第4章 過去問の非公開範囲と独自答案
東京大学 大学院経済学研究科 マネジメント専攻(経営学・数量ファイナンスコース)の院試対策講座から、問題群名だけで過去の設問を創作せず、経営学の独自練習を完全に分けます。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月24日
- 公開本文
- 1,353字
- 参照資料
- 5件
公式過去問について確認できたこと
販売案内とオンライン公開を区別します。
問題本文・大学の解答例・出題意図はオンライン非公開
東京大学の公開資料では確認できない項目です。
研究科公式サイトは過去の入試問題を文学部複写センターで取り扱うと案内していますが、経済学研究科修士の問題本文、実施日別・問題番号別一覧、大学公表の解答例、出題意図は掲載していません。2027年度募集要項から確認できるのは、経営学が問題群IIの4問から2問を選ぶことと問題群の名称までです。数量ファイナンスは専門筆記がありません。本書は未入手の問題を一問ずつ説明せず、作問者も推定しません。
正規入手後に区別する情報
引用した一次資料を受験者向けに整理した説明です。
問題集を正規に入手したら、実施年度、修士課程、一般入試、問題群II、経営1・2または財務・会計1・2、問題番号を表紙と本文で確認します。大学の解答例や出題意図が付いていなければ『大学公表』と表示せず、自分の解説と答案だけを別に作ります。問題文と教員の論文に似た語があっても、在籍時期、担当、別候補を調べずに作問者を断定しません。
独自練習:ハイブリッド勤務と組織成果
経営学問題群を想定した独自論述を、公式問題と混ぜずに解説します。
問題文の読み方
本書が作成した練習です。この問題は大学が公表した過去問ではありません。
独自問題:『ハイブリッド勤務の導入が組織の創造性を高めるという主張を検討し、因果の仕組み、反対に成果を下げる条件、検証方法を800字程度で論じなさい。』賛否を一つ選ぶだけではなく、創造性をどう定義するか、個人とチームのどちらを分析単位にするか、対面交流・集中作業・情報共有の経路を分ける必要があります。導入企業と未導入企業の単純比較に選択バイアスがある点も示します。この問題は大学が公表した過去問ではありません。
答案の組み立て
本書が作成した練習です。この問題は大学が公表した過去問ではありません。
第1段落で創造性とハイブリッド勤務を定義し、条件付きの結論を置きます。第2段落で自律性や集中時間が新規アイデアを増やす正の経路、第3段落で偶発的交流や暗黙知移転が減る負の経路を説明します。第4段落で職務の相互依存性、チームの新規性、管理方法を条件として整理します。第5段落で段階導入やチーム固定効果を使う検証、成果指標、限界を書きます。この問題は大学が公表した過去問ではありません。
具体的な解答例
本書が作成した練習です。この問題は大学が公表した過去問ではありません。
『ハイブリッド勤務は常に創造性を高めるのではなく、集中作業と協働の組合せを職務に合わせられる場合に効果を持つ。個人の創造性を新規かつ有用な提案数、チームの創造性を採用された新製品案などで測る。自宅作業は中断を減らし自律性を高める一方、対面頻度の低下は偶発的な情報交換と暗黙知の共有を弱める。特に新設チームや相互依存性の高い開発職では負の効果が大きい可能性がある。検証には部署ごとの段階導入を利用し、同一チームの導入前後を未導入チームと比較する。従業員の自己選択、退職、成果測定の遅れを併せて調べる。』この問題は大学が公表した過去問ではありません。
用語の説明
引用した一次資料を受験者向けに整理した説明です。
因果の仕組みは、制度が結果へ影響する途中の経路です。暗黙知は文章や手順書だけでは伝えにくく、共同作業や観察を通じて伝わる知識です。選択バイアスは、制度を選ぶ企業・従業員が元から異なるため、観察された差を制度効果と読めない問題です。分析単位は個人、チーム、部署、企業のどの水準で変数と因果を考えるかを表します。
失点しやすい書き方
本書が作成した練習です。この問題は大学が公表した過去問ではありません。
『柔軟な働き方は良い』という価値判断だけを書く、創造性を定義しない、個人生産性とチーム創造性を混ぜる、成功企業の事例一つで因果を断定する、負の経路を性格の問題だけにする、検証方法に比較群と時期を書かない、といった答案は弱くなります。結論を条件付きにし、反対の結果が出る仕組みを同じ精度で示します。この問題は大学が公表した過去問ではありません。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 大学院経済学研究科修士入試案内
東京大学|資料:2026-06-08更新|確認:2026-08-24|参照箇所:募集について、2027年度募集要項、過去の実施情報、事前連絡、受験上の配慮
- 令和9(2027)年度 東京大学大学院経済学研究科修士課程学生募集要項
東京大学|資料:2026-04|確認:2026-08-24|参照箇所:2~7頁:募集人員、選抜方法、日程、提出書類、検定料、併願、受験上の配慮
- 令和9(2027)年度 修士課程学生募集要項補足説明書
東京大学|資料:2026-04|確認:2026-08-24|参照箇所:1~7頁:コース区分、問題群、外部語学、GMAT、研究計画書、推薦書。8~11頁:開講科目・担当教員
- 稲水伸行 教員プロフィール
東京大学|資料:現行プロフィール(2026-08-24閲覧)|確認:2026-08-24|参照箇所:職名、経営科学・組織論、職場環境・情報技術・生産性研究
- マネジメント専攻 経営学コース
東京大学|資料:現行案内(2026-08-24閲覧)|確認:2026-08-24|参照箇所:概要、教育内容、所属教員