論を含め、専攻科目6単位以上を履修します。研究科共通科目と専攻科目を足して30単位になるという意味ではなく、規程の科目区分と指導教員の指導に従って履修します。

研究の中心になる科目は、主指導教員が担当する次の系列です。

系列1年春1年秋2年春2年秋
特別研究健康スポーツ科学特別研究Ⅰ
特別輪講健康スポーツ科学特別輪講Ⅰ

原則として学期ごとに順番に履修します。研究指導は主指導教員1名、副指導教員1名を基本とし、主指導教員の判断で副指導教員を2名にできます。受講科目は、研究テーマと修了までの計画に合わせて指導教員の指導を受けて決めます。

大学公式の事実

大学公式資料どうしで記載が一致しない点

二つの大学公式資料に実際にある記載差だけを示しています。

研究科規程の修了要件表は修士学位論文の提出と最終試験への合格を示します。一方、現行専攻ページと学位授与方針は『特定の課題についての研究成果』にも触れています。同じ修了成果について、確認した大学公式資料の記載が一致していません。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報――特定課題の研究成果を選べる条件

2026年8月24日時点の確認結果です。大学が将来も公表しないという意味ではありません。

2026年8月24日の確認時点では、誰が特定課題の研究成果を選べるのか、いつ申請するのか、修士論文から変更できるのかを示す現行の手続資料を確認できません。そのため、全員が修士論文と特定課題の研究成果から自由に選べるとは説明しません。将来、研究科の内規や手続案内が公表された場合は、対象者、申請時期、審査方法を更新します。

本書の提案

本書の提案――特定課題の研究成果を希望する場合

大学が公表した手続ではなく、公式資料間の記載差を踏まえて本書が提案する質問です。

出願前相談では、漠然と『修士論文以外でもよいですか』と尋ねず、①2027年度入学者が特定課題の研究成果を選べる条件、②選択を申請する時期と審査方法、③自分の研究案が対象になり得るか、の三点を質問します。この質問は公式資料の記載差を埋めるためのもので、全員が自由選択できるという前提ではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実――博士後期課程

2026年版研究科規程と2026年度教育課程表に記載された内容です。2027年度の担当継続を保証する表現ではありません。

標準修業年限は3年です。健康スポーツ科学特殊研究Ⅰ~Ⅵを学期ごとに履修し、各学期に健康スポーツ科学研究指導を受けます。主指導教員1名、副指導教員1名を基本とし、必要に応じ副指導教員を2名とします。博士論文を提出し、最終試験に合格することが修了要件です。2026年度教育課程表で研究指導担当として確認できる教員は5名です。

本書による説明

本書による説明――授業担当と博士論文指導は同じではない

2026年度教育課程表の担当欄を受験生向けに言い換えた本書の説明です。

博士前期の科目名は『特別研究』『特別輪講』、博士後期は『特殊研究』『研究指導』です。似た名前でも同じ科目ではありません。また、博士後期の特殊研究を担当する教員が、必ず研究指導担当として教育課程表に載るわけではありません。授業を受けられることだけを根拠に、その教員へ博士論文の主指導を依頼できるとは説明しません。

本書による説明

本書による説明――主指導と副指導を研究計画へ結び付ける

研究指導体制を研究計画の立て方へ言い換えた本書の説明です。個別の副指導教員配置を大学が約束したものではありません。

主指導教員だけで全分野を補う仕組みではなく、副指導教員を含む複数の視点で研究を進める制度です。たとえば運動生理の実験でも、統計、対象者募集、健康教育、競技現場での実施など別の専門が必要になる場合があります。出願前相談では主指導候補の適合だけでなく、研究方法を補える副指導の可能性、特別研究と輪講で各学期に何を達成するかまで考えると、2年間・3年間の実行可能性が見えます。

本書による説明

本書による説明――課程ごとの研究の進み方

科目の配置を受験生向けの研究工程に言い換えた本書の説明です。研究室ごとの具体的日程ではありません。

博士前期では、1年春から2年秋まで特別研究Ⅰ~Ⅳと特別輪講Ⅰ~Ⅳが連続します。したがって、入学後しばらく一般科目を学んでから研究テーマを考えるのではなく、入学時から主指導教員の下で研究質問、先行研究、方法、データ収集、分析、論文作成を学期ごとに進める構造です。博士後期は特殊研究Ⅰ~Ⅵと毎学期の研究指導が3年間続くため、修士研究の単純な延長ではなく、博士論文として何を新しく示すか、各学期で何を公表・検証するかを見通す必要があります。この進み方は科目系列から本書が説明したもので、個々の研究室の締切を示すものではありません。

本書の提案

本書の提案――研究計画を学期へ分ける

課程の標準年限と科目系列を踏まえた本書の提案です。大学が指定する研究日程ではありません。

出願前の段階で、博士前期なら四学期、博士後期なら六学期の仮の工程を書きます。文献調査、研究倫理申請、予備調査、対象者募集、測定・調査、分析、学会発表、論文作成をどの学期に置くかを決め、必要な授業と施設を結び付けます。対象者募集や倫理審査が遅れた場合の代替案も一つ用意します。これは大学の正式な履修計画ではなく、研究が修業年限内に終わるかを出願前相談で検討するための案です。

04

同じ現行規程に二つの専攻名がある

大学公式資料の表記差を隠さず、旧名称とも誤記とも断定しません。

大学公式の事実

大学公式の事実

現行規程、2027年度募集要項、現行専攻ページにある表記を照合した事実です。

同じ2026年版研究科規程の中に『健康スポーツ学専攻』と『健康スポーツ科学専攻』の二つの表記があります。修了要件表では前者、科目表では後者が使われています。2027年度募集要項と現在の専攻ページは『健康スポーツ科学専攻』です。

本書による説明

本書による説明

複数の大学公式資料を受験生向けに言い換えたもので、大学の原文ではありません。

大学による理由の説明を確認できていないため、『健康スポーツ学専攻』を旧名称とも誤記とも断定しません。本書の本文は、2027年度募集要項と現行ページに合わせて『健康スポーツ科学専攻』に統一し、規程を扱う箇所だけ二表記があることを示します。

05

授業の具体例――健康スポーツ科学序論

授業名だけでなく、単位、時間、教室、授業方法、評価まで読みます。

大学公式の事実

大学公式の事実

2026年度シラバスの内容です。2027年度も同一条件だとは断定していません。

2026年度の健康スポーツ科学序論は、博士前期課程1・2年対象、2単位、全15回の共通科目です。春学期・水曜6限、赤羽台キャンパス20301教室、日本語で開講され、複数教員が担当するオムニバス形式です。評価は各回の授業参加と小テストの合計です。

本書による説明

本書による説明

シラバスの事実から本書が受験生向けに説明した位置づけです。

健康スポーツ科学序論は、四分野の専門へ狭める前に、研究科全体の研究対象と方法を横断して学ぶ入口と考えられます。ただし、この位置づけは本書による説明で、シラバスの学修目標をそのまま引用したものではありません。入学後の時間割を考えるときは、必修2単位であることに加え、水曜6限・全15回という具体的な負担も見ます。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。