第2章 一般筆記と特別口述の二経路を分ける
東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 修士課程の院試対策講座から、出願期間、配点、書類、数学・専門・面接の時間を同じ時系列で示します。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月26日
- 公開本文
- 2,721字
- 参照資料
- 7件
募集人数と一般筆記の全日程
八月末から九月初めの試験を時刻まで確定します。
大学公式の事実:2027年度の日程と募集人員
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。
募集人員は52名です。オンライン出願期間は2026年5月29日から6月4日15時まで、検定料は30,000円です。一般筆記では、8月31日13時から15時30分に数学、9月1日13時から14時に機械工学第1部、15時から16時30分に第2部を行います。筆記合格者は9月4日12時30分に工学部2号館221号室へ集合し、13時から面接を受けます。合格者発表は9月10日16時ごろです。
数学は6問から3問を選び、日本語と英語の問題冊子が用意されます。第1部は主に熱力学と流体力学、第2部は主に材料力学、機械力学、制御、設計、生産を扱います。面接では希望研究分野、研究内容、希望教員などが問われます。
大学公式の事実:TOEFLの提出
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。
外国語はTOEFL iBTまたはHome EditionのTest Date Scoresを使い、MyBest Scoresは使いません。一般筆記を受ける志願者の大学到着期限は2026年8月6日です。特別口述を希望する場合は6月4日までの到着が必要です。大学は一般筆記の志願者にも6月4日までの送付を推奨しています。大学コードは8596、部局コードは99です。
Test Taker Score Reportの提出、受験予約番号と試験日の登録、ETSから大学への送付を別々に行います。スコア票を出願画面へ載せただけで、大学への公式送付を済ませたことにはなりません。
特別口述は希望すれば筆記免除になる制度ではない
書類選考、七月の口述、九月の面接を分けます。
大学公式の事実:特別口述の選考手順
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。
特別口述は、機械工学専攻を強く志望し、学業成績や研究実績が特に優れた志願者が任意で希望できる制度です。出願書類を使う選考が6月下旬にあり、選ばれた人だけが7月にオンライン口述を受けます。さらに選抜された人は数学と専門筆記が免除され、受入教員が決まります。ただし、9月4日の対面面接は受ける必要があります。
書類選考または7月の口述で選ばれなかった人は、一般筆記へ自動的に移ります。特別口述の不選抜は、一般筆記の不合格を意味しません。両方に備えるため、六月の書類作成中も数学と四力学の勉強を止めない日程が必要です。
大学が公表していない情報:特別口述の人数・配点・質問時間
2026年8月26日時点で該当する公開一次資料に記載がないため、数値や条件を推測で補っていません。
2027年度に特別口述の書類選考を通る人数、7月口述の所要時間、配点、評価項目ごとの重み、筆記免除になる人数は公表されていません。「成績上位何%なら通る」「論文が一本あれば選ばれる」といった基準も示されていません。本書は、非公開の足切り値や合格率を作りません。
公開されているのは、希望できる人物像、提出書類、選考時期、不選抜後に一般筆記へ移ること、最終の対面面接が残ることです。自分で制御できるのは、成績と研究を説明する書類の質、希望教員との研究適合、一般筆記の準備です。
特別口述のA・B・C様式と最大十名の教員希望
全志願者の共通書類と、特別口述希望者だけの追加書類を分けます。
大学公式の事実:共通書類と特別口述の追加書類
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。
全志願者に共通する中心書類は、オンライン入学願書、顔写真、検定料、卒業・卒業見込証明書、成績証明書、安全保障輸出管理に関する確認書です。1~3年次の成績、4年次の修得単位を示す資料、6月4日までに到着するTOEFL、所定のA・B・C様式は、特別口述を希望する志願者が追加で提出します。B様式には希望教員を最大10名まで記します。
特別口述のC様式はA4横で、表紙を含め4頁以内です。表紙の後に、研究計画、卒業論文または相当研究の進捗と計画、学修内容と自己評価を各1頁にまとめます。一般筆記の志願者には、受験票と一緒に別の希望調査票が送られ、案内の指示に従って後日提出します。
大学公式の事実:選抜経路で異なる希望教員の提出
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。
受入可能教員表には、教員ごとに役職、本務先と分野、担当科目、部屋、連絡先が示されています。最大10名という上限は、特別口述希望者が提出するB様式の条件です。一般筆記の志願者は、受験票と一緒に届く別の希望調査票を提出しますが、公開資料ではその用紙の希望人数上限を確認できません。
第1希望への配属は一般に保証されず、特別口述で最終的に選抜された場合は受入教員が決まります。2027年度案内で事前訪問と指導許可を必須としているのは博士後期課程の志願者で、修士志願者全員に希望教員の事前承諾書や一律の事前連絡を求める記載はありません。専攻入試ページは大学院主任の問い合わせ先を掲載しています。
前年実績と五時間の筆記を具体的な行動へ変える
募集人員と合格者数を混同せず、数学、第1部、第2部を別に練習します。
大学公式の事実:2026年度は161名が志願し95名が合格
大学が公表した募集要項、規則、教育資料、教員資料または入試問題に書かれた範囲です。
工学系研究科が公表した2026年度入学試験結果では、機械工学専攻修士課程の募集人員は52名、志願者は161名、合格者は95名でした。東京大学出身者は志願73名・合格63名、他大学出身者は志願88名・合格32名です。括弧内には外国人留学生が示され、結果には外国人留学生特別選考も含まれます。
募集人員52名より合格者95名が多く、募集人員は単純な合格者上限ではありません。公表表は一般筆記と特別口述の内訳、数学の選択問題、専門第1部・第2部の得点、希望教員別の配属を示していません。
本書による説明:前年の単純合格割合は選抜経路を分けていない
複数の一次資料を比べ、受験生が制度と研究内容を一緒に読める形へ本書が整理した説明です。
161名に対する95名という単純な割合は約59.0%です。しかし、一般筆記、特別口述、外国人留学生特別選考が一つの表に含まれます。試験を全て受けた人数、筆記合格者数、面接後の合格者数、配属可能な教員数の分布も公表されていません。東京大学出身と他大学出身の数字だけを比較しても、選抜経路や希望研究室が同じとは限りません。
この結果から言えるのは、募集人員だけで倍率を計算できないことと、多数の志願者がいることまでです。自分の準備では、公表された試験時間、出題分野、提出様式、希望教員数を使います。非公表の内部基準を想像する時間を、過去問の答案化と研究説明の改善へ回します。
本書の提案:数学は六問を三段階で選び、三問を完答する
大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書の提案です。
数学の150分は、最初の15分で六問全ての分野と小問を読みます。各問に「完答できる」「前半は取れる」「方針がない」の印を付け、完答候補二問と、途中点を積み上げられる一問を選びます。残り135分を40分、40分、40分、見直し15分に配ります。選択後も、最初の一問で計算が止まったら、前提式と変数の定義を残して次へ移ります。
練習では、微分方程式、線形代数、確率・統計、ベクトル解析など分野別の正答率だけでなく、一問にかかった時間と、どの行で止まったかを記録します。英語問題冊子を使う可能性がある人は、固有値、境界条件、期待値、勾配等の用語を英語でも読めるようにします。
本書の提案:第1部と第2部は異なる時間感覚で解く
大学が指定した答案や唯一の準備法ではなく、公開された一次資料に基づく本書の提案です。
第1部は60分で、主に熱力学と流体力学です。最初の5分で選択条件と全小問を読み、支配式、系の境界、符号規約を欄外に書きます。熱では状態量と過程、流体では検査体積と保存則を先に決めます。第2部は90分で、材料力学、機械力学、制御、設計・生産が中心です。問題ごとに必要な図、自由物体図、ブロック線図、工程の因果関係を先に描きます。
両方に共通するのは、公式名だけを書くのではなく、どの仮定で使えるかを示すことです。定常か非定常か、線形か非線形か、微小変形か、摩擦を無視するかを答案に残します。最後の10分で、単位、正負、選択問題番号、未回答小問を確かめます。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 令和9(2027)年度 東京大学大学院工学系研究科 修士課程学生募集要項
東京大学|資料:2026-04-03|確認:2026-08-26|参照箇所:1~12頁
- 令和9(2027)年度 機械工学専攻 修士課程入学試験案内
東京大学|資料:2026-04-03|確認:2026-08-26|参照箇所:1~6頁
- 令和9(2027)年度 TOEFLスコア提出方法
東京大学|資料:2026-07-28|確認:2026-08-26|参照箇所:1~2頁
- 2027年度 機械工学専攻修士課程学生受入可能教員
東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻|資料:2026-04|確認:2026-08-26|参照箇所:全3頁、通し番号1~40の教員・五分類・担当科目・連絡先
- 機械工学専攻 入試情報
東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻|資料:2026-08-26時点|確認:2026-08-26|参照箇所:2027年度案内、過去問、出題意図
- 2026年度 機械工学専攻 専門科目第1部
東京大学|資料:2025-08-26実施|確認:2026-08-26|参照箇所:表紙、問題1 II
- 2026年度 工学系研究科入学試験結果
東京大学|資料:2026年度|確認:2026-08-26|参照箇所:修士課程・機械工学専攻の志願者と合格者