第3章 取得済み公式過去問と独自答案
名古屋大学 大学院工学研究科 情報・通信工学専攻の院試対策講座から、2026年度ラベルと2025年実施を区別し、公式問題の構造と本書独自演習を混ぜません。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月29日
- 公開本文
- 2,003字
- 参照資料
- 5件
公式過去問の年度・入手・口頭試問
公式PDFの取得状況と、年度ラベルの読み方を確認します。
大学公式の事実:問題と正解・解答例を取得済み
公式一覧、問題PDF、正解・解答例PDFの取得事実です。未取得ではありません。
工学研究科の公式過去問サイトは、情報・通信工学専攻の2026年度専門部門問題と正解・解答例を公開しています。本書は問題13頁、正解・解答例7頁を取得し、頁数・本文・SHA-256を照合しました。
大学公式の事実:2026年度ラベル、実施日は2025年8月20日
一覧の年度表示と問題PDF物理p.1の実施日を分けています。
過去問一覧は『2026年度』と表示しますが、問題表紙の専門部門実施日は2025年8月20日です。2026年度は入学年度のラベルであり、試験が2026年に行われたという意味ではありません。
大学公式の事実:過去問掲載の口頭試問
2026年度入試の公式過去問に付属する口頭試問案内です。2027年度の時間保証ではありません。
問題PDF物理p.13は、対応年度の口頭試問を2025年実施、対面、1人約5分とし、学修・研究の動機を尋ね、志望する専門に関する知識を問う場合があると記します。事前課題はありません。
大学が公表していない情報:2027年度の問別配点と口頭詳細
2026年度過去問の記載を2027年度へ移さないための公表境界です。
確認した2027年度資料には、専門6問の問別配点、部分点、採点基準、合格答案の最低水準、2027年度口頭試問の個人別時間・具体的質問は掲載されていません。
専門6問題の公式構造
問題文を転載せず、各問題の分野と出題意図を要約します。
大学公式の事実:問題1・電気回路
公式問題・正解解答例の論点要約で、問題文の再掲ではありません。
問題1はRL回路の過渡現象、Laplace変換、正弦波交流と複素インピーダンスを扱います。公式正解・解答例は、集中定数回路の過渡現象と複素インピーダンスの理解を出題意図として示します。
大学公式の事実:問題2・電気エネルギー
公式PDFの分野・意図を短く要約しています。
問題2は変圧器、電力系統、送電、安定度に関する設問です。公式資料は、変圧器を含む電力系統の基礎、送電特性と安定度を出題意図として示します。
大学公式の事実:問題3・電子回路
公式PDFの題材と出題意図の要約です。
問題3は変圧器結合を含むbipolar transistor増幅回路を扱い、公式資料はtransistor増幅回路の理解を出題意図に挙げます。
大学公式の事実:問題4・電子物性
公式問題・正解解答例から確認した分野だけを記載しています。
問題4はdiamond結晶構造、逆格子、回折条件に関わる設問です。公式資料もdiamond構造の理解を出題意図として示します。
大学公式の事実:問題5・論理回路
公式PDFの主要概念を要約し、回路図・設問文は転載していません。
問題5は組合せ回路と順序回路、Boolean式、minterm、NAND、D flip-flopを扱います。公式資料は2値論理、flip-flop、組合せ・順序回路の理解を出題意図として示します。
大学公式の事実:問題6・情報理論
公式PDFの構造・意図の要約で、数値や問題文は再掲していません。
問題6はMarkov情報源、entropy、二元通信路、Hamming符号に関わる設問です。公式資料はMarkov情報源、通信路、情報量・entropy等の理解を出題意図として示します。
本書独自演習1:RL直列回路
過渡現象を初期条件から解き、定常値で検算します。
本書による説明:時定数と初期・終値
公式範囲にある過渡現象を本書が基礎式へ展開しています。
抵抗Rとinductor Lの直列回路では、電流の変化速度をL、最終電流をRが決め、時定数はτ=L/Rです。理想inductorの電流は瞬時に跳ばないのでi(0+)=i(0−)、十分後は直流に対して短絡とみなしてi(∞)=V/Rとなります。
本書の提案:独自問題の読み方
大学公表の問題と混同しない独自演習です。
これは大学が公表した過去問ではなく、本書が公式範囲に合わせて作成した独自問題です。電源V、抵抗R、inductor Lを直列につなぎ、t=0でswitchを閉じ、初期電流0とします。求める量をi(t)、vL(t)、時定数とし、電圧の向きを回路図に書きます。
本書の提案:答案構造
本書独自問題の答案の組み立て方です。
KVLからL di/dt + Ri = Vを立て、初期条件i(0)=0を書きます。一般解、初期条件の代入、電流、inductor電圧の順に並べ、最後にt=0とt→∞の値を確認します。式の前に向きと条件を書くと符号の根拠が残ります。
本書の提案:独自解答例
公式解答ではなく、本書独自演習の解答例です。
微分方程式を解くとi(t)=V/R・(1−e^(−tR/L))です。したがってvL(t)=L di/dt=V e^(−tR/L)、時定数τ=L/Rとなります。i(0)=0、vL(0)=V、i(∞)=V/R、vL(∞)=0なので、初期・終値とも回路の物理像と一致します。
本書の提案:共通ミスの防止
本書独自問題で想定する自己点検項目です。採点基準ではありません。
指数の次元を確認し、eの指数が−t/τで無次元かを見ます。i(0)とi(∞)を逆にする、inductor電圧の向きを途中で変える、τをR/Lと書く、初期条件を書かない、の四点を提出前に照合します。
本書独自演習2:二元情報源のentropy
確率から情報量と平均情報量を順序立てて計算します。
本書による説明:自己情報量とentropy
公式範囲の情報量・entropyを本書が基礎定義へ展開しています。
起こりにくい事象ほど得たときの情報が大きい、という考えをI(x)=−log2 p(x)で表します。情報源entropy H(X)は、この自己情報量を確率で平均したH(X)=−Σp(x)log2 p(x)です。単位は底2ならbitです。
本書の提案:独自問題の読み方
大学公表の問題ではないことを本文に明示した独自演習です。
これは大学が公表した過去問ではなく、本書が作成した独自問題です。二元情報源Xが0を確率3/4、1を確率1/4で独立に出すとします。0と1の自己情報量、1記号あたりのentropy、1000記号で期待される情報量を求めます。
本書の提案:答案構造
本書独自問題の式の並べ方です。
最初にI(0)=−log2(3/4)、I(1)=−log2(1/4)と定義へ代入します。次にH(X)=3/4・I(0)+1/4・I(1)を作り、最後に1000H(X)とします。logの底とbitという単位を各段階で示します。
本書の提案:独自解答例
公式解答ではなく、本書独自演習の計算例です。
I(0)=log2(4/3)≈0.415 bit、I(1)=2 bitです。H(X)=3/4 log2(4/3)+1/4・2≈0.811 bit/記号となり、1000記号の期待情報量は約811 bitです。確率の和が1であること、稀な1の自己情報量が大きいことも結果と整合します。
本書の提案:共通ミスの防止
本書独自演習の自己点検で、大学の採点表ではありません。
logの底を書かない、符号の−を落とす、自己情報量と平均entropyを同じ値にする、1000記号を掛ける前後で単位を混ぜる、という誤りを避けます。計算後は0≤H(X)≤1 bit/記号に入るかを確認します。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 2027年度 名古屋大学大学院工学研究科博士前期課程学生募集要項
名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026年4月発行・2027年度入学|確認:2026-08-29|参照箇所:PDF全35物理頁。物理pp.2,6,12-26,28,33-34/紙面pp.2,8-22,24,29-30。募集人員33名、A/B、出願、英語、日程、科目、研究内容名10、修了要件
- 2027年度 電気工学・電子工学・情報・通信工学専攻を志望する諸君へ
名古屋大学大学院工学研究科 電気系3専攻|資料:PDFメタデータ作成日2026-06-02・2027年度入試|確認:2026-08-29|参照箇所:PDF全21物理頁。物理pp.1-4,18-21/同紙面頁。3専攻志望、研究室希望、英語期限、出題範囲、情報・通信工学専攻の受入予定9研究室
- 情報・通信工学専攻 公式過去問一覧・2026年度詳細
名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026年度入試として掲載・試験実施は2025年|確認:2026-08-29|参照箇所:専攻別一覧と2026年度詳細ページの問題・正解解答例リンク。年度ラベルと実施年を区別
- 2026年度 博士前期課程専門部門・口頭試問 公式問題
名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026年度入試・筆記実施2025-08-20|確認:2026-08-29|参照箇所:PDF全13物理頁。p.1表紙・選択規則、pp.2-12問題1-6、p.13口頭試問。本文取得済み、問題文は転載しない
- 2026年度 専門部門 公式正解・解答例
名古屋大学大学院工学研究科|資料:2026年度入試・対応試験は2025年実施|確認:2026-08-29|参照箇所:PDF全7物理頁。問題1-6の正解・解答例と出題意図。採点基準・配点・唯一解とは扱わない