第6章 公式過去問と独立解答例
東北大学 大学院工学研究科 応用化学専攻の院試対策講座から、2025年8月実施の令和8年度問題を一例だけ精読し、大学公式問題と本書の解答を明確に分けます。
- 対象年度
- 2027年度
- 公式情報確認
- 2026年8月28日
- 公開本文
- 1,901字
- 参照資料
- 12件
公式過去問の範囲と年度
過年度の日付を2027年度日程へ転用せず、問題PDF本体を確認します。
過去3年分の掲載
区分:大学公式の事実。記載した範囲を、表示した東北大学の一次資料で確認しています。
化学・バイオ系公式ページは、確認時点で2025年8月実施、2024年8月実施、2023年8月実施の基礎・専門問題を掲載しています。これは各過去問の実施年です。
令和8年度専門の試験条件
区分:大学公式の事実。記載した範囲を、表示した東北大学の一次資料で確認しています。
令和8年度入学用の専門問題冊子は、2025年8月26・27日実施分です。問題冊子は試験時間を9時00分から12時00分とし、14題から2分野以上にまたがる4題を選ぶよう指示しています。
代表問題:N2とO2の磁性
区分:大学公式の事実。記載した範囲を、表示した東北大学の一次資料で確認しています。
令和8年度専門科目1「結合・構造論」の問1(2)は、N2が反磁性、O2が常磁性を示す理由を、分子軌道の電子配置を使って説明することを求めています。
公式解答と採点情報
区分:大学が公表していない情報。確認した一次資料の範囲では数値や条件を特定できません。
この問題について、大学公式の模範解答、採点基準、配点、部分点、問題固有の出題意図は、確認した過去問ページと問題PDFには掲載されていません。
代表例として読む理由
区分:本書による説明。複数の一次資料を突き合わせ、意味が変わらない範囲で平易に整理しています。
この設問は、物質名を暗記するだけでなく、電子配置から不対電子の有無を判断し、目に見える磁性へ結び付ける説明を要求します。結合・構造論の学習手順を示す例として使えます。
設問の読み取り
何を図示し、何を文章で結論づけるかを先に固定します。
要求を二つに分ける
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
本書の読み取りでは、第一にN2とO2の分子軌道電子配置を示し、第二に各配置の不対電子の有無から反磁性・常磁性を説明します。これは大学の模範解答ではなく、本書の答案設計です。
価電子数を最初に数える
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
N2は価電子10個、O2は価電子12個として出発し、結合性軌道と反結合性軌道へ順に配置します。原子の電子配置をそのまま二つ並べず、分子全体の軌道へ移すことが要点です。
用語:不対電子と磁性
区分:本書による説明。複数の一次資料を突き合わせ、意味が変わらない範囲で平易に整理しています。
不対電子とは、同じ軌道内で逆向きスピンの相手と対を作っていない電子です。不対電子がある分子は外部磁場に引かれる常磁性、全電子が対を作る分子は反磁性として整理できます。
本書による独立解答
結論だけでなく、電子配置から磁性へ至る論理を短く再現します。
答案の骨格
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
本書は、①価電子数、②分子軌道への配置、③不対電子の数、④磁性の結論、の四段で答案を書くことを提案します。各段を一文または一図にすると、結論までの飛躍を防げます。
独立解答例
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
結合軸をz軸とし、1s内殻を省いた価電子だけの表記では、N2は(σ2s)^2(σ2s)^2(π2p_x)^2(π2p_y)^2(σ2p_z)^2です。全ての電子が対になり、不対電子がないため反磁性を示します。O2は(σ2s)^2(σ2s)^2(σ2p_z)^2(π2p_x)^2(π2p_y)^2(π2p_x)^1(π2p_y)^1です。縮退した二つのπ反結合性軌道に不対電子が1個ずつ残るため常磁性を示します。これは本書の独立解答で、大学公式解答ではありません。
軌道図で示す部分
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
軌道図でも結合軸をz軸とし、1s内殻を省いた価電子配置だと明記します。N2ではσ2sも2電子で占有されることを落とさず、全占有軌道の電子対を矢印で示します。O2では二つのπ2p軌道を同じ高さに描き、Hund則に従って各軌道へ平行スピンの電子を一つずつ置きます。
よくある誤り
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
結合次数だけで磁性を決める、原子軌道と分子軌道を混同する、O2の二つのπ反結合性軌道へ最初から電子対を置く、常磁性と反磁性の結論だけを書く、という誤りを避けます。
30秒の自己採点
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
解答後に、価電子数が合うか、縮退軌道を同じ高さに描いたか、Hund則に沿うか、不対電子数と磁性の語が一致するか、の四点を30秒で確認する手順を提案します。
過去問から未来を断定しない
一問の学習効果を残しつつ、2027年度の出題予測とは分離します。
再出題の有無
区分:大学が公表していない情報。確認した一次資料の範囲では数値や条件を特定できません。
N2・O2の磁性、同じ分子、同じ問い方が2027年度に再び出題されるかは、大学から公表されていません。過去問の掲載は将来の出題保証ではありません。
別物質へ移す練習
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
本書は、NO、NO+、CN−など価電子数の異なる二原子分子へ同じ四段手順を適用し、電子を一つ増減したときの結合次数と不対電子数の変化を説明する練習を提案します。
固体・錯体へつなぐ
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
同じ問題の別小問には遷移金属イオンやNiOの磁性もあります。分子軌道の不対電子から出発し、結晶場、スピン状態、隣接イオン間相互作用へ語彙を広げる学習を提案します。
出願・受験直前の再確認
公式日程、提出物、筆記、研究説明の四系統を最後に統合します。
研究説明は90秒と30秒
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
本書は、研究背景・未解決点・自分が測る量・判断基準を90秒で説明する版と、対象・方法・目的だけを30秒で話す版を作ることを提案します。質問に応じて長さを変えられます。
筆記と志望研究を一語で結ぶ
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
触媒なら選択性、高分子薄膜なら界面、発光材料なら励起状態という中心語を一つ選び、基礎科目の定義、専門問題の計算、志望研究の測定へ同じ語をつなぐ方法を提案します。
英語証明の最終確認
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
出願時は試験名、Test Date、2年以内か、TOEFLのTest Dateスコアか、国内TOEICのデジタル公式認定証かを一項目ずつ確認する方法を提案します。
日付を四列で確認する
区分:本書の提案。大学の指定や合格保証ではなく、受験準備を具体化するための方法です。
出願または受験直前は、出願締切、スコア・証明書、基礎・専門・面接、合格発表を四列に分け、各日付の根拠が2027年度募集要項かを確認する方法を提案します。過去問の日付を混ぜないためです。
このガイドの提供範囲
大学の入試制度ではなく、このガイドの閲覧・購入後提供に関する運用を明示します。
閲覧と購入後の受け取り
区分:本書の提案。大学の制度ではなく、本書の販売・提供方法に関する案内です。
公開サイトで閲覧できるのは、このプレビュー範囲までです。購入後もウェブ上で本文全編を表示せず、購入時に登録されたメールアドレスへPDFファイルを送ります。
この章で確認した一次資料
公開本文の作成にあたり、以下の資料を確認しました。入試条件は変更されるため、出願時は必ず大学の最新情報と照合してください。
- 令和9(2027)年度 博士課程前期2年の課程学生募集要項〔一般選抜〕
東北大学大学院工学研究科|資料:2026-04|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF物理頁4・7~10・16。募集人員、出願、書類、検定料、日程、化学・バイオ系の試験表
- 博士課程前期2年の課程
東北大学工学研究科・工学部|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:2027年4月入学の案内、専攻別入口、事前相談の目的
- 大学院入試における英語外部試験の利用について
東北大学工学研究科・工学部|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:TOEFL iBT・TOEIC L&R、2年以内、認めない試験形態、スコア提出方法
- 応用化学専攻
東北大学大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:専攻の教育研究目的、3講座、研究分野・研究室一覧
- 過去の大学院入試問題
東北大学大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:令和8~6年度の基礎・専門問題への公式リンクと選択条件。問題PDF本体は別出典
- 令和8年度 専門科目問題冊子
東北大学大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系|資料:2025-08-26・27実施分|確認:2026-08-28|参照箇所:全42物理頁の表紙・注意事項。9時00分~12時00分、14題から2分野以上にまたがる4題選択
- 令和8年度 専門科目1 無機・物理化学分野 結合・構造論
東北大学大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系|資料:2025-08-26・27実施分|確認:2026-08-28|参照箇所:全1物理頁。問1の分子磁性・遷移金属・NiO、問2の固体熱伝導
- 2026年度 工学研究科大学院学生便覧
東北大学工学研究科・工学部|資料:2026年度|確認:2026-08-28|参照箇所:PDF物理頁112・114~115・317~318。応用化学の単位、セミナー、修士研修A~D、科目概要、カリキュラムマップ
- Molecular Physical Chemistry
東北大学 QuickSyllabus|資料:2026年度|確認:2026-08-28|参照箇所:TM40000000、2単位、浅井圭介・藤本裕、光と物質の相互作用、光学・光遷移・励起状態
- エネルギー資源化学分野
東北大学 応用化学専攻|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:冨重研究室。バイオマス、メタン、二酸化炭素の固体触媒変換
- 機能高分子化学分野
東北大学 応用化学専攻|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:三ツ石研究室。高分子のボトムアップ集積、薄膜、無機材料とのハイブリッド
- 量子物理化学分野
東北大学 応用化学専攻|資料:2026-08-28確認時点現行|確認:2026-08-28|参照箇所:浅井研究室。放射線計測材料、シンチレータ、線量計測・画像化、励起・捕獲機構