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出典付き・公開プレビュー

第6章 本書独自演習と出願直前確認

九州大学 大学院工学府 航空宇宙工学専攻の院試対策講座から、制御工学の独自問題を、読解、立式、計算、用語、誤答点検まで一貫して解きます。

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第6章 本書独自演習と出願直前確認

大学過去問との境界を明示し、公開資料の再確認とPDF納品方式まで確認します。

本書の提案

本書の提案:以下は大学が公表した過去問ではなく、本書が独自に作成した演習である

独自演習と大学公式問題の境界を明示しました。

以下は、力学及び制御の基礎理解を確かめるために本書が独自に作成した問題です。九州大学が公表した過去問ではなく、過去問の復元、解答例の転載、2027年度の出題予想でもありません。数値、状況、設問順は本書が設定しています。公式資料は、この分野が試験・教育範囲に含まれることだけを裏づけます。

本書の提案

本書の提案:独自問題を閉ループ方程式へ読み替える

大学問題とは異なる数値と設定で、本書独自の理解確認問題を示しました。

回転の速さを変えにくくする量である慣性モーメントを I=12 kg·m²、角速度に比例して回転を妨げる強さである粘性抵抗係数を c=4 N·m·s/rad とする一軸回転体を考えます。角度を θ、入力トルクを τ とし、Iθ¨+cθ˙=τ です。角度のずれと角速度を測り、それらを打ち消す向きへトルクを戻すPD制御 τ=−Kpθ−Kdθ˙ を加えます。Kp=27 N·m/rad、Kd=8 N·m·s/rad とし、振動する速さの目安である固有角振動数、振動を抑える強さの比である減衰比、安定性、二つのゲインの役割を求めてください。

本書の提案

本書の提案:トルクを代入し、標準二次系と係数を対応させる

独自問題の立式と標準形への変換を示しました。

PD制御を運動方程式へ代入すると、12θ¨+(4+8)θ˙+27θ=0、すなわち12θ¨+12θ˙+27θ=0です。外部から入力しなくても制御を含む系が従うこの式を、閉ループ方程式と呼びます。Iで割り、標準的な二次系 θ¨+2ζωnθ˙+ωn²θ=0 と比べると、ωn²=Kp/I、2ζωn=(c+Kd)/I です。

本書の提案

本書の提案:固有角振動数は1.5 rad/s、減衰比は1/3である

本書が数値、次元、安定条件を独立に再計算した解答です。

ωn=√(27/12)=1.5 rad/s です。減衰比は ζ=(c+Kd)/(2√(IKp))=12/(2√(12×27))=1/3 です。I>0、Kp>0、c+Kd>0なので、特性方程式の係数は正で、二次系は漸近安定です。ζ<1のため応答は不足減衰で、振動しながら0へ近づきます。ここでの安定判定は線形・定係数・入力飽和なしという問題設定の範囲です。

本書による説明

本書による説明:Kpは復元の強さ、Kdは減衰の追加として働く

制御工学の基礎用語と、本問の線形モデルが含まない要素を説明しました。

固有角振動数ωnは、減衰がないときに系が自然に振動する速さの目安です。減衰比ζは、振動するか振動せず戻るかの境目となる臨界減衰に対し、実際の減衰がどの程度あるかを表す比です。比例ゲインKpは角度ずれに比例する復元トルクを作り、慣性Iが一定なら大きいほどωnを高めます。微分ゲインKdは角速度に逆らうトルクを加え、もとの粘性抵抗cと合わせて減衰を増やします。ただし、実機ではセンサ雑音、遅れ、アクチュエータ飽和、モデル誤差があるため、ゲインを大きくすれば常に良いわけではありません。radは式上無次元として扱われますが、単位表示を残すと物理量の取り違えを防げます。

本書の提案

本書の提案:よくある誤りを符号、平方根、係数、条件の順で点検する

独自問題に対する誤答例と自己点検順を示しました。

第一の誤りは、τの負号を落として正帰還にすることです。第二は、ωn=Kp/Iとして平方根を忘れること。第三は、減衰項をKdだけにして、もとのcを足さないこと。第四は、ζ<1を不安定と誤解することです。不足減衰でも係数が正なら振幅は減ります。最後に、非線形、飽和、遅れを無視したモデルであると書けば、計算結果を実機一般へ広げていないことを示せます。

本書の提案

本書の提案:次回選抜まで12週間以上ある場合は基礎、連成、時間演習、口頭統合に分ける

公表科目・口頭観点・過去問提供方法を基にした本書の学習案です。

次回選抜まで12週間以上ある時点で使う案です。第1~3週は四科目の定義・基礎式・境界条件を復習し、第4~6週は流体と熱、固体と振動、力学と制御のつながりを説明します。第7~9週は入手した公式過去問を著作権条件に従って時間内に解き、誤りを六分類します。第10~12週は、研究実績、未解決点、志望研究、必要な方法を口頭でつなぎます。

本書の提案

本書の提案:次回選抜の出願前と受験前に対象年度付きで公式資料を再確認する

変更可能性のある公式情報を時点付きで扱う本書の確認手順です。

2027年度一般選抜の出願・試験予定日はすでに経過しているため、次回選抜に使う確認手順です。出願前は、工学府入試ページ、次回の募集要項、変更通知、希望教員の現職・受入予定、必要書類を確認します。受験前は、願書受理後の通知、集合時刻、試験室、持込条件、英語原本を確認します。保存する資料のファイル名には対象年度を入れます。

サイト運用上の事実

サイト運用上の事実:購入後もサイト全文は開放せず、完成版PDFをメール送付する

購入前の公開範囲と、購入後のPDFメール納品を明示しています。

購入前に閲覧できるのは、この公開プレビューに表示された範囲です。購入後もサイト上の有料全文は開放しません。決済確認後、原則2日程度で、完成版PDFを購入時に指定したメールアドレスへ送付します。届かない場合は迷惑メールフォルダと受信拒否設定を確認し、受付番号・購入時のメールアドレス・対象講座名を添えて「運営・お問い合わせ」の窓口へ連絡してください。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 令和9(2027)年度 九州大学大学院工学府修士課程 学生募集要項

    九州大学大学院工学府|資料:2026年5月掲載|確認:2026-09-04|参照箇所:表紙、3~12頁、17~18頁、27頁。日程、募集人員、出願書類、英語証明、試験会場、航空宇宙工学専攻の科目・英語評価・免除可能性・研究分野。

  • 大学院入試・工学府指導教員連絡方法

    九州大学工学部・大学院工学府|資料:2026年6月8日更新|確認:2026-09-04|参照箇所:2027年度一般選抜の募集要項・様式・変更案内、出願前に希望指導教員へ連絡して研究内容を相談する案内。

  • 令和9(2027)年度以降の工学府修士課程一般選抜の変更予告

    九州大学大学院工学府|資料:2026年3月24日|確認:2026-09-04|参照箇所:日本国内で受験したTOEIC Listening & Reading Testはデジタル公式認定証だけを有効とする変更。

  • 九州大学大学院工学府規則

    九州大学|資料:最終改正2024年3月29日|確認:2026-09-04|参照箇所:第6条、第7条、第12条、別表第1。授業・研究指導、修士課程の修了要件、航空宇宙工学専攻の区分別単位要件と科目表。

  • 工学府 航空宇宙工学専攻

    九州大学工学部・大学院工学府|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:教育目標、アドミッション・カリキュラム・ディプロマ各ポリシー、研究室と教育・研究分野。

  • 航空宇宙工学専攻 大学院入試・出題範囲・過去問題の入手方法

    九州大学大学院工学府航空宇宙工学専攻|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:2025年度実施試験の出題範囲・出題意図・口頭試問、2021~2024年8月実施問題の閲覧・貸出・郵送請求、著作権上の注意。

  • 航空宇宙工学専攻(大学院教育)

    九州大学大学院工学府航空宇宙工学専攻|資料:ページ更新日2021年3月31日|確認:2026-09-04|参照箇所:数学と力学の応用を重視する教育、熱・流体、構造、飛行力学・制御、宇宙システムの四領域と修士研究。

  • 航空宇宙工学専攻 時間割・シラバス

    九州大学大学院工学府航空宇宙工学専攻|資料:2025年度時間割を掲載|確認:2026-09-04|参照箇所:R7前期・後期修士課程時間割への導線。2025年度の開講実績であり、2027年度時間割ではない。

  • 航空宇宙工学部門 組織・教員

    九州大学大学院工学研究院航空宇宙工学部門|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:熱・流体、構造、飛行力学・制御、宇宙システムの分野別現職教員。坂東麻衣教授を掲載。