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第3章 量子物理工学の教育と修了要件

九州大学 大学院工学府 量子物理工学専攻の院試対策講座から、専攻の教育目標、四分野、履修区分、修了要件、学位を確認します。

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第3章 量子物理工学の教育と修了要件

量子論そのものだけでなく、エネルギー・環境・材料・計測への工学応用を扱う専攻です。

大学公式の事実

大学公式の事実:量子論を基礎にエネルギー・環境問題を微視的・巨視的に扱う

専攻概要と教育目標を平易に要約しました。

専攻案内は、原子・電子・原子核などの振る舞いを扱う量子論を基礎に、エネルギーと環境の課題を工学的に扱うと説明しています。微視的な現象と材料・装置・システムの巨視的特性を結ぶ学理を追究し、複数分野を統合できる技術者・研究者の育成を掲げます。

大学公式の事実

大学公式の事実:教育・研究は四分野で構成される

専攻ページの四分野と募集要項の細分化された研究領域を区別しました。

公式ページが掲げる四分野は、原子核・量子線工学、核エネルギーシステム学、エネルギー物質科学、応用物理学です。募集要項の研究分野欄には、各分野の下に加速器、放射線計測、原子力安全、材料、物性、量子情報など、より細かな研究テーマが並びます。

大学公式の事実

大学公式の事実:高等専門科目には量子、原子炉、計測、計算を扱う科目が並ぶ

現行規則の高等専門科目から、対象と方法の異なる科目を正式名称で例示しました。

工学府規則の科目表は、高等専門科目として、素粒子原子核概論、放射線情報分析学、原子炉システム工学Ⅰ・Ⅱ、量子物理学、中性子工学基礎実験、放射線数値シミュレーション、量子コンピューティング論などを掲げています。

大学公式の事実

大学公式の事実:先端科目は原子核反応、医学物理、核融合、材料物性へ広がる

現行規則の先端科目を正式名称で例示しました。

同じ科目表は、先端科目として、原子核反応論、量子線医学物理学Ⅰ・Ⅱ、核融合プラズマ科学、原子炉物理学特論および実験、核燃料サイクル工学、量子線材料物性学などを掲げています。

本書による説明

本書による説明:四分野は対象、エネルギー変換、材料、物性・計測という入口で区別できる

公式の四分野と研究テーマ群を初学者向けに整理しました。

原子核・量子線工学は放射線や粒子ビームの発生・計測・利用、核エネルギーシステム学は原子炉・核融合・安全・熱流動、エネルギー物質科学は機能材料・照射効果・廃棄物処理、応用物理学は物性、非線形現象、量子情報などを扱います。これは公式記載を理解するための本書の整理で、研究室配属の分類表ではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実:修士課程は原則2年以上・30単位以上・研究指導・論文審査・最終試験を要する

現行工学府規則第12条の共通要件と例外を示しました。

工学府規則では、修士課程に原則2年以上在学し、30単位以上を修得し、必要な研究指導を受け、修士論文審査と最終試験に合格することが修了要件です。総長が優れた業績を認めた場合の在学期間例外はありますが、すべての学生が一年で修了できる制度ではありません。

大学公式の事実

大学公式の事実:量子物理工学専攻には科目区分ごとの最低単位がある

量子物理工学専攻の区分別最低値と総単位数を分けました。

別表では、高等専門科目6単位以上、先端科目6単位以上、能力開発特別科目・関連授業科目から合計8単位以上、異分野科目4単位以上を求めます。異分野科目では量子物理工学A・Bを除きます。これらの区分別最低単位に加え、全体30単位以上も満たす必要があります。

大学公式の事実

大学公式の事実:他学府科目などは最大4単位まで異分野科目に数えられる

異分野科目への算入上限を示しました。

工学府規則の別表は、大学院基幹教育科目や他学府の授業科目を、合計4単位まで異分野科目として認定できるとしています。認定には、所属専攻の履修指導と現行規則が適用されます。

大学公式の事実

大学公式の事実:工学府の修士学位名称は修士(工学)である

学位規則に基づいて学位名称を示しました。

九州大学学位規則の別表第2は、工学府の修士の学位名称を修士(工学)と定めています。専攻名が量子物理工学であっても、学位名称を修士(量子物理学)とはしません。工学府規則と学位規則はいずれも2024年3月29日最終改正の版を確認しています。

大学が公表していない情報

大学が公表していない情報:2027年度の全科目時間割・担当者・研究室別定員は公開資料では確認できない

制度上の教育課程と将来年度の実施情報を区別しました。

現行規則や専攻ページから科目群と研究分野は確認できますが、2027年度に実際に開講する全科目、曜日・時限、担当教員、各研究室の受入人数は確認できません。

REFERENCES

この章で確認した一次資料

公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。

  • 令和9(2027)年度 九州大学大学院工学府修士課程 学生募集要項

    九州大学大学院工学府|資料:2026年5月掲載|確認:2026-09-04|参照箇所:表紙、3~12頁、18~19頁、24~25頁、27頁。日程、募集人員、英語証明、量子物理工学専攻の数学・英語・専門科目・小論文・研究分野。

  • 九州大学大学院工学府規則

    九州大学|資料:最終改正2024年3月29日|確認:2026-09-04|参照箇所:第6条、第7条、第12条、別表第1。授業・研究指導、修了要件、量子物理工学専攻の区分別単位要件と科目表。

  • 九州大学学位規則

    九州大学|資料:最終改正2024年3月29日|確認:2026-09-04|参照箇所:別表第2。工学府の修士の学位名称は修士(工学)。

  • 工学府 量子物理工学専攻

    九州大学工学部・大学院工学府・大学院工学研究院|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:専攻概要、教育目標、専攻ポリシー、量子論を基礎にエネルギー・環境問題を扱う教育と四つの教育・研究分野。

  • 量子物理工学専攻 教育

    九州大学工学部量子物理工学科・大学院工学府量子物理工学専攻|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:大学院教育、原子核・量子線工学、核エネルギーシステム学、エネルギー物質科学、応用物理学の教育・研究内容。

  • 量子物理工学専攻 研究者紹介

    九州大学工学部量子物理工学科・大学院工学府量子物理工学専攻|資料:2026年9月4日確認|確認:2026-09-04|参照箇所:四研究分野の教員一覧。原子核・量子線工学分野に渡辺賢一教授を掲載。

  • 研究者詳細 渡辺 賢一

    九州大学|資料:ページ更新日2026年8月25日|確認:2026-09-04|参照箇所:工学研究院エネルギー量子工学部門教授、工学府量子物理工学専攻併任、放射線利用・計測・検出器、TlBr半導体研究。