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出典付き・公開プレビュー

第1章 専攻名だけでは分からない、2027年度修士の募集範囲

東京大学 大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻(修士課程)の院試対策講座から、修士課程で実際に募集する分野、博士後期課程だけの健康科学分野、教育コース、学位と修了要件を区別します。

対象年度
2027年度
公式情報確認
2026年8月24日
公開本文
1,602
参照資料
9
01

講座の対象を一文で確定する

seed名と正式な入試単位を照合し、博士後期課程の制度を混ぜません。

大学公式の事実

大学公式の事実:対象は2027年度修士課程

募集要項・入学試験案内・規則等に明記された範囲です。

この公開章が扱うのは、東京大学大学院医学系研究科・健康科学・看護学専攻の令和9(2027)年度入学、修士課程です。専攻サイトは修士課程を「博士前期課程」とも表記し、標準修業年限は2年です。取得する学位は修士(保健学)です。

同じ専攻には博士後期課程もありますが、出願期間も選抜方法も別です。本章の2026年6月出願、8月筆記・口頭試問、25名という数字は修士課程のものです。博士後期課程の英語審査や2027年1月の口述日程は含みません。

本書による説明

本書による説明:『健康科学』という名前から募集分野を推測しない

複数の一次資料を受験生が比較しやすい形に言い換えた本書の説明です。

専攻名には「健康科学」が入りますが、2027年度修士課程入学試験案内に並ぶのは看護学系と二つの社会連携分野です。専攻サイトで「健康科学講座(パブリックヘルスプログラム)」として紹介される疫学・生物統計・精神保健等は、掲載上は博士後期課程です。修士課程の志望欄に、博士後期課程だけの分野名を書くことはできません。

この違いは、専攻名から作った一般説明では分かりません。受験生は「研究科名」「専攻名」「課程」「2027年度に受け入れる専攻分野」の四段階をそろえて、初めて自分が出願できる単位を確定できます。

02

13募集分野と、2027年度に募集しない分野

指導教員へ連絡する前に、分野名と募集有無を正確に確認します。

大学公式の事実

大学公式の事実:2027年度修士の募集分野

募集要項・入学試験案内・規則等に明記された範囲です。

2027年度に募集する分野は次の13です。

系統専攻分野
看護の組織・機能看護管理学、看護体系・機能学
地域・長期・緩和高齢者在宅長期ケア看護学、緩和ケア看護学、地域看護学・公衆衛生看護学、行政看護学
家族・精神・母子家族看護学、精神看護学、母性看護学・助産学
老年・創傷老年看護学、創傷看護学
社会連携ナーシングデータサイエンス、次世代創傷ケア開発学

放射線健康科学は同じ一覧にありますが、「2027年度は募集しません」と明記されています。募集しない分野を候補に残したまま研究計画書を作ることは避ける必要があります。

本書の提案

本書の提案:分野名を研究方法まで分解する

大学が指定する答案や手順ではなく、公開資料に基づく本書の提案です。

分野名が近くても、学生が行う研究は異なります。例えば、看護管理学なら組織・職場・政策・看護の質、創傷看護学なら創傷の発生機序・予測・治療支援技術、精神看護学ならリカバリー・ピアサポート・共同創造が中心候補です。

最初の教員連絡前に、①対象者、②解きたい問題、③取得するデータ、④分析方法、⑤臨床・政策・理論への戻し方を各一文で書いてください。「高齢者に関心がある」だけでは、高齢者在宅長期ケア看護学と老年看護学のどちらが合うか判断できません。訪問看護の質を記録・面接で調べるのか、皮膚・創傷の状態を生物学・工学的に測るのかまで書くと、分野の違いが見えます。

03

30単位、研究指導、修士論文までの仕組み

入学後の演習・実習が研究指導そのものである点を具体化します。

大学公式の事実

大学公式の事実:修了は30単位と学位論文審査

募集要項・入学試験案内・規則等に明記された範囲です。

修士課程の標準修業年限は2年、必要単位は30単位です。健康科学・看護学専攻では、指導教員が開講する演習Ⅰ4単位と実習Ⅰ4単位を2年間履修し、合計16単位を積み上げます。さらに4専攻分野から特論を8単位以上履修します。指導教員の指示があれば、国際保健学専攻の特論や公共健康医学専攻の講義を健康科学・看護学専攻の特論として扱える場合があります。残りの科目は、学部・他研究科科目も含め指導教員と相談して決めます。

単位取得だけで修了ではありません。修士論文と要旨を提出し、発表会で発表して学位論文審査に合格する必要があります。つまり研究指導は、月に一度助言を受ける付加的な活動ではなく、2年間の演習・実習16単位と論文審査に結び付く教育の中心です。

大学公式の事実

大学公式の事実:保健師・助産師教育コースは別の履修負担がある

募集要項・入学試験案内・規則等に明記された範囲です。

保健師教育コースと助産師教育コースは、専攻分野とは別に選ぶ教育コースです。日本の看護師免許取得者または取得見込者が対象で、両コースを同時に志望できません。大学院入試に加えて教育コースの別途選抜があり、受入上限は保健師10名、助産師5名程度です。

修士課程30単位に加え、保健師教育コースは指定必修23単位と選択8単位の計31単位以上、助産師教育コースは指定必修25単位と選択6単位の計31単位以上を取得して、各国家試験受験資格につなげます。「修士30単位の中に資格科目がすべて含まれる」と考えると履修量を大きく誤ります。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。