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第3章 4ページ調査票を研究計画へ変える

東京大学 大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻の院試対策講座から、公式様式の制約を守りつつ、問題意識を検証可能な研究質問・方法・概念図へ落とします。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月28日
公開本文
1,869
参照資料
13
01

調査票の4ページを正確に配分する

PDFの表示5ページと提出4ページの違いを最初に固定します。

大学公式の事実

大学公式:提出文書は全4ページ

大学公式・原著一次資料で直接確認できる内容です。

調査票PDFは指示ページを含めて表示上5ページですが、提出物は番号1~4の全4ページです。本文は10.5ポイント以上とされ、調査票は書類選考および口述の参考に使われます。

大学公式の事実

大学公式:1ページ目の役割

大学公式・原著一次資料で直接確認できる内容です。

提出1ページ目は、志望動機・将来展望をおおむね3分の1、これまでの主な活動をおおむね3分の2に分けます。公式様式は活動例として「研究、課外活動、起業等」を挙げ、自分の役割と活動内容を明確に書くよう求めています。

大学公式の事実

大学公式:2~3ページ目の研究計画

大学公式・原著一次資料で直接確認できる内容です。

2~3ページ目には、研究背景、問題、研究質問、方法、独創性・研究ギャップ、期待成果、参考文献を記します。

大学公式の事実

大学公式:4ページ目は概念図

大学公式・原著一次資料で直接確認できる内容です。

4ページ目は研究計画を示す概念図で、一枚のプレゼンテーション資料に相当する構成が求められています。

02

志望動機を経験談から研究課題へ変える

経験→観察→未解決問題→検証可能な問いの順で組み立てます。

本書の提案

本書の提案:経験は主張ではなく観察証拠として書く

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

「物流に関心がある」で終えず、「再配達削減施策を実装したが、削減率は地区で異なった」のように、自分が見た現象、担当、結果、未解決点を分けます。経験の大きさより、何を観察し何がまだ説明できないかが研究への橋になります。

本書の提案

本書の提案:研究質問を一文で検証可能にする

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

例として「需要予測を使うと物流が効率化するか」では広すぎます。「翌日需要予測に基づく配車が、固定配車と比べて走行距離と遅配率をどう変え、その効果は需要変動の大きい地区で異なるか」と、介入・比較・成果・異質性を置きます。

本書による説明

本書の説明:方法名より識別の筋道

複数の一次資料を本書が統合し、意味を変えずに平易化した説明です。

「差の差を使う」と書くだけでは、施策が結果を変えたと判断できません。導入地区と比較地区、導入前後、同時期の別施策、平行トレンドの妥当性、欠測を説明して初めて、方法と研究質問がつながります。

大学が公表していない情報

未公表:書類選考の項目別配点

2026年8月28日時点の公開一次資料では確認できない事項です。

調査票が書類選考と口述参考に使われることは公表されていますが、志望動機、活動、研究計画、概念図の項目別配点、通過最低点、評価ルーブリックは公表資料で確認できません。

03

研究計画の各部を一つの因果鎖にする

背景、ギャップ、問い、データ、方法、成果を接続します。

本書の提案

本書の提案:背景と問題を分ける

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

背景は「何が起きているか」を公的統計・先行研究で示す部分、問題は「既存知識だけでは何を判断できないか」を狭める部分です。背景の社会的重要性を長く書いても、未解決の判断が一文で言えなければ研究問題にはなりません。

本書の提案

本書の提案:データを名詞ではなく表にする

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

データ候補ごとに、観測単位、期間、件数、主要変数、取得方法、利用許諾、欠測、比較群を書きます。「企業データを使う」だけでは再現可能性も実現可能性も判断できません。取得未確定なら、代替の公開データとシミュレーション案も併記します。

本書の提案

本書の提案:独創性は『初めて』より差分で示す

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

先行研究Aは国単位、Bは企業単位、自分は事業所×日単位で運用制約を入れる、というように、対象・尺度・データ・方法・評価指標のどこを変えるかを書きます。文献を一件も比べずに「世界初」と断定しないでください。

本書による説明

本書の説明:期待成果は数字と意思決定の両方

複数の一次資料を本書が統合し、意味を変えずに平易化した説明です。

TMIの教育構造に照らすと、期待成果はモデル精度や推定係数だけでなく、その結果で企業・行政・利用者が何を変えられるかまで書くと、A・B・Cを接続できます。ただしこれは本書の構成案で、公式採点基準ではありません。

04

4ページ目の概念図を口述の地図にする

図だけを見ても研究の論理と不確実性が追える形にします。

本書の提案

本書の提案:五箱で図を作る

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

左から「現状と主体」「未解決問題」「研究質問」「データ・比較・方法」「成果と意思決定」の五箱を置き、矢印に因果・情報・評価の別を書きます。主要変数には単位を付け、仮説と観測事実は線種を変えます。

本書の提案

本書の提案:物流研究の概念図例

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

需要変動→固定配車の空車・遅配→予測連動配車、という流れに、地区×日の配送記録、導入前後と比較地区、走行km・遅配率・労働時間を接続します。最後に事業者の配車判断と労働・環境への含意を分けて置きます。

本書の提案

本書の提案:A4印刷で20秒テスト

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

A4等倍で印刷し、研究を知らない人に20秒だけ見せて「何を比べ、何を測る研究か」を答えてもらいます。答えが違えば、箱を増やす前に主語、比較、主要成果の文字を直します。

本書による推定

本書による推定:図は口述質問の索引になり得る

公開資料から本書が推定した見方であり、大学の公式見解・出題予告ではありません。

調査票が口述参考に使われ、4ページ目に概念図が指定されるため、図中の矢印や変数が質問の入口になる可能性があります。ただし、図から何問出すか、どの欄を重視するかは公表されていません。

05

生成AI利用を隠さず検証可能に記録する

公式要件と、本書が勧める作業ログを分けます。

大学公式の事実

大学公式:利用箇所と方法を具体的に記載

大学公式・原著一次資料で直接確認できる内容です。

2027年度調査票は、生成AIを利用した場合、どの箇所に、どのような方法で利用したかを具体的に記載するよう求めています。単に「AI使用」とだけ書くより具体的な開示が必要です。

大学が公表していない情報

未公表:許容範囲と評価方法

2026年8月28日時点の公開一次資料では確認できない事項です。

公開様式は利用箇所・方法の開示を求めますが、生成AIをどこまで使えば減点になるか、禁止される具体的操作、評価方法は確認した一次資料では示されていません。独自の禁止線を大学公式として作れません。

本書の提案

本書の提案:プロンプト・出力・修正・検証を残す

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

AIを使った日、目的、入力した情報、採用した出力、捨てた出力、自分が修正した点、一次資料で検証した点を表にしてください。引用・数値・文献は原典を開き、存在しない論文や誤ったDOIを残さないよう照合します。

本書の提案

本書の提案:開示文を作業内容に合わせる

大学の指定ではなく、公開資料に基づいて本書が提案する準備方法です。

例:「2ページ目の研究質問の候補出しに生成AIを用いた。候補5件から本人が1件を選び、用語・引用・数値を原著論文で確認し、文章は本人が再構成した」。実際に行った作業だけを書き、使っていない検証を記載しません。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。