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第3章 筆記と口述で何が問われるか

東京大学 大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 専門職学位課程(2年コース・1年コース)の院試対策講座から、科目名を並べるだけでなく、選択数、必須分野、学ぶ順番、非公表事項を分けます。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月26日
公開本文
1,006
参照資料
5
01

筆記は統計・専門・小論文の三部

専門は必須2問と選択4問で、合計6問に答えます。

大学公式の事実

大学公式の事実:筆記試験の構成

大学が公表した募集要項、規則、授業資料または教員資料に書かれた範囲です。

筆記試験は三つに分かれます。第一は統計学一般で、択一式20問です。第二は専門科目の論述で、疫学と予防医学の2問が必須です。さらに、医学統計、健康教育、精神保健、医療倫理、医事法、医療情報システム、健康医療政策の7分野から4問を選びます。専門科目では合計6問に答えることになります。第三は小論文です。

筆記合格者だけが口述試験へ進みます。募集要項は出題科目と問題数・選択数を示していますが、2027年度の問題本文は事前には公表されません。特定の教員の最近の論文がそのまま出る、といった予測は公式情報ではありません。

本書による説明

本書による説明:選択4分野は入学後の学びまで見て決める

複数の一次資料を比較し、受験生が判断できる形へ本書が整理した説明です。

選択4分野は、暗記しやすそうな名前だけで決めない方がよいです。入学後に扱いたい課題と、現在の実務を説明しやすい分野を組み合わせます。例えば保険者で事業評価をする人なら、医学統計、健康医療政策、医療情報システム、健康教育が自然です。病院の安全管理や患者説明に関わる人なら、医療倫理、医事法、医療コミュニケーションに近い論点も重要になります。

ただし、志望分野と同じ科目だけ勉強すればよいわけではありません。疫学と予防医学は全員必須で、統計20問もあります。最初に共通土台を作り、その後で選択4分野の答案練習へ進む方が、知識の重複を利用できます。

02

口述は志望理由と実行可能性をつなげる

公表された評価枠を越えて質問内容を断定しません。

大学公式の事実

大学公式の事実:口述までの選抜手順

大学が公表した募集要項、規則、授業資料または教員資料に書かれた範囲です。

大学は、出身校の学業成績、提出書類、筆記試験、口述試験の結果を総合して入学者を選びます。口述を受けられるのは筆記合格者です。1年コース志願者には実務経験と学習計画があり、2年コース志願者には2年間での学修や課題研究があるため、同じ志望理由でも説明すべき時間軸が違います。

公開資料には、口述の質問一覧、面接官数、採点表、一人当たりの時間はありません。過去の体験談を大学の公式評価基準として扱わず、自分の提出書類に書いた事実を一貫して説明できるようにします。

本書の提案

本書の提案:90秒の説明を四文で作る

大学が指定する答案や学習法ではなく、一次資料に基づく本書の提案です。

第一文で、解決したい集団の健康課題を一つに絞ります。第二文で、現在の職務で見た具体的な問題と、自分だけでは不足した方法を述べます。第三文で、東大SPHの科目群や教員分野のうち、必要な学びを名前で示します。第四文で、修了後に所属組織や社会で何を変えるかを示します。

「有名だから」「幅広く学びたい」だけでは、東大SPHでなければならない理由が見えません。逆に、実務課題を細かく語っても、疫学・統計・政策・倫理のどの方法を得たいかがなければ学習計画になりません。問題、方法、科目、修了後の役割を同じ線上に置きます。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。