院院試クラウド
出典付き・公開プレビュー

第6章 公式過去問の境界を守り、独自問題で量子力学を確かめる

九州大学 大学院工学府 量子物理工学専攻の院試対策講座から、過去問の年度・時間・選択構造と利用条件を確認し、二準位系の独自演習へ進みます。

01

第6章 公式過去問の境界を守り、独自問題で量子力学を確かめる

問題本文を転載せず、公式過去問と本書独自問題を明示的に分けます。

大学公式の事実

大学公式の事実:専攻は令和8・7・6年度の四科目の過去問題を公開している

公式過去問の公開年度・科目と利用条件を示しました。

専攻の入試ページは、令和8年度、令和7年度、令和6年度について、数学、英語、専門科目、小論文の公式PDFを公開しています。同ページは、個人学習以外での使用、営利目的の利用、複製、変更、貸与、転載を禁じています。著作権部分がWebで非公開の場合は、専攻事務室で閲覧できると案内しています。

大学公式の事実

大学公式の事実:令和8年度数学は90分・100点で、必答一題と選択一題である

令和8年度公式PDFの表紙情報だけを年度付きで示しました。

令和8年度数学PDFは、2025年8月19日の試験時間を9時00分から10時30分、問題1を必答、問題2・3から一題を選択、配点を必答60点・選択40点の計100点と示します。

大学公式の事実

大学公式の事実:令和8年度専門科目は135分・150点で、八分野から三題を選ぶ

過年度公式PDFの時間・選択数と2027年度の分野変更を区別しました。

令和8年度専門科目PDFは、2025年8月19日の試験時間を14時30分から16時45分、八分野から三題を選択、各50点・計150点と示します。第八分野は、当時の表記で原子物理学です。

大学公式の事実

大学公式の事実:令和8年度小論文は45分・50点の一題である

令和8年度公式PDFの表紙と形式を著作権上の境界を保って示しました。

令和8年度小論文PDFは、2025年8月19日の試験時間を13時15分から14時00分、一題・50点と示します。

大学公式の事実

大学公式の事実:令和8年度の専攻独自英語は60分・50点で、二題とも必答だった

令和8年度公式PDFの試験日、時間、問題数、配点、非公開範囲を示しました。

令和8年度英語PDFは、2025年8月19日の試験時間を11時00分から12時00分、問題1・2をともに解答し、合計50点と示します。Web公開PDFでは、著作権対象の問題本文は非公開です。

本書の提案

本書の提案:次の二準位系は大学が公表した過去問ではなく、本書の独自問題である

大学公式過去問と混同しないよう、独自問題であることを明記しました。

基底|1〉、|2〉でハミルトニアンH=[[0, Δ],[Δ, 0]]、Δ>0とする。固有値と規格化固有状態を求め、時刻0に|1〉だった系が時刻tに|2〉で見つかる確率を求めよ。この問題は大学が公表した過去問ではなく、本書が線形代数と量子力学の接点を確かめるために作成した独自問題です。

本書の提案

本書の提案:固有値方程式から対称・反対称状態を得る

独自問題の固有値・固有状態と初期状態の分解を示しました。

det(H−EI)=E²−Δ²=0より固有値はE+=Δ、E−=−Δです。対応する規格化固有状態は|+〉=(|1〉+|2〉)/√2、|−〉=(|1〉−|2〉)/√2です。初期状態は|1〉=(|+〉+|−〉)/√2と分解できます。行列の固有値と、状態の規格化を別々に確認します。

本書の提案

本書の提案:遷移確率はsin²(Δt/ℏ)となる

独自問題の時間発展、振幅、確率、簡単な検算を示しました。

時間発展後は|ψ(t)〉={exp(−iΔt/ℏ)|+〉+exp(iΔt/ℏ)|−〉}/√2です。|2〉への振幅は−i sin(Δt/ℏ)なので、確率はP2(t)=sin²(Δt/ℏ)です。t=0で0、t=πℏ/(2Δ)で1となり、確率が0から1の範囲にあるため、初期条件と上限の点検も通ります。

本書による説明

本書による説明:ハミルトニアン、固有状態、振幅、確率を区別する

公式の数学・専門科目に関係する基礎用語を説明しました。

ハミルトニアンは系のエネルギーと時間発展を決める演算子、固有状態は測定時に対応する固有値を得る状態、振幅は複素数、確率は振幅の絶対値二乗です。振幅そのものを確率と書くと、負や複素数になり得ます。これは公式科目である線形代数・量子力学を理解するための基礎用語整理です。

本書の提案

本書の提案:符号、規格化、位相、絶対値二乗、次元を順に点検する

独自問題に対する誤りと自己点検順を示しました。

よくある誤りは、固有値を±Δ²とする、1/√2を落とす、時間発展因子の符号をそろえて振動を消す、振幅を二乗するだけで複素共役を取らない、Δt/ℏに単位が残ることです。最後にP2(0)=0と0≤P2≤1を確認すれば、式の誤りを早く見つけられます。

本書の提案

本書の提案:次回選抜まで12週間以上ある場合は、数学、専門三分野、英語・小論文、総合演習に分ける

公式科目と過去問公開範囲を基にした本書の学習案です。

次回選抜まで12週間以上ある場合、第1~3週は線形代数・微積分・微分方程式と選択数学、第4~7週は選んだ専門三分野、第8~9週は学内英語と外部スコアの手続、第10週は小論文、第11~12週は公式過去問を利用条件に従って時間内に解く案を示します。残り期間と到達度に応じて配分を変える本書の標準案です。

サイト運用上の事実

サイト運用上の事実:購入後もサイト全文は開放せず、完成版PDFをメール送付する

購入前の公開範囲と、購入後のPDFメール納品を明示しています。

購入前に閲覧できるのは、この公開プレビューに表示された範囲です。購入後もサイト上の有料全文は開放しません。決済確認後、原則2日程度で、完成版PDFを購入時に指定したメールアドレスへ送付します。届かない場合は迷惑メールフォルダと受信拒否設定を確認し、受付番号・購入時のメールアドレス・対象講座名を添えて「運営・お問い合わせ」の窓口へ連絡してください。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 令和9(2027)年度 九州大学大学院工学府修士課程 学生募集要項

    九州大学大学院工学府|資料:2026年5月掲載|確認:2026-09-04|参照箇所:表紙、3~12頁、18~19頁、24~25頁、27頁。日程、募集人員、英語証明、量子物理工学専攻の数学・英語・専門科目・小論文・研究分野。

  • 工学府 量子物理工学専攻

    九州大学工学部・大学院工学府・大学院工学研究院|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:専攻概要、教育目標、専攻ポリシー、量子論を基礎にエネルギー・環境問題を扱う教育と四つの教育・研究分野。

  • 量子物理工学専攻 教育

    九州大学工学部量子物理工学科・大学院工学府量子物理工学専攻|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:大学院教育、原子核・量子線工学、核エネルギーシステム学、エネルギー物質科学、応用物理学の教育・研究内容。

  • 量子物理工学専攻 入試・進学・過去問題

    九州大学工学部量子物理工学科・大学院工学府量子物理工学専攻|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:令和8・7・6年度の数学、英語、専門科目、小論文PDFへの導線と、個人利用以外・複製・改変・貸与・転載等を制限する利用条件。

  • 令和8年度 量子物理工学専攻 数学 過去問題

    九州大学大学院工学府量子物理工学専攻|資料:2025年8月19日実施|確認:2026-09-04|参照箇所:試験時間9時00分~10時30分、問題1必答、問題2・3から一題選択、合計100点。問題本文は本書へ転載しない。

  • 令和8年度 量子物理工学専攻 専門科目 過去問題

    九州大学大学院工学府量子物理工学専攻|資料:2025年8月19日実施|確認:2026-09-04|参照箇所:試験時間14時30分~16時45分、八分野から三題選択、各50点・合計150点。問題本文は本書へ転載しない。

  • 令和8年度 量子物理工学専攻 小論文 過去問題

    九州大学大学院工学府量子物理工学専攻|資料:2025年8月19日実施|確認:2026-09-04|参照箇所:試験時間13時15分~14時00分、一題・50点。問題本文は本書へ転載しない。

  • 令和8年度 量子物理工学専攻 英語 過去問題

    九州大学大学院工学府量子物理工学専攻|資料:2025年8月19日実施|確認:2026-09-04|参照箇所:試験時間11時00分~12時00分、二題必答・合計50点。Web公開PDFでは著作権対象の問題本文を非公開としている。