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第4章 入学後に何を修めるのか――現行45単位とQE

筑波大学 グローバル教育院(2027年4月に学際創成学術院へ移行予定) ヒューマニクス学位プログラム(5年一貫制博士課程)の院試対策講座から、2026年度の現行制度で確認できる45単位、異分野科目、QE、博士論文審査、授与学位を具体的に読み、未公表の2027年度制度とは分けます。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月24日
公開本文
1,599
参照資料
8
01

2026年度の現行制度と授業科目

修了に必要な単位と審査、具体的な授業、研究成果、主メンターと学位の関係を確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:45単位、QE、博士論文審査、最終試験

2026年度の現行ヒューマニクス学位プログラムに適用される履修方法・修了要件です。

2026年度の履修要覧では、現行ヒューマニクス学位プログラムの修了には45単位以上が必要です。あわせて博士論文研究基礎力審査(QE)、博士論文の審査、最終試験に合格しなければなりません。45単位の内訳は、ヒューマニクス入門科目6~14単位、専門基礎科目7~15単位、ヒューマニクス専門科目の必修24単位などです。学部時代の専攻と異なる分野から、専門基礎科目を6単位以上履修することも求められます。教育上有益と認められた場合、他の学位プログラム、学群、大学院共通科目などを合計6単位まで修了単位へ含められます。

大学公式の事実

大学公式の事実:具体的な授業科目

2026年度の公式カリキュラムに掲載された科目、単位、授業概要の要約です。

科目単位内容
ヒューマニクス研究フォーラム1教員・研究者・行政・企業の講演、学生同士の研究計画とキャリアの討論
生命医科学基礎実習2プログラム教員の研究室で生命医科学の基本実験技術を学ぶ
理工情報学基礎実習2理工情報系研究室で基本技術と原理を学ぶ
Scientific Writing and Publishing1科学論文の執筆と出版の基礎
国際ラボローテーション5関心のある1~2研究室で4週間研究し、目的・手順・結果を議論する
インターンシップ5企業等の現場で研究・実務を経験する
生命医科学概論1真核細胞のセントラルドグマ、人の構造・機能・病態生理
理工情報学概論(基礎数学・アルゴリズム)1ヒューマニクスの技術、数理モデル、アルゴリズムの基礎
神経科学特論1原著論文を読み、分子・細胞・神経回路・行動を英語で議論する
サイバニクス2人・ロボット・情報系を、脳神経、AI、ロボット、倫理、経営まで含めて学ぶ
大学公式の事実

大学公式の事実:QE後の学位審査と研究成果

2026年度の現行制度とプログラム公式Q&Aに記載された研究成果・審査の条件です。

QEは、博士論文研究を進めるための基礎力を確認する審査です。現行の学位審査は、QE合格後、45単位以上を修得し、ポートフォリオ型の到達度が規定水準に達した人を対象に行われます。プログラムの公式Q&Aによれば、査読論文の「受理」自体は修了要件ではありません。ただし、原著論文1報相当、例えばプレプリントとして投稿できる量と質の成果が必要であり、その妥当性と意義が専門的に確認されます。

大学公式の事実

大学公式の事実:主メンターによって取得予定学位が異なる

現行メンター一覧に掲載された主メンターと取得予定学位の対応です。2027年度の確定対応ではありません。

授与される博士の種類は、研究指導を担当する主メンターによって異なります。現行メンター一覧には、博士(医学)、博士(理学)、博士(工学)などが示されています。例えば、柳沢正史教授や川口敦史教授を主メンターとする場合の取得予定学位は博士(医学)、鈴木健嗣教授や北原格教授では博士(工学)と掲載されています。二人のメンターを選ぶから二つの博士号を取得するという制度ではありません。

02

履修と研究を5年間の工程にする

入試、QEまで、博士論文という三段階へ研究計画を分けます。

本書の提案

本書の提案:入試・QE・博士論文の三段階に分ける

大学が指定する5年間の工程表ではなく、現行の科目とQEを研究計画へつなぐ本書の提案です。

志望教員を選ぶ前に、5年間の計画を「入試の研究計画」「QEまでに確立する方法」「博士論文としてまとめる成果」の三段階に分けてください。入試時点で博士論文全体を完成形にする必要はありませんが、最初の1~2年で何を学び、どの時点で研究方法の妥当性を示すかは説明できます。

例えば、医学側が睡眠覚醒機構、情報側が時系列解析の場合、1年目は神経科学とアルゴリズムの不足科目を履修し、既存データで分析法を再現します。QEまでに、新しい生体データの取得計画、主要評価項目、必要サンプル数、解析の再現性を示します。QE後は、新規データによる仮説検証と、別集団・別条件での再検証を博士論文の中心にします。このように書けば、科目履修と研究計画が別々の飾りになりません。

03

2027年度の新制度について断定できないこと

現行45単位・QEを参考情報として扱い、新プログラムの確定制度と混同しません。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:2027年度の履修・修了・学位

2027年度の新プログラムについて、2026年8月24日時点で公表されていない制度項目です。

45単位、科目名、QE、学位の扱いは、2026年度の現行プログラムで確認できる事実です。2027年度の新プログラムについて、確定した履修要覧、教育課程表、学位別の修了要件は2026年8月24日時点で公表されていません。新プログラムの授業や学位を現行制度と同じにするという公式資料も公表されていません。未公表の項目は、単位数、必修科目、QEの位置付け、授与学位、主メンターの要件です。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。